大学生活の始まりとも言える入学式。
この晴れの舞台を楽しみにしている新入生たちもたくさんいると思います。
しかし、大学の入学式だからといって何か特別な事は期待できません。
そこで、大学の入学式に出席しない場合のメリットとデメリットについてまとめてみました。
大学の入学式に出席しようか悩んでいるという方は、参考にしてみてください。
※新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、2021年度の入学式を中止、または新入生のみ入場可能としている大学が現段階で多くあります。今後も入学式の規制について各大学が更新すると考えられますのでご注意ください。
大学の入学式について
入学式の主な流れ
- 開式の辞
- 国歌斉唱
- 学長挨拶
- 来賓挨拶
- 入学生宣誓
- 校歌斉唱
- 閉式の辞
※もちろん大学によって異なります。
大学の入学式は、新入生の入学を許可する式典です。
高校までの入学式と比較しても、式の流れに大きな違いはありません。
高校の入学式との主な違いは、式典自体が基本的に自由参加であるということぐらいです。
近年では、インターネットで式典の様子をライブ中継する大学も増えています。
入学式の様子をネット中継するかどうかは、各大学の公式HPで確認できるはずですので、
会場には行けないけど、どうしても入学式に行きたい方は参考にしてみてください。
大学の入学式に出席しない新入生も割といる
大学の入学式の内容自体は、高校までの入学式と大きく変わりません。
退屈に感じてしまう学生もたくさんいるでしょう。
出席も自由ですし、
でも行くメリットが浮かばないし面倒だからサボりたい。
と、迷っている新入生の方もたくさんいるはずです。
先に私の個人的な意見を述べておくと、
そもそも入学式に出席しないことで単位が落ちることはあり得ないですし、
入学式自体は、基本的に話を聞くだけで面白さは期待できません。
強いて言えば、有名人からの祝辞があるかもしれないぐらいです。
ですから、入学式に行かなかったとしても特に不利益を被ることは無いんですよね。
私の知人の中でも、
逆になんで行ったの?
という方は意外といます。
そして、入学式に参加しなかった友人たちが、
後々に、そのことを後悔しているかというと、そんなことはありません。
実際、大学生活は刺激的なことがたくさんありますからね。
入学式のことなんてすぐに忘れてしまいます。
本人が入学式に参加しなくても後悔しないなら、別に参加する必要はないでしょう。
ですが、大学を卒業した後、
ふとした瞬間に、大学の入学式に出席しなかったことを後悔してしまうかもしれません。
ですから、大学の入学式に出席することはまったくの無駄とは言えないんですよね。
ここで落ち着いて、大学の入学式に出席するメリットと、出席しないメリットを一緒に考えてみましょう。
大学の入学式に出席するメリット
出席するメリット
- 人生で一度きり、思い出に残る
- 親孝行
- 後悔の芽をつめる
まず、大学の入学式は一生の思い出になります。
入園式に始まり、「入学式」「卒業式」などの”式”の名前が付く行事へ参加した経験は思い出に残りますよね。
特に、入学式の記念写真は一生ものの宝物になるでしょう。
一人で入学式に行く場合でも、家族に入学式の写真を送ってあげると喜ばれたりします。
そして、多くの方々は、学生として大学の入学式を何度も経験することはないはずですから、
大学の入学式は、おそらく人生で一度しか経験する機会がありません。
人生で一度きりのハレ舞台を経験することが出来ます。
また、将来、入学式に参加しなかったことを後悔する芽をつぶせます。
と考えている方は、
本当に「絶対に将来一度も後悔しない」と言い切れるでしょうか。
大学一年生の頃に、入学式に出なくても後悔しないだろうと考えていたとしても、
一生のうちに何度か後悔することになるかもしれません。
会話の中で、「大学の入学式」がネタになることもあるかもしれません。
可能性の話ですが、入学式に参加することで後悔の芽をつぶせます。
また、入学式の場だけで大学の友人を作ることは正直難しいです。
大学での新しい友人については、入学式前のガイダンスの際にたいていできます。
入学式も、その時できた大学の友人と一緒に参加する方が多いですから、
そもそも入学式は、友人を作るには向いていないことを知っておいてほしいです。
大学の入学式に出席しないメリット
出席しないメリット
- 時間を別のことに使える
- 混んだ場所に行かなくていい
まず、大学の入学式に行くはずだった時間を別のことに使うことが出来ます。
例として、「ソフトバンク」の創業者である孫正義社長は、
1980年にカリフォルニア大学バークレー校を卒業した際、経営が忙しく卒業式に出席しなかったようです。
彼は卒業式に参加しなかったわけですが、入学式でも同じことでしょう。
また、大学の入学式はとにかく人が多いです。
とても多くの学生たちとその家族が一つの会場に集まりますから、人によっては気疲れしてしまうと思います。
人混みが苦手な方たちにとっては、入学式は大変なイベントです。
しかし、そもそも参加しなければそのような苦痛を味わう必要もありません。
大学の入学式参加は自由
大学の入学式に行くのも、行かないのも、あなたの自由です。
と主張する方も多いのが現実ですが、実際、
- 思い出に残る
- 親孝行になる
- 将来後悔しない
は、すべて「感情に影響するメリット」ばかりです。
お金や時間、体力に関していえば、入学式に行くことで失います。
という意見に対して、同調圧力と断じて反発するか、感情面のメリットを考慮して参加するか、
すべてはあなたの価値観で、あなた自身が考えるしかありません。
ぜひ、あなたらしい選択をしてください。
ここから先は、大学の入学式に参加する方は参考にしてみてください。
学生の服装はスーツが基本
大学の入学式はスーツが基本です。
就職活動やアルバイトの面接でも使えるということで、
無地のブラックかネイビーの、リクルートスーツを着る学生が多い傾向にあります。
実際に私が出席した際の入学式の様子をご覧ください。
写真を見て分かる通り、男女問わず無地のブラックかネイビーのスーツを着た学生が多いですよね。
実際にはリクルートスーツだけでなく、ストライプやチェックのスーツを着た学生も入学式にたくさん出席しています。
就職活動時にリクルートスーツを別途用意するのであれば、入学式は必ずしもリクルートスーツである必要はありません。
スーツにも流行がありますから、スーツを購入する際に店員さんにアドバイスをもらいましょう。
入学式会場までの交通アクセスに注意
入学式当日は式場付近がとても混雑します。
自家用車を使って式場に向かうことは避け、
出来るだけ公共交通機関を利用することを心がけましょう。
そして必ず、少し余裕を持って会場に向かいましょう。
激混みの中で会場に入るのは疲れますからね。
親と一緒に入学式に出席しても大丈夫?
保護者の方は、大学の入学式に出席するべきなのでしょうか。
「学生の自立性に関わる」として、保護者が入学式に出席することに対して否定的な意見も多い昨今。
しかし、息子、娘の入学式に出席したい保護者の方はたくさんいるでしょう。
これに関していえば、
保護者の方が大学の入学式に学生と一緒に出席しても、個人的にはまったく問題ないと思います。
実際、会場に行くとたくさんの保護者がいます。
もちろん地域によるとは思いますが、特に親の出席が目立つこともないでしょう。
入学式の式典終了後に家族で食事に行くパターンは一般的ですし、
そのことで大学の友人が離れることは考えなくてOKです。
という方は、
こちら⇒大学の入学式の親の出席率を分析して分かったことを参考にしてみてください。
入学式に行かないと留年する?
正直、大学の入学式をめんどくさがってバックレるタイプの学生は、授業もサボりまくる傾向にあります。
大学の授業も、科目によっては行くだけ時間のムダと考えられますからね。
感情よりも合理性を優先する学生は、入学式にも、興味のない授業にも行きません。
そして、単位を落とし続け、気がつけば留年間近なんてことも十分ありえます。
自分の考えや個性に逆らって、無理に周りに合わせる必要は無いです。
大学では、自由を学んで実践するべきです。
入学式は、行きたければ行き、行きたくないならサボりましょう。