浪人生にアルバイトをおすすめしない3つの理由

浪人 バイト おすすめ しない

予備校に通って浪人生活を送っている方も、予備校に通わず浪人生活を送っている宅浪の方も、時にはアルバイトをしたくなる時があるでしょう。

高校の同級生たちが大学や企業に就職して立派に励んでいるのに、浪人生活をしている自分は勉強しかすることが出来ない。

むしろ、勉強以外のことをしていると罪悪感を感じてしまう。

どこか社会から隔離されているような、孤独を感じることも浪人生活では多いです。

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ひたすら一人で問題集と格闘する毎日。

宅浪ではなくても、”ひたすら予備校と家を往復する生活を変えたい!!”

はたまた、”ずっと家に引きこもっているから、バイトでもして気分を変えたい。”

と思ってしまうのも無理はないことです。

 

いくら浪人生として毎日勉強しているといっても、アルバイトや仕事をしていなければ、世間一般的には「ニート」にカテゴライズされます。

毎日努力しているのに、社会から隔離されたような満たされない毎日。

勉強自体の辛さよりも、こちらの方が精神的に辛いことだってあります。

アルバイトをすることで、社会に貢献している実感を得たくなることもあるでしょう。

しかしその誘惑に負けてアルバイトを始めてしまうと、浪人生活の最大の目標である”第一志望大学の合格”が遠のいてしまいます。

アルバイトしたいと考えている浪人生たちは、ぜひともこの記事を一読してください。

 

 

浪人生がアルバイトを始める目的

まずは、浪人生がアルバイトを始めようとする理由をいくつか紹介します。

 

金銭目的

この理由でアルバイトをする方が一番多いのではないでしょうか。

予備校の費用も、大学の授業料も非常に高額ですから、

「予備校に通っているから、少しでもお金を稼がなければならない。」

「大学の学費を払うために、今からアルバイトをしておきたい。」

などなど、勉強をするためにお金を稼ぎたいという方は多いでしょう。

また、”息抜きで遊ぶためにお金が必要”だという方もいるでしょう。

 

気分転換のため

自宅浪人をしている方は勿論のこと、予備校に通いながら浪人生活をしている方も毎日勉強漬けの毎日です。

家や予備校での代わり映えのしない毎日。

予備校内外でお互いに切磋琢磨し合える友人や浪人友達がいれば、多少は気分を変えやすいでしょう。

しかし、退屈な勉強漬けの日々が続くと多くの人は変化を求めるようになります。

そして、そこで選択肢として頭に浮かぶのがアルバイトです。

「周りから勉強を強制されているように感じて毎日が辛い。でもアルバイトなら人と関わることで気分転換ができるだろうし、お金ももらえて一石二鳥だ。」

こう考えてアルバイトを始めようとする方も多いはずです。

 

所属欲求のため

「大学生やサラリーマンになった同級生たちは、立派にアルバイトや仕事で頑張っているのに、どうして私は勉強しているだけなんだ。」

「孤独に机にかじりつくだけじゃなくて、なにか社会に貢献できるようなことをしたい。」

気持ちはとても分かります。

そもそも、人間は”集団に属したいという欲求”を抱えています。

「マズローの欲求5段階説」を紹介しながら説明してみます。

有名な説なのでご存知の方も多いでしょうが、少し見ていきましょう。

ずばり、以下の図です。

 

マズローの五大欲求

それぞれの欲求を簡単に説明すると以下のようになります。

 

  • 自己実現の欲求:創作活動や自身の成長を図りたいという欲求
  • 承認欲求:集団で認められ、尊敬されたいという欲求
  • 所属欲求:他人と関わり、集団に属していたいという欲求
  • 安全欲求:安全に生活できる環境を求める欲求
  • 生存欲求:生命維持を求める本能的な欲求

 

図の中で下にある欲求ほど優先度が高いとされています。

安全な環境(安全欲求)よりも、まずは生きること(生存欲求)の方が重要。

集団で尊敬される(承認欲求)よりも、まずは集団に属すること(所属欲求)の方が重要。

当然ですね。

 

話を戻すと、

人間は基本的に”集団に属したいという欲求”を持っており、”浪人生”という身分を気にして、集団から隔離された状態を辛いと感じてしまうことがあるということです。

これは人間の基本的な欲求ですから仕方が無いです。

高校卒業まではみんな等しく、小学校、中学校、(高校)と、”学校”という集団に”学生”という身分で属しています。

しかし、大学に進学せずに高校を卒業すると、常に所属していたはずの”学校”という集団から抜けてしまいます。

常に所属していたはずの集団から抜けたあなたは、孤独とともに自身のアイデンティティを失ってしまったかのような喪失感を感じてしまうこともあるでしょう。

そこに勉強すること自体のストレスも加わると、ますます”集団に所属したいという欲求”が高まり、結果として、その欲求がアルバイトに向いてしまうことも考えられます。

 

自尊心のため

前述しましたが、浪人生は世間的に「ニート」として扱われます。

これは確かに辛いです。

しかしこれは、浪人生として受験勉強に励むために受け入れなければならない事実でもあります。

ですが、これを”受け入れたくない”という一部の浪人生たちはアルバイトを始めようとします。

アルバイトをしていれば、「ニート」ではなく、仕事をしている「フリーター」という身分になれますからね。

アルバイトをすることで自尊心を保ち、

 

●「俺も仕事をしているんだ」

●「勉強だけしているほかの浪人生たちとは違うんだ」

 

というような、空っぽの安心感を得ようとしてしまいがちです。

以上のような理由で、浪人生でありながらアルバイトを始めようとする方たちはたくさんいます。

たしかに、アルバイトを始めたくなる気持ちはとても分かります。

しかしそれでも、私はアルバイトをおすすめしません。

以下にその理由を述べているので見ていきましょう。

 

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浪人生にアルバイトをおすすめできない3つの理由

上では「浪人生がアルバイトを始めようとする理由」について書きました。

しかしここでは、「浪人生にアルバイトをおすすめできない3つの理由」について説明していきます。

 

理由1:時間を失う

まず、アルバイトをすることで、受験勉強に費やせるはずの時間を失ってしまうことになります。

「浪人生がアルバイトをするべきではない理由」として、これがもっとも大きいです。

アルバイトは基本的に多くの時間を消費してしまいます。

よくあるアルバイトの場合、たいていは週3日以上の勤務、少なくとも毎回3~7時間はシフトに入って欲しいと言われるでしょう。

この場合でも、毎週9~21時間をアルバイトに割くことになります。

 

受験生にとって「時間」は命です。

 

志望先の大学のレベルにもよりますが、毎日普通に勉強している方で7時間ぐらい、熱心に勉強している方で14時間ぐらいを受験勉強に費やしているでしょう。

しかし、たとえばアルバイトを7時間勤務で週3回した場合、一週間で21時間。

つまり毎日3時間をアルバイトに費やしているということになります。

そしてこれが積み重なると、一年間で1000時間以上を失ってしまう計算になります。

難関資格と言われている「日商簿記一級」の取得に必要な目安時間が800時間であることを考えると、毎日3時間分の時間的ロスはかなり痛いです。

さらに、アルバイトをすることで時間以外にも失うものがあります。

 

理由2:体力と気力の消費

アルバイトで消費するのは時間だけではありません。

体力や気力(やる気)も消費します。

ご存知の通り、受験勉強には長時間勉強に集中する体力問題に取り組むやる気など、時間以外にも必要なものはたくさんあります。

しかし、アルバイトでは勤務先での人間関係の悩み肉体的な疲労などが必ず出てきます。

そしてそれは受験勉強にも支障をきたすことになるでしょう。

 

●「アルバイト終わりに勉強するつもりだったけど、疲れてるし明日にしよう。」

●「アルバイト先であった嫌な出来事のせいで勉強が手につかない。」

●「今日は夜遅くまで勉強したいけど、次の日のアルバイトに備えて早く寝ないといけない。」

 

などなど、考え出したらキリがありません。

アルバイトで失うのは時間だけではないということをくれぐれも忘れないでください。

 

理由3:保護者の立場

浪人生は大学受験のために保護者から面倒を見てもらっている立場です。

多くの保護者の方は、子供に受験勉強に全力を注いで欲しいと考えているでしょう。

そんな保護者の目から見ると、子供が受験勉強ではなくアルバイトに力を注いでいる様子は良いようには映らないはずです。

それだけでなく、アルバイトのせいで受験勉強がおろそかになるのではないかと心配にもなるはずです。

アルバイトよりも受験勉強に一身に取り組む姿を見せる方が、保護者の方を安心させることが出来るのではないでしょうか。

 

やはり浪人生たちはアルバイトをしないほうが良い

以上の3つの理由から、私は浪人生はアルバイトをしないほうが良いと思っています。

受験勉強だけの毎日を過ごしていると、何か他のことをしたくなる気持ちが湧くのはとても分かります。

しかし、本当に貴重な勉強時間を犠牲にしてまでアルバイトをする必要があるのか考えてみてください。

もしかすると、アルバイトをしながらでも十分勉強に力を発揮できるという方もいるかもしれません。

いや、必ずいるでしょう。

しかし人間は、そんなストイックな方々ばかりではありません。

アルバイトは浪人生たちに必要なものを、本当にたくさん奪っていきます。

浪人生活中、社会から隔離されているような虚しさを感じたり、勉強以外のことに手を出したいと考えることもあるでしょう。

しかしそれらに耐えて受験勉強に力を集中させることが、第一志望合格というゴールに近づく最短手段です。

あなたを応援する家族や友人、その他の人々のためにも受験勉強を頑張ってください。

 

それでもアルバイトがしたいなら

上記を読んで、それでももう孤独に耐えられない!!

やっぱりアルバイトをしたい!!

という方は、せめて週一回のアルバイトを選びましょう。

週一回となると、アルバイトの種類の幅がかなり狭まりますが、無いことは無いです。

特に浪人生であれば、家庭教師のアルバイトなど良いのではないでしょうか。

勉強を教えることを通じて、生徒から学ぶことも多いですし、自分も頑張ろうという気持ちにもなります。

そのほかにも、短期派遣のお仕事でイベント運営業務に関わるのも良い気分転換になるのではないでしょうか。

大切なのは、アルバイトが受験勉強の妨げになることを防ぐということです。

自分に必要なことは何かを考え、第一志望の大学を目指して頑張ってください。

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