大学生活の醍醐味とも言えるサークル・部活動。
実際、大学生の何割がサークル活動を行っているのでしょうか。
また、大学生は必ずしもサークルに入らなければならないのでしょうか。
今回は、大学生のサークル加入率をテーマにして調べてみました。
学年別・文系理系別のサークル加入率についてもまとめています。
参考にしてみてください。
大学生のサークル加入率は約5割?
まず、大学生全体の何割がサークルに加入しているのかについて見てみましょう。
以下の円グラフは、
「就職みらい研究所」が4000人の大学生たちを対象にして行った
「部活動・サークルの活動実施率」です。
円グラフから、
およそ半数の大学生たちがサークル活動を行っていることが分かりますね。
大学1年生の約7割がサークルに加入している
次に、理系学生と文系学生を含めた、大学1年生のサークル活動実施率を求めてみました。
円グラフから、
大学1年生の約7割がサークルに参加していることが分かりますね。
多くの大学生が、1年生の段階でサークルに参加していることが分かります。
理系学生と文系学生のサークル加入率の違い
それでは、理系学生と文系学生で比較してみましょう。
グラフのとおり、サークル活動実施率について理系学生と文系学生を比較した結果、
意外なことに両者の間に大きな差は見られませんでした。
実験や研究で忙しいイメージの強い理系学生は、
文系学生たちに比べると、サークル活動に費やす時間が少ない
のではないかと思ったのですが、そんなことは無いようです。
この結果から、理系か文系かというのは、
大学生がサークルに入るか否かという問題に対して、
大きな影響を及ぼさないと考えられますね。
学年によってサークル参加率に大きな変化がある
サークルに参加している大学生の学年別の割合について、それぞれ比較してみましょう。
グラフから、
学年が上がるにつれて、サークル活動実施率が下がっている
ことが分かりますね。
学年が上がるにつれて、
サークル以外の活動が忙しくなる学生が多いので、
サークル活動に参加する余裕が減っていくのは、当然であると言えるでしょう。
また、大学2年生の前期は、サークル団体を辞める学生が増える時期です。
グラフを見てみると、
大学1年生は約70%がサークルに参加していますが、
大学2年生では約62%まで減っています。
このことから、
大学1年生の頃にサークルに参加していた学生の約1割が、
大学2年生でサークルに参加しなくなったという事実が伺えます。
まとめ
全体でみると、
大学生の約半数がサークルに参加していませんが、
大学1年生に限ると、サークルに参加している学生は約7割であることが分かりました。
理系と文系の間に、サークル活動実施率に大きな差が無かったことは意外でしたが、
学年によってサークル活動実施率に大きな違いがあることには、注目するべきでしょう。
長くサークル活動を続けるためには、
負担が小さいサークル団体に所属したり、
大学1年生の段階でサークルを掛け持ちしておくことが有効です。
サークルに入りたくないという方は、
サークル活動をしていない大学生が約半数もいるのですから、
安心して、サークル・部活動以外の活動に注力すればいいと思います。