「勉強のやる気がまったく出ない!」
「勉強のやる気が出るときもあるけど、すぐに集中が途切れてしまう」
このように悩む学生はとても多いですが、勉強の習慣が身についていなくても、些細なことに気をつかうだけでも勉強のモチベーションを上げることができます。
今回は、ゲームが大好きな僕が大学受験時に勉強のモチベーションを保つために気を付けていたことを分かりやすく紹介します。
勉強のやる気が出ない、維持できないという方は参考にしてみてください。
とにかく勉強を始めるための考え方
● 6、7割の完成度でもいいからとにかく問題を終わらせる(答えを見て解いてもいい)
● 勉強できない理由を人やモノのせいにしない
● 楽観的に考えない(特に受験生は時間が命)
● とにかく動く、一問でもいいから問題を解く
勉強する意味が分からないとき
そもそも「なぜ勉強しなきゃいけないのか」が分からないと勉強に対するモチベーションも全く上がりませんよね。
こんな時は、将来のビジョンを具体的かつ明確に定めておきましょう。
例えば、
- 「この大学のこの学部のこの学科に入りたい!」
- 「この大学ではこんなサークルに入りたい!」
- 「こんなバイトをしてこんな企業に就職する!」
といったように、具体的なビジョンを定めておくことが勉強のモチベーションに繋がります。
とは言え、将来何がやりたいかなんてなかなか決められないという人も多いと思います。
そのような場合でも、各教科がどのように将来役に立ってくるのかを考えれば勉強のモチベーションにつながります。
例えば、国語に関しては、現代文の読解能力は社会に出てからも必須です。
契約内容を確認する際には、複雑な契約書を読まければならないことが社会に出てからは多いです。
このような契約書を作成したり、読む能力は国語の現代文を勉強することを通じてその基礎力が養われていきます。
特に法学部志望の方は、大学に入ってから法学を学ぶ際にも現代文の読解能力は非常に重要です。
法律学は言葉で様々な事象説を明しようと試みるものですから、日本語の能力が必須です。
また、難解な基本書と呼ばれる教科書を読み解かなければいけませんが、その際にも国語の読解能力は非常に重要になります。
さらに、漢文や倫理で扱われている偉人たちの思想は現在本屋で平積みになっている自己啓発本より何倍も内容が濃いです。
「なぜ勉強しなければならないのか」ということに関しても倫理や漢文に登場する過去の偉人たちが様々に述べています。
漢文や倫理を勉強することでも勉強のやる気が出ると思います。
眠くて勉強が手に付かないとき
勉強を始めようとしても、めちゃくちゃ眠くて集中できない時って結構ありますよね。
僕はとくに高校1年生のとき、毎日眠くて全然勉強に集中できませんでした。
本当に眠い時は机に突っ伏して30分ぐらいに寝ればスッキリするのですが、「眠いんだけど寝れない」という感じで毎日を過ごしていました。
しかし、高校2年生になってあることに気がついてから勉強中に眠くなることがグッと減りました。
その方法とは、カフェインを有効活用することです。
カフェインを摂るタイミングはお昼ご飯と同時が良いです。
カフェイン入りの飲料を朝飲んでしまうと、寝起きは体が活性化していくのでカフェインの意味がなくなってしまいます。
さらに、カフェインを定期的に摂ると耐性がついてしまい、眠気が取れにくくなってしまいます。
またカフェインを午後の2時以降にとると何らかの形で睡眠に影響を与えることが分かっています。ですから午後2時以降のカフェイン飲料の摂取も避けた方が良いでしょう。
これらのことから、僕はできるだけ昼食と同時、あるいは昼食をとったあとの1時から2時の間にカフェインをとるようにしていました。
また、寝る前のスマートフォンやパソコンを使用するのは避けましょう。
ブルーライトの影響で眠りが浅くなってしまったり、寝つきが悪くなることにつながります。
具体的には、寝る2時間前にはパソコンとスマートフォンの電源を落として英単語などの暗記ものの勉強をすることをおすすめします。
寝る前は記憶が定着しやすいので、パソコンやスマートフォンは使わず暗記の勉強をしっかりするようにしましょう。
ちなみに僕の場合、11時~12時に寝て、7時~8時に起きると一番すっきりします。
昼食をとった後は、上記のことに気をつけていてもどうしても眠くなってしまいます。
そのため、昼食をとった後は思い切って30分ほど昼寝するようにしていました。
また、昼寝の前にはカフェイン入りの飲み物を飲むようにしていました。
昼寝の直前にカフェインを摂取すると、カフェインは摂取してから30分後ぐらいから効き始めるため、目が覚めた後に眠気が残ることが少なくなります。
上記のようなことに気を使うだけで、勉強中に眠くなることはほとんどなくなりました。
無性にゲームがしたくなったとき
いくら勉強しなきゃいけないと言っても、無性にゲームがしたくなることってありますよね。
最近ではスマートフォンの無料ゲームでもかなりクオリティの高いものが出てきて、僕もなかなか辞められません。
ゲームしたいという気持ちが高まってついついゲームをしてしまい、勉強がおろそかになってしまうことが多いです。
僕は「ゲームをしたい」という欲望を押さえつけると気分が塞ぎこんでしまうので、受験期もゲームをしないという選択肢はありませんでした。
そこで、ゲームをする時間を決めていました。
具体的には、ゲームをするタイミングは朝と昼食後です。
朝っぱらからゲームというのは何だか印象が悪い気もしますが、夜ゲームをすると睡眠の質が悪くなってしまい勉強中に眠くなってしまいます。
しかも、せっかくの勉強をした内容は記憶に定着しやすい時間帯を捨てることになってしまいます。
寝起きはやはり眠いですが、ゲームを少しすることで目を覚ます効果があります。
また昼食後はどうしても眠くなってしまうので、昼寝をするかゲームをして眠気が覚めるのを待つのがベストかなと個人的には思います。
LINE・SNSが気になる。
友達からのLINEは気になりますよね。
通知音がなるためにいちいち返信していると勉強の妨げになってしまいます。
経験上、せっかく勉強にしっかりと集中できていてもLINEの通知を一つで集中が途切れてしまい、そこからまた集中した状態に戻るのは非常に難しいです。
そのため僕は、勉強中はスマートフォンを機内モードにしておき、勉強に飽きたなと思ったら機内モードを解除してLINEが来ていないかをチェックするようにしていました。
勉強に飽きたタイミングであれば、集中していた状態が中断されるのとは違って、あまり時間が無駄にならないのでこの方法はおすすめです。
また、SNSも同様です。
無意識のうちにインスタグラムやツイッターを開かないよう気を付けましょう。
肩がこる・腰や足が痛くなってきたとき
長時間勉強していると体が固まってきてしまいます。
血行が悪くなると頭の血の巡りも悪くなってしまい、勉強している内容が頭に入ってこないということがあるかと思います。
私は塾の自習室で勉強していることが多かったのですが、頭に入らなくなってきたなと思ったら塾の周りを散歩していました。
少し歩くだけでも体のコリはほぐれますし、歩くだけでやる気が出るという研究結果もあります。散歩がおすすめです。
また、ストレッチをするのもおすすめです。
長時間勉強していると肩や腰が凝り固まってしまい、放置しているとヘルニアになってしまう恐れもあります。
私は夜寝る前に肩や腰のストレッチをしてから寝るようにしています。
寝つきも良くなりますし、体の調子を整えることができて一石二鳥です。
最近はYouTubeなどでストレッチの方法を解説してくれる動画も多くなってきましたので、YouTubeを見てストレッチをすると良いと思います。
勉強したことが頭に入ってこないとき
軽く散歩をしたりしてもどうしても勉強を続けることができない、勉強の内容が頭に入ってこないということもあると思います。
僕は、そういう場合は思い切って勉強を辞めていました。
一旦、勉強とは全く関係のない運動をしたりゲームをしたり、ネットサーフィンをしたり、LINEの返信をしたりと1時間ほど過ごしてみてやる気が回復するのを待つのが良いと思います。
また、勉強する場所を変えてみるのも効果的です。
私はひとつの場所に留まって勉強するとあまり集中できなかったので、様々な場所で勉強をしていました。
例えば学校の図書館、自宅、家の近所の図書館、通学中の電車内やバス内、近所のカフェ、予備校の自習室などを利用していました。
場所を変えることでやる気が復活することもありますし、人は記憶する際に場所と関連付けて記憶することもあるので、場所を変えながら勉強するとより記憶に定着しやすくなるという説もあります。
頭がぼんやりしてきたときは、勉強場所を変えて気分転換しながら勉強してみましょう!
⇒高校生・大学受験生の勉強場所|おすすめの7スポットを紹介します
少しずつ勉強する習慣を身に着けていこう
ゲームやスポーツにも当てはまりますが、基本的に自分の能力は努力量(掛けた時間)に応じて伸びていきますし、慣れれば慣れるほど楽になります。
勉強も同じです。
勉強を続けていれば、よほどのことが無い限り成績は伸びます。
そして、自分の学力を上げるためには地道な努力が必要不可欠です。
ゲームのレベル上げもそうですし、ダイエットでも同じです。
いきなりレベル1からレベル90になることはありませんし、体重が急にー10kgになるわけありません。
地道に継続していくことで少しづつ努力する習慣が身に付き、少しづつ成果につながっていくのです。
「とにかくほんの少しづつでも積み重ねていく」という意識を忘れないで下さい。
そうすれば、気が付けばとても高いところまで登っているはずです。
答えを見ながらたった1問解くだけでもいいです。まず動きましょう。