GPAとは?平均・計算方法・上げるメリットを解説します!

GPAとは?平均・計算方法・上げるメリットを解説します!

大学の成績は、「優」「良」「可」「不可」など大まかに表されることが多いですね。

しかし、近年、欧米で多くの大学が取り入れている「GPA」という成績評価が、日本でも注目されています。

文部科学省の調査によると、GPAを導入している大学は634大学にも及びます。

これは、全体の83%にも及ぶ数字です。

今回は、成績評価方法のスタンダードになっているGPAについて、分かりやすく丁寧に解説していきます。

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GPAとは何か

GPAとは、Grade Point Averageの略です。

学生の成績評価値、または成績評価の方法のことを指しています。

かつて、大学の評価は「優」「良」「可」「不可」など、大まかな判定が示されるのみでしたが、

GPAは、「優」「良」「可」「不可」などの評価を数値化したものだと考えると分かりやすいでしょう。

大学の成績は、テストの点数や出席点、レポートの点数などを合計し、100点満点で決定されます。

あくまで例えですが、基本的なイメージとして以下のように対応します。

GP (評点)標語素点
4.0A+ (優上)90~100点
3.0A (優)      80~89点  
2.0B (良)      70~79点  
1.0C (可)      60~69点  
0.0D (不可)     0~59点       
評点無しE (無効)   無効(未受験など)

 

GPで表す意味・メリット

大学ごとのGPと標語の対応表

GP4.34.03.02.01.00.0
大阪大学 
京都大学A+ABCDF
東北大学 AAABCD
法政大学 A+ABCD
早稲田大学 A+ABCF/G

多くの大学は、東北大学や法政大学のように0.0~4.0までの5段階でGPを評価しています。

しかし、中には京都大学のように6段階で評価する大学もあります。

そして、ご覧の通り、GPAの一番のメリットは、

大学・学部ごとに微妙に異なる成績評価基準を評点(GP)で統一できることにあるのです。

 

例えば、大阪大学のA評価と京都大学のB評価は、同じ評点(GP3.0)です。

しかし、これでは、それぞれの大学の学生の成績を比較しにくいですよね。

こんな時に、A評価、B評価と表すのではなく、GP3.0と表せば簡単に比較できるわけです。

成績は評点(GP)によって数値化され、第三者が見ても分かりやすい形になるのです。

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GPAの計算方法

GPAは、以下のような計算方法で導きます。

GPAは、【 GP】×【取得単位数】の合計/【成績を認定された科目数】で計算できます。

具体例

例えば、1年間の成績が以下のような学生A君がいたとします。

  • A+評価:6単位
  • A評価:10単位
  • B評価:16単位
  • C評価:8単位
  • D評価:5単位
  • 無効評価:3単位

すると、学生A君の1年間のGPの合計はこのように計算されます。

GP 単位数 合計GP
4.0 (A+) ×6単位24
3.0 (A) ×10単位30
2.0 (B) ×16単位32
1.0 (C) × 8単位8.0
0.0 (D) ×5単位0.0
無効(E) 3単位  
  45単位+3単位(無効) 95

これを計算式に当てはめると、このようになります。

GPA計算の具体例(4×6単位)+(3×10単位)+(2×16単位)+(1×8単位)+(0×5単位)/6単位+10単位+16単位+8単位+5単位=2.11

結果、学生A君のこの年度のGPAは、2.11だと分かりました。

 

E評価(無効)は、GPAの計算に入らない

E評価(無効)は、テストを受けなかったり、採点不能であったときの評価です。

つまり、

「履修登録はしているものの、科目を履修していない・単位は無効」

という状況になるのです。

そして、E評価(無効)はGPAの計算には入りません。

 単位GPGPAの計算
A+評価(優上) 認定4.0入る
A評価(優) 認定3.0入る
B評価(良) 認定2.0入る
C評価(可) 認定1.0入る
D評価(不可)×0.0入る
E評価(無効)×無効入らない

このため、高得点を取る自信が無い科目の期末テストでは、

D評価(不可)でGPAを下げるぐらいなら、テストに出ず、E評価(無効)を取ってGPAを下げない方を取る

という作戦を立てることもできるのです。

【関連】大学の単位の仕組みを分かりやすく徹底解説します!

 

GPAの平均・印象

GPAの平均は、大学や学部によって異なります。

ですので、GPAの平均について確かなことは言えません。

しかし、個人的な感覚で言えば、40人が履修している授業では、GPAはだいたいこの図のように分かれるイメージです。

GPAの平均のイメージ

GPAの印象

◆ 3.4~4.0:かなり凄い。授業に毎回出席してテスト勉強もしっかりしている。

◆ 2.8~3.4:優秀。しっかり勉強しているor 凄く要領が良い。

◆ 2.0~2.8:平均的。しかし、気を抜けば簡単にGPAが下がる。

◆ 1.4~2.0:まあまあヤバイ。もう少し真面目に授業に出よう。

◆ 0.0~1.4:かなりヤバイ。留年一歩手前。とにかく授業に出よう。

※ あくまで、上記の例に当てはめた場合

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GPAが重要になる場面・メリット

GPAの高さがもっとも影響するのは、学内で何らかの選考が行われるときです。

例えば、海外留学で行きたい国に複数の希望者が応募した場合、成績が優秀な方、GPAが高い方が学内選考で有利になります。

また、GPAが高いと経済的な恩恵を受けられる機会も増えます。

学内の奨学金や授業料免除の選考でも、GPAは評価材料になるのです。

GPAが低くなることで、奨学金を途中で打ち切られることすらあります。

 

さらに、主に3年次に多いのですが、ゼミや研究室を決定するときの成績資料としてGPAは重要な意味を持ちます。

研究室やゼミには定員がありますので、GPA上位者が選考で有利なのは当然のことです。

特に、東京大学は進学選択制度(進フリ)がありますから、1年次のGPAがとても重要になります。

そして、大学院の入試でもGPAは評価されます。

大学院への進学を考えている方は、特にGPAを気にして大学生活を送りましょう。

 

GPAは就活で評価されるのか?

就職活動に関しては、GPAを評価する企業と評価しない企業があります。

そして、一般的には、GPAは就職活動において重要度は高くないとされています。

学生のGPAが分かる「成績証明書」の提出を求めない企業も多いですので、そもそも企業側が学生のGPAを知る資料が無いのです。

就職活動の際に、成績証明書を求められない企業では、GPAはまず選考に関係ないと考えていいです。

 

しかし、GPAをチェックする企業はあります。

基本的には、「学生が大学を卒業できそうか否か」を判断するために、成績証明書の提出を求める企業が多いですが、

「成績証明書」の提出を求める企業では、GPAは一応チェックされていると考えるべきです。

GPAの数値が、採否を決めるほどの影響力があるとは思えませんが、わざわざ成績証明書を提出させる以上、選考基準の一つにはなる可能性はあるのです。

 

ですが、これは考えてみれば当然のことです。

立場を変え、採用する企業の目線で考えてみると、たった数回の面接で学生の人柄や能力の全てを理解することは困難です。

採用担当者としては、GPAのように数値化された指標はとても便利なものです。

採用担当者が、採用した学生と採用理由についてを上司に説明する際にも、GPAという数値であれば説明材料として使いやすいでしょう。

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また、GPAと就職活動の関連でよく指摘されるのが、

外資系企業はGPAを重視する

という点です。

GPAは、そもそも欧米の大学で使われている指標です。

外資系企業にとっては、GPAはなじみ深く分かりやすい数値なのは間違いないでしょう。

表立っては公表しないでしょうが、

GPAが一定の基準以下の学生は、最初から選考対象から外す

ということを行う企業があってもおかしくはありません。

 

さいごに

GPAの元となる大学の成績評価の基準は、各大学によって異なっています。

GPAは、異なる大学の学生の成績を比較しやすくなるのは確かですが、あくまで比較する際に役立つだけです。

同じ大学・同じ学部での成績比較には役立ちますが、他大学・他学部の学生と成績を比較する際には気を付けましょう。

 

GPAは、大学での皆さん方の頑張りを数値化したものです。

単位さえとっていればいい

という感覚でギリギリの成績で単位を取得すると、GP1.0やGP2.0の単位ばかりが増え、結果としてGPAが低くなってしまいます。

GPAが高くて困ることはありませんから、出来るだけ高いGPAを維持できるよう頑張ってください。

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元予備校講師の営業マン

高校の非常勤講師、学習塾・予備校の講師の経験を活かして大学受験に関する記事を執筆しています。専門は社会科。推薦入試・公募面接・小論文対策の指導経験有り。

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