大学の単位の仕組みを分かりやすく徹底解説します!

単位の仕組み

ここでは、大学の単位の仕組みと評価基準について解説しています。

大学の「単位制度」について深く理解することは、新入生の方々にとって必須事項です。

学年が上がるにつれて単位の問題で困らないように、単位制度についてしっかり理解しておきましょう。

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そもそも単位って何?

単位について、高校生活ではあまり意識しなかった方が多いのではないでしょうか。

単位は、一つの科目に対する学習の一定の基準量のことを言い、一般には学習時間が基準として定められています。

要するに、

ちゃんとこれだけの時間を費やして勉強しました

という証明のようなものですね。

大学の1単位の定義は、「四十五時間の学修を必要とする内容 (文部科学省令の大学設置基準)」と定められています。

また、1単位を得るために大学が行う授業時間は以下の範囲内と定められています。

● 講義及び演習:15~30時間

● 実験、実習及び実技:30~45時間

 

そして、大学で1科目を履修するとだいたいこんな感じです。

● 授業時間:90~100分

● 授業数(前期):14~16回(2単位)

● 授業数(後期):14~16回(2単位)

1科目につき前期後期で2単位ずつ貰えるのが一般的ですが、お気づきでしょうか。

100分授業を15回受けても、トータル学習時間は25時間であり、1単位分にしかならないはずなのです。

どうして実際の授業時間は短いのに単位は貰えるの?

と疑問に感じる方もいるでしょう。

その理由について簡単に説明すると、授業だけでなく予習・復習の時間も1単位の取得時間に含まれているからです。

授業1回につき、予習・復習の時間もそれぞれ学習時間に加算されます。

たとえ本当は予習、復習をしていなかったとしてもです。

 

より分かりやすく例えると、予習(100分)、講義(100分)、復習(100分)の合計300分の学習時間を授業1回ごとに費やしている事になっているわけですね。

つまり、授業1回ごとに学習時間ポイントの3倍キャンペーンをしているようなものです。

ですから、先ほどの例で説明するとこうなるわけです。

「1授業100分×3を15回受ける⇒トータル75時間(2単位)」

まあ、このへんは大学が勝手に設定していますから、学生にとってはどうでもいい余談です。笑

ただ、このように単位を取得することに意味があることは理解しておくといいでしょう。

大学生が本当に気にしなくてはならないことは、大学が設定した卒業するために必要な「必修単位」「規定の単位数」をなんとしてでも満たすことです。

まずは必修単位について見ていきましょう。

 

必修単位(必修科目)とは

必修単位

「必修単位」は別名「卒業必修科目」とも呼ばれています。

もちろん、必修科目を取得しないと大学は卒業できません

そして、この必修科目には以下の2種類があります。

● 必修科目

● 選択必修科目

ややこしいですね。

必修科目「履修の選択肢がない科目」で、 「〇曜日の〇時限目」 というようにクラスによってすでに時間割が決められていることが多いです。

一方、選択必修科目「選択可能な科目の範囲内で規定の単位数を履修しなければならない科目」となります。

選択必修科目は科目選択の余地があるので、必修科目よりも時間割の融通が利くのが特徴ですね。

これらの必修科目の単位を取得できているかどうかは、進級・卒業にダイレクトに影響します。

必修科目は履修を先延ばしにすること無く、マジですぐに取りましょう。

油断すると即「留年」が見えてきます。

 

自由科目とは

必修科目・選択必修科目以外のものは自由科目に該当し、名前のとおり「履修選択が自由な科目」に分類されます。

多くの学生は、

単位が取りやすい科目(楽単)を履修する

自分が興味のある科目を履修する

のどちらかのスタンスに分かれます。

どんな授業を履修するにしても、卒業するためには取れる単位は出来るだけ取っておくことが重要ですから、友達と協力して情報収集に力を入れましょう。

ちなみに、一般的に理系学部は必修科目が多く、文系学部は自由科目が多い傾向にあります。

単位が楽に取れる授業を探す方法はこちらに書いていますので、参考にしてみてください。

 

卒業までに必要な単位数

単位数

必修科目を取得していないと卒業できないのですが、卒業までに必要な規定の単位数を取得していないと、やはり卒業証書はもらえません。

そして、この卒業までに必要な単位数は大学や学部ごとに決められています。

だいたい、4年間のトータルで124~136単位で設定している大学・学部が多い印象です。

余談:「大学設置基準第32条」には、学部によって例外もありますが、4年制大学の卒業の要件は「大学に4年以上在学し、124単位以上を修得すること」と定められています。

あなたが卒業するまでに必要な単位数はどのくらいなのか、必ずシラバスなどで確認しておきましょう。

ここで、

もしも一年生のうちにすべての単位を取り切れば、残りの3年間は授業に出なくても卒業できるんじゃね?

という疑問も浮かべた方もいるでしょう。

しかし、これは基本的に出来ないルールになっています。

卒業までの最低取得単位数が決められている一方で、「一年間の取得可能単位数」も大学ごとに決められています。

多くの場合、各学年で1年間で取得可能な最大単位数は40~50単位ほどです。

つまり、基本的に1年生のうちに卒業までに必要な単位数をすべて取得することは出来ないシステムになっているんですね。

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科目による単位数の違いに注意

講義やクラス授業、実験やゼミ活動などにそれぞれ割り当てられている単位ですが、実は取得できる単位数は科目によって異なります。

これも大学・学部によってそれぞれ決められています。

例えば、

  • 通常講義は4単位
  • 実験は1単位
  • ゼミは8単位

といった具合ですね。

また、

  • 実験・実習は1単位
  • 講座や体育などは半期で2単位
  • 通年の講義は4単位

としている大学もあります。

俺の大学はゼミに入っても全然単位出ないんだよ~

必修体育で半期2単位も出るなんて羨ましい!

というような話題は大学生活でよく聞くことになるでしょう。

 

必ず単位取得期限のチェックをしよう

いつまでに必修単位を取得すればいいのか

いつまでに何単位取得していなければならないのか

これらは、しっかり把握しておきましょう。

学部によっては以下のようなことが普通にあります。

◆ 1年次修了までに30単位以上取得していなければ、2年次へ進級できない

◆ 64単位以上を2年次修了までに取得していなければ、3年次への進級できない

さらに、定められた必修科目の単位を取得できないと進級できない場合や、4年次まで進級しても卒業単位が取れない場合は留年が確定することもあります。

単位を期限内に取得できるよう、しっかり履修計画を立てましょう。

 

単位の評価ポイント

単位(成績評価の基準について)の図

一般的な評価点

評価点は、主に「A+/S(優上)・A(優)・ B(良)・C(可)・D/F(不可)・E(無効)」などの6段階でつけられます。

※大学によります。

A+/S(優上)評価:その授業で本当に卓越した成績をあげるともらえます。誇れます。

A(優)評価:その授業で優秀な生徒に送られます。

B(良)評価:平均並みの成績です。普通に授業を受けていればだいたいこの評価です。

C(可)評価:合格ぎりぎりのレベルです。しかし単位はきます。

D/F(不可)評価:期末テストを受けたものの不合格だった時にきます。単位は出ませんが、評価がGPA(成績)に反映されます。

E(無効)評価:テストをサボったり、採点不能な場合にきます。単位は出ませんし、評価はGPA(成績)にも反映されません。

※ 特にD(不可)評価以下は、大学によって成績標語の表記が異なります。

単位を取るために、授業ごとに「A(優)・ B(良)・C(可)」の評価をもらえるよう努力しましょう。

ちなみに、GPAを気にしている学生の中には、自信の無いテストをあえて欠席してE(無効)評価を取るという方もいます。

自信の無いでテストで頑張ってC(可)評価を取ったとしても、結果、GPAが低くなってしまうことがあるのです。

そのため、GPAを下げないために、あえてE(無効)評価を取るということです。

大学院入試ではGPAは評価されますし、院進を考えているなら戦略としてはありですので覚えておきましょう。

せっかく取れそうな単位を捨てるわけですから、覚悟も必要です。

 

GPAの例・イメージ

GPAの平均のイメージ

 単位GPGPAの計算
A+評価(優上) 認定4.0入る
A評価(優) 認定3.0入る
B評価(良) 認定2.0入る
C評価(可) 認定1.0入る
D評価(不可)×0.0入る
E評価(無効)×無効入らない

【もっと詳しく】GPAとは?平均・計算方法・上げるメリットを解説します!

 

評価基準と評価比率

単位 評価ポイント

授業ごとの評価基準(例)

●テスト重視の授業

出席10%、提出物30%、学期末試験 60%

●出席重視の授業:

出席60%、提出物10%、学期末試験 30%

授業ごとに評価基準と評価比率は異なります。

アルバイトや部活動で忙しく、あまり大学に通いたくないという学生には「テスト重視」の授業が向いています。(※授業のレジュメを見せてくれる友達がいること前提)

また一方、テストで一発勝負したくないという学生には、出席していれば評価点がもらえる「出席重視」の授業が向いています。

履修する授業については、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがいいです。

この授業選びを失敗するとどんどん単位を落としてしまいますから、本気でしっかり考えて選ぶべきです。

 

単位関係で留年するよくあるパターン

履修登録を忘れていた

進級に必要な必修科目を落としてしまった

進級に必要な単位数が足りない

この3つのパターンが、留年してしまう主な原因です。

履修登録を忘れず、必修科目の単位をしっかりゲットし、進級に必要な単位数を満たしましょう。

これで留年する確率はグーンと下がります。

 

まとめ

この記事で単位の取得について数々の例を挙げましたが、具体的な単位の評価基準は各大学の授業ごとに決められています。

中には、たった一度の欠席で単位が出なくなる授業もあります。具体的には、理系学部の実験授業の一部などです。

繰り返しになりますが、履修要項やシラバスで単位について必ず確認しておいてください。

自分の興味や能力、ライフスタイルにあった授業を選んで「フル単」を目指しましょう。

そして、実際に授業を選び、履修登録をする際の注意点についてこちらの記事でまとめています。

効率よく単位を取得するために、履修する授業はしっかり考えて選びましょう。

【関連】大学生の時間割の組み方を具体例を使って徹底ガイドします

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