BF大学とは?『Fランク』の意味を分かりやすく解説します

BF大学とは?『Fランク』の意味を分かりやすく解説します

高校の進路指導室の壁に、各大学のランクや偏差値を書いた一覧表が張られているのを見たことがありますか?

あの表の中に、日本の全部の大学が書かれているわけではありません。

定員に対して受験者数が少なく、偏差値を出すことが困難な大学は表の中に記載されていません。

それが、今回紹介するBF大学です。

※「BF」は”ボーダーフリー”の略であり、『Fランク大学』と呼ばれることもあります。

BF大学とはどのような大学なのでしょうか。元予備校講師が解説します。

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元予備校講師の営業マン

高校の非常勤講師、学習塾・予備校の講師の経験を活かして大学受験に関する記事を執筆しています。専門は社会科。推薦入試・公募面接・小論文対策の指導経験有り。

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1.BF(Fランク)って何?

「ボーダーフリー大学(Fランク大学)」とは、一般的に「受験者数が少なく、偏差値を割り出すことが困難な大学」という意味で使われます。

この定義を用いているのは大手予備校の河合塾ですから、河合塾主催の『全統模試』などで見られる表現だといってもよいでしょう。

一方、ベネッセや駿台では「ボーダーフリー」という表現は見られず、河合塾でボーダーフリーとされている大学も偏差値を出していることが多いです。

そして、ボーダーフリーとされた大学の一部には志願者が定員を割り込んでいる大学もあり、それらの大学を「全入大学」と呼ぶことがあります。

今回は、ボーダーフリーとされる大学と全入大学をほぼ同じ意味として話を進めます。

 

2.ボーダーフリー大学の学生の質

「偏差値が低い学生」とは、単純に言うと学力が受験者平均を下回っている学生だと言えます。

大学受験の段階で、学力が追い付いていないという言い方をしてもよいでしょう。

私見ですが、そういった学生に共通する特徴があります。

それは、準備と決断が遅いということです。

 

大学受験は1年かけて行う、場合によっては複数年かけて行う大勝負です。

にもかかわらず、かつての高校入試のように「夏休み以降から頑張って何とかしよう」とし、結果間に合わずに選択肢が無くなり、結局ボーダーフリーの大学に入らざる負えなくなる。

こうした学生を、現役生・予備校生を問わず多く見てきました。

そしてボーダーフリー大学に限らず、偏差値が低めの大学に入る場合は、やはり学内の周囲の学生も「ゆるい」ことが多いです。

ボーダーフリー大学に入学を考えているのであれば、そのことは頭の片隅に置いておかねばなりません。

 

3.狙い目のボーダーフリー大学とは

ボーダーフリー大学を検討・比較する際に重要な基準は、自分自身が大学に進学する目的に合致しているかどうかです。

例えば、教員になりたいと考えた時、東大であろうが地方国公立であろうが、そしてボーダーフリーとされている大学であろうが、教員免許状の価値は変わりません。

教員採用試験を受験し、それに合格することができれば出身大学は問われないのです。

これは、公務員試験や看護師などの医療系の国家試験も同様です。

 

特に、医療系で問われるのは志の高さや医療従事者としての適性なので、高学歴であることは絶対の条件ではありません。

自分が目指す将来に近づくために役立つ大学ならば、たとえボーダーフリーに属する大学であっても問題はないのです。

逆に言えば、特別な資格も取れず、自分の将来像にも結び付かない大学であるなら、どんなに偏差値が高い大学でも入る意味はなくなるのです。

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結局、就職活動などで問われるのは、過去の受験実績よりも「在学中に何をしたか」ということが多いです。

ただ、同レベルの学生同士ならば、企業は高学歴の学生を採用することが多いかもしれません。

なぜなら、

「少なくとも、高学歴の学生は大学受験で偏差値が高い大学に入る努力をした」

とみなされるからです。

自分が何のために大学に入りたいのかを考え、それに適した大学を選択しましょう。

 

4.辞めたほうがいいボーダーフリー大学のポイント

大学の空気を感じたいなら、大学に2回行くことをおすすめします。

■ 1回目:オープンキャンパス

■ 2回目:何も行われていない通常時の大学

1回目はオープンキャンパスに行き、大学内をあちこち歩き周り、スタッフに分からないことを質問しましょう。

大学側や案内役の大学生スタッフたちが、大学の施設や大学生活の様子について親切に教えてくれるはずです。

ちなみに、このオープンキャンパスのスタッフは希望制のことが多く、たいてい春に大学内で募集があります。

 

そして2回目は、何もイベントが行われていない通常時の大学に行ってみましょう。

やはり、オープンキャンパスは”魅せるため”のイベントですから、普段の大学生活をイメージしにくいことが多々あります。

もし普段の大学生活の様子をイメージしたなら、通常時の大学、特に食堂などの比較的部外者でも入りやすいところに行ってみるとよいでしょう。

そうすると、その大学の「素」が見えます。

 

この時に、

「なんだか雰囲気が暗い」と感じる大学

「自分と相性が悪そうな学生が多い」大学

は避けたほうがいいでしょう。

意外と、大学によって特色があります。

大学の雰囲気に自分がなじめるかどうか、実際に感じるのは大事です。

実際、ある生徒が2度大学に行ってみたところ、通常時の大学のだらけきった様子が嫌になり、頑張ってより偏差値の高い大学を目指したこともありました。

4年間も通う場所ですから、しっかり見極めましょう。

 

まとめ

「結局は本人次第。偏差値が高い大学と低い大学なら高いほうがいい。」

そう言われる理由はたくさんありますが、強いてあげるなら周囲の環境の差でしょう。

私の私見ですが、やはり偏差値が上位の大学ほど目標を高く持って頑張ろうとする学生の割合は高いです。

私が担当してきた生徒たちからも、「周囲が頑張っていると自分も頑張れる」という話もよく聞きました。

 

別の言い方をすれば、流されやすい人はボーダーフリー大学に向かないと思います。

ボーダーフリーとされる大学に行っても、そこから努力して夢をかなえた学生もいます。

教員・看護師・大手とはいえないまでも中堅上位企業就職。

そういった学生に共通しているのは、周りに流されず自分磨きを忘れなかったことです。

強い意志があれば、どんな大学でも芽は出ます。

自信がないなら、周囲の雰囲気の助けを借りやすい上位大学を目指しましょう。

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この記事を書いた人

元予備校講師の営業マン
元予備校講師の営業マン
高校の非常勤講師、学習塾・予備校の講師の経験を活かして大学受験に関する記事を執筆しています。専門は社会科。推薦入試・公募面接・小論文対策の指導経験有り。