大学生活の醍醐味とも言えるサークル・部活動。
実際、大学生の何割がサークル活動を行っているのでしょうか。
また、大学生は必ずしもサークルに入らなければならないのでしょうか。
今回は、大学生のサークル加入率をテーマにして調べてみました。
学年別・文系理系別のサークル加入率についてもまとめています。
参考にしてみてください。
大学生のサークル加入率は約5割?
まず、大学生全体の何割がサークルに加入しているのかについて見てみましょう。
以下の円グラフは、「就職みらい研究所」が4000人の大学生たちを対象にして行った「部活動・サークルの活動実施率」です。
円グラフから、55%の大学生たちがサークル活動を行っている一方で、45%の大学生たちがサークル活動を行っていないことが分かりますね。
つまり大学生全体で見ると、サークル活動を行っている大学生と行っていない大学生の割合はおよそ半分半分であると言えます。
大学1年生の約7割がサークルに加入している
大学生全体で見ると、サークル活動を行ってる学生たちの割合はたしかに約5割であることが分かりました。
しかし、大学1年生に限定すると、サークル活動実施率はどれほどになるのでしょうか。
理系学生と文系学生を含めた、大学1年生のサークル活動実施率を求めてみました。
円グラフから、大学1年生のサークル活動実施率が約70%であることが分かります。
つまり、大学1年生の約7割がサークルに参加しているということですね。
多くの大学生が、1年生の段階でサークルに参加していることが分かります。
理系学生と文系学生のサークル加入率の違い
それでは、理系学生と文系学生で比較してみた場合はいかがでしょうか。
実験や研究で忙しいイメージの強い理系学生は、文系学生たちに比べるとサークル活動に費やす時間が少ないと考えられます。
ここでも、「就職みらい研究所」の調査結果を引用して見てみましょう。
グラフのとおり、サークル活動実施率について理系学生と文系学生を比較した結果、意外なことに両者の間に大きな差は見られませんでした。
驚くほどに、サークル活動実施率が一致しています。
この結果から、理系か文系かというのは、大学生がサークルに入るか否かという問題に大きな影響を及ぼさないことが予想されますね。
学年によってサークル参加率に大きな変化がある
それでは、各学年によってはどうでしょうか。
学年が上がるにつれて、理系大学生たちは研究が、そして文系大学生たちは就職活動が忙しくなります。
つまり、大学1年生たちと大学4年生たちを比較した場合、サークル活動の参加率に大きな差があると考えられるのです。
サークルに参加している大学生の学年別の割合について、それぞれ比較してみましょう。
グラフから、学年を重ねるにつれてサークル活動実施率が下がっていることが分かりますね。
学年が上がるにつれてサークル以外の活動が忙しくなる学生が多いので、サークル活動に参加する余裕が減っていくのは当然であると言えるでしょう。
また、大学2年生の前期はサークル団体を辞める学生が増える時期です。
グラフを見てみると、大学1年生は約70%がサークルに参加していますが、大学2年生では約62%まで減っています。
このことから、大学1年生の頃にサークルに参加していた学生の約1割が、大学2年生でサークルに参加しなくなったという事実が伺えます。
まとめ
全体でみると大学生の約半数がサークルに参加していませんが、大学1年生に限るとサークルに参加している学生は約7割であることが分かりました。
理系と文系の間にサークル活動実施率に大きな差が無かったのは意外でしたが、学年によってサークル活動実施率に大きな違いがあることには注目するべきでしょう。
長くサークル活動を続けるためには、負担が小さいサークル団体に所属したり、大学1年生の段階でサークルを掛け持ちしておくことが有効です。
サークルに入るか否か悩んでいる方は、自分が続けられそうなサークル団体を探してみてはいかがでしょうか。
また、サークルに入りたくないという方は、サークル活動をしていない大学生が約半数もいるのですから、安心してサークル・部活動以外の活動に注力すればいいと思います。