ここでは、浪人生活を楽しくする方法を私の経験談を交えてまとめています。
現役時代に志望大学に落ちてしまい、浪人生として再受験に挑まなくてはならない方は毎年たくさんいます。
高校生の頃に「浪人だけは絶対にしたくない」と思っていた方も多いと思います。
そして、浪人生活を始める方の中にも「浪人生活が不安で仕方がない」という方がたくさんいます。
しかし、いざ浪人を経験して大学生になってみると意外と得難い経験が出来たと感じるものです。
浪人生活は一般的に辛く苦しい時期です。
私は一年間の宅浪を経験しましたが、正直もう二度と経験したくはありません。
しかし、振り返ってみると楽しかった思い出もいくつかはあります。
今回は、大学受験で1浪した経験を持つ私が、自らの浪人生活で楽しかったことについて語ろうと思います。
浪人生活に不安を感じている方は参考にしてみてください。
宅浪人生は孤独
私は現役時代に受験した大学に全て落ちてしまい、そのまま予備校に行かずに宅浪人生として1浪しました。
予備校に行かなかった理由は、予備校に通うほどの経済的余裕が家に無かったからです。
そして一年間、宅浪人生としてほぼ毎日マクドナルドで勉強していたわけですが、宅浪人生は予備校浪人の方々と比べて孤独で、精神的に辛い時期が続きます。
なので、勉強に対するモチベーションを少しでも上げるために様々なことを試しました。
浪人生活を楽しむことは、勉強に対するモチベーションを維持するために必要なことだったんです。
「勉強ばかりで上手く息抜きが出来ていない」と感じている方は、勉強の効率を上げるためにも、ぜひ浪人生活を楽しむことも忘れないでください。
浪人生は自由
正直、普通の浪人生活では「楽しい!」と感じるようなことは中々ありません。
常に「勉強しなければならない」というプレッシャーの中で生活するわけですから、心から何かを楽しめなくなってしまうことも多々あります。
「考えることは偏差値と点数ばかり。勉強以外の事は出来るだけ排除する。」
これが、一般的な浪人生が置かれる環境です。
そんな牢獄とも思える浪人生活ですが、一応「自由」はあります。
予備校の厳しい寮に入られた方は例外ですが、浪人生には有り余る自由があるのです。
よほど金銭的に困っていないのであればアルバイトをする必要もありませんし、大学に通う必要もありません。
こちらも:浪人生にアルバイトをおすすめしない2つの理由を説明します
つまり浪人生には、たくさんの時間的余裕があるのです。
さらに、厳しい予備校の寮に入っていない限りどこへ行くのも自由です。
浪人生は「第一志望の大学に合格するために勉強する義務」はありますが、それ以外は自由だらけなのです。
そして、これらの自由の中から以下の3つの楽しさを見出すことが出来ます。
浪人生活を楽しむオススメの方法3選
1.好きな場所で勉強しよう
「一つの場所にとどまるよりも、いろんな環境で勉強したほうがストレスが少なくなる」という方は多いです。
「一つの場所で何時間も勉強に集中できない!」という方は、ぜひ勉強場所を変えてみてください。
どこで勉強するか考えるだけで、意外と良い息抜きになります。
とくにマクドナルドはとてもコスパに優れた勉強場所なので、すべての浪人生におすすめします。
私の場合は、ほぼ毎日マクドナルドで勉強していました。
「アイスコーヒーS」を注文しすぎて、店員さんが私の顔を見た瞬間に「アイスコーヒーS」の準備を始めるくらい行ってました。
またマクドナルドに飽きたら、ミスドやケンタッキーにも時々遠征していました。
ここで言いたいことは、必ずしも勉強机や自習室で勉強をする必要はないということです。
「今日はあそこで勉強しよう」など、私は勉強する環境について考えることが良い息抜きになっていました。
いつもと同じ勉強場所に飽きてしまったら、新たな勉強場所を探す旅に出てみましょう。
2.浪人仲間と積極的に交流する
浪人当時、私には浪人していた友人が2人もいましたが、彼らとの交流が浪人生活をとても楽しいものにしてくれました。
ネット上には、
「浪人中はできるだけ友人と遊ばず、ひたすら一人で勉強するべき」
だと主張するストイックな方もいますが、私はそうは思いません。
そもそも、一人でずっと勉強を続けられる方は多くないですし、1年間という浪人生活の中で勉強するモチベーションを保てなくなる時期は必ずきます。
そんなときに、浪人仲間たちと遊ぶことで良い息抜きをすることができます。
また浪人仲間たちが勉強している姿を見たり、浪人仲間たちと模試の成績比べをすると、勉強に対するモチベーションも上がります。
3.自由に小旅行してみる
勉強に疲れてしまったとき、一人で何も考えず旅行に行くだけで心が落ち着きます。
浪人生活は、「いかにメンタルとモチベーションを保つか」が重要です。
「浪人しているのに旅行するのは気が引ける」という方もいると思いますが、そんなことよりもメンタルとモチベーションを失っている時間が長くなる方がまずいです。
自分で疲れていると感じたら、数日単位で一度休憩しましょう。
心配しなくても、数日勉強しなくても受験に大きな影響はありません。
幸い、浪人生は時間の融通が効きます。
いつでも、どこでも旅行することが出来るのです。
勉強ばかりでは、ストレスのせいで勉強の効率が落ちてしまうこともあります。
勉強の効率が落ちてきたら、何も考えずにフラフラと小旅行に出かけてみましょう。
この思い出は、マジで一生ものになります。
まとめ
浪人生活の中にある多くの自由を生かし、いかに楽しさを見い出すことが出来るか。
これが、浪人生活を楽しむコツです。
私はなんとか1浪で大学に進むことが出来ましたが、2浪以上の方でも同じことが言えるでしょう。
浪人生活に不安と辛さを感じている方は、「とにかく勉強しなければ」というプレッシャーのせいで視野が狭くなってしまいがちです。
浪人生活は、一年間という長い期間を戦う持久戦です。
自分を追い込みすぎると、早々に息切れを起こしてしまいます。
心理学的にも「自分に厳しい完璧主義者は、楽観的な人と比べて仕事などの効率が下がる」という研究結果があります。
浪人生だからと自分を追い込む必要はまったくありません。
むしろ、それは効率が悪くなります。
息抜きのために勉強場所を変えてみたり、友人と遊ぶなど、長く受験勉強を続けるために楽しみを見つけましょう。
継続的に勉強を続け、第一志望合格を目指して楽しんでください。
ちなみに、大学選びについてはこちら(大学の選び方が分からない?大学選択の5つの基本を教えます)で詳しくまとめています。