大学生活の始まりとも言える入学式。
この晴れの舞台を楽しみにしている新入生たちもたくさんいると思います。
しかし、大学の入学式だからと言って何か特別な事は期待できませんし、人によっては退屈な時間を過ごすことになってしまうでしょう。
そこで、大学の入学式に出席しない場合のメリットとデメリットについてまとめてみました。
大学の入学式に出席しようか悩んでいるという方は参考にしてみてください。
大学の入学式について
入学式の主な流れ
- 開式の辞
- 国歌斉唱
- 学長挨拶
- 来賓挨拶
- 入学生宣誓
- 校歌斉唱
- 閉式の辞
※もちろん大学によって異なります。
大学の入学式は、新入生の入学を許可する式典です。
高校までの入学式と比較しても、式の流れに大きな違いはありません。
高校の入学式との主な違いは、式典自体が基本的に自由参加であるということぐらいです。
近年ではインターネットで式典の様子をライブ中継する大学も増えていますから、事情により入学式会場まで行くことが出来ない学生は、自分の大学が入学式の様子をネット中継する予定がないか公式HPで確認してみましょう。
大学の入学式に出席しない新入生も割といる
多くの方が人生で一度しか参加する機会が無い大学の入学式。
しかし、式の内容自体は高校までの入学式と大きく変わらず、退屈に感じてしまう学生もたくさんいるでしょう。
出席も自由ですし、「入学式に行くべきなのか」「行かなくてもいいのか」、迷っている新入生の方もたくさんいるはずです。
先に結論を言っておくと、私は「大学の入学式は行くべきだけど、行きたくないなら行かなくてもいい」と思っています。
どっち付かずです。すいません笑
そもそも入学式に出席しないことで単位が落ちることはあり得ないですし、式自体は基本的に話を聞くだけで面白さは期待できません。
ですから、入学式に行かなかったとしても特に不利益を被ることは無いんですよね。
私の知人の中でも、「大学の入学式に行かなかった」という人はたくさんいます。
特に「行くのがだるかった。」という理由の人ばかりです。
そして、そんな友人たちが大学の入学式に行かなかったことを後悔しているかというと、そうでもありません。
実際、大学生活は刺激的なことがたくさんありますからね。
入学式のことなんてすぐに忘れてしまいます。
ですが大学を卒業した後、ふとした瞬間に大学の入学式に出席しなかったことを後悔してしまうかもしれません。
また、家族に入学式の写真を送ってあげると喜ばれたりします。
ですから、大学の入学式に出席することはまったくの無駄とは言えないんですよね。
以下に大学の入学式に出席するメリットと出席しないメリットをまとめてみましたから参考にしてみてください。
大学の入学式に出席するメリット
出席するメリット
- 人生で一度きり、一生思い出に残る
- 大学生活を始めるけじめを付けられる
- 大学の新しい友人と仲良くなれる
- 親孝行?
まず、大学の入学式は一生の思い出になります。
入園式に始まり、「入学式」「卒業式」「成人式」などの”式”の名前が付く行事へ参加した経験は思い出に残りますよね。
特に、入学式の記念写真は一生ものの宝物になるでしょう。
そして多くの方々は、学生として大学の入学式を何度も経験することはないはずですから、人生でおそらく一度しか経験する機会がありません。
主役の学生として大学の入学式に参加する機会はとても貴重です。
人生で一度きりの晴れの舞台を経験することが出来ます。
また、入学式は高校生から大学生になるために心にけじめを付けるいい機会です。
大学という新しい環境に飛び込む際、入学式に出席することで「私は大学生になったんだ」という自覚が多少は生まれます。
さらに、大学の入学式が行われる頃は、まだまだ大学生活に慣れていない学生がたくさんいます。
入学式は大学の新しい友だちを作るとても良い機会になりますから、会場で一人で行動している学生に積極的に声をかけてみましょう。
入学式の時期の新入生たちはみんな友だちを欲していますから、すぐに新しい友人を作ることが出来るでしょう。
※好きで一人で行動している学生や親と共に行動している学生もいますから、声を掛ける前に少し注意してみましょう。
しかし、大学の入学式に出席しないことで得られるメリットもあります。
大学の入学式に出席しないメリット
出席しないメリット
- 時間を別のことに使える
- 混んだ場所に行かなくていい
まず、大学の入学式に行くはずだった時間を別のことに使うことが出来ます。
例として、「ソフトバンク」の創業者である孫正義社長は、1980年にカリフォルニア大学バークレー校を卒業した際、経営が忙しく卒業式に出席しなかったようです。
彼は卒業式に参加しなかったわけですが、入学式でも同じことでしょう。
また、大学の入学式はとにかく人が多いです。
とても多くの学生たちとその家族が一つの会場に集まりますから、人によっては気疲れしてしまうと思います。
私は人混みに目が回ってめちゃくちゃ疲れました。
人混みが苦手な方たちにとっては、入学式は大変なイベントです。
しかし、そもそも参加しなければそのような苦痛を味わう必要もありません。
結局大学の入学式は出席するべきなの?
大学の入学式に出席するメリットと出席しないメリット、人それぞれたくさんあるでしょう。
しかし、やはり大学の入学式は余程の理由がない限り出席するべきです。
「入学式に出席しなくても後の人生で絶対に後悔しない!」と考えている方は、本当に「絶対に将来一度も後悔しない」と言い切れるでしょうか。
大学一年生の頃に入学式に出なくても後悔しないだろうと考えていたとしても、一生のうちに何度か後悔することになるかもしれません。
可能性の話ですね。
しかし、入学式に参加していればこのような後悔の芽は無くなります。
将来後悔する可能性が残されている以上、よほどのことが無い限り入学式には参加するべきです。
余談ですが、大学の入学式に出席しなかった友人たちは、入学式に出席していた友人たちよりも留年率が高かった気がします。
楽しい大学生活をはじめる区切りとして、入学式には出来るだけ出席しましょう。
学生の服装はスーツが基本
大学の入学式はスーツが基本です。
就職活動やアルバイトの面接でも使えるということで、無地のブラックかネイビーのリクルートスーツを着る学生が多い傾向にあります。
実際に私が出席した際の入学式の様子をご覧ください。
写真を見て分かる通り、男女問わず無地のブラックかネイビーのスーツを着た学生が多いですよね。
実際にはリクルートスーツだけでなく、ストライプやチェックのスーツを着た学生も入学式にたくさん出席しています。
就職活動時にリクルートスーツを別途用意するのであれば、入学式は必ずしもリクルートスーツである必要はありません。
入学式会場までの交通アクセスに注意
入学式当日は式場付近がとても混雑します。
自家用車を使って式場に向かうことは避け、出来るだけ公共交通機関を利用することを心がけましょう。
そして必ず、少し余裕を持って会場に向かいましょう。
長蛇の列に並んで会場に入るのは疲れます。
最寄駅から会場までのアクセスは多くの大学が公式HPに掲載していますから、しっかり確認しましょう。
親と一緒に入学式に出席しても大丈夫?
保護者の方は、大学の入学式に出席するべきなのでしょうか。
「学生の自立性に関わる」として、保護者が入学式に出席することに対して否定的な意見も多い昨今。
しかし息子、娘の入学式に出席したい保護者の方はたくさんいるでしょう。
これに関して言っておくと、親が大学の入学式に学生と一緒に出席してもまったく問題ありません。
実際、会場に行くとたくさんの保護者がいます。
もちろん地域によるとは思いますが、特に親の出席が目立つこともないでしょう。
「それでも親の同伴について気になる!」という方はこちら(⇒大学の入学式の親の出席率を分析して分かったこと)を参考にしてみてください。
留年したくないなら入学式に行こう(極論)
正直、大学の入学式をめんどくさがってバックレるタイプの学生は、高確率で授業もサボりまくります。
そして単位を落とし続け、気がつけば留年間近なんてことも十分ありえます。
大学生にとって、「留年」は決して他人事ではありません。
大学生活が始まる重要な節目ですから、入学式に絶対に行きたくない理由がないのであれば出席しましょう。