突然の用事や、シフトを勘違いしてうっかりしていたり、寝坊してしまったりと、バイトを無断欠勤してしまった経験がある方はとても多いです。
とくに大学生バイトの中には、しょっちゅうアルバイトを無断欠勤する『ぶっち魔』が一定数います。
しかし、普通の感性を持っている方なら「アルバイトを無断欠勤してしまった」と分かったら焦ってしまうのが普通です。
今回は、そんな思いがけず連絡なしにアルバイトを無断欠勤してしまった場合の対処法や、店長への謝り方について紹介します。
● 無断欠勤に気づいたら、すぐに電話で店長に連絡する
● 欠勤理由で言い訳・嘘は避ける
● バイト仲間にもしっかり謝る
とにかくすぐに店長に連絡を取る
アルバイトを辞めるかどうかに関わらず、アルバイトの無断欠勤をしてしまったことに気づいたら、一刻も早く店長に電話で連絡を取りましょう。
普段は店長とのやりとりでメールやLINEを使っているという方は多いと思いますが、この場合は電話で連絡しましょう。
できるだけ静かな場所で、そして休んでしまった時から時間があかないうちに、謝罪の連絡を入れましょう。
お店に電話をしたけれど、店長は今手が離せないとスタッフに言われた場合は、必ず「またこちらからかけなおします。」と言って電話を切りましょう。
静かな場所で電話する
電話をするときは、絶対にゲームセンターの音や友達とワイワイ盛り上がっているような音がしないところに移動しましょう。
せっかく謝っていても、相手に「遊んでいたな」「サボっていたんだな」と思われると印象が最悪です。
仕事をしている側にとっては、相手がプライベートを楽しんでいるような空気を出されるとあまり良い気分はしません。
外出先から電話をかける時は、人手の少ないところに行くか、お手洗いなどを利用してみましょう。
連絡するタイミングは気にしなくていいの?
無断欠勤に気づいたときが「ちょうどお店の忙しい時間帯だった」とき、「忙しい時間に連絡したら迷惑なんじゃないか。」と悩んでしまうことがあります。
しかし、どんな時間であれ、無断欠勤に気がついたときにすぐに連絡するのがベストです。
忙しい時間なのであれば「人手がすぐに必要になっている可能性」もありますし、店長がすぐに電話を取れなくても、あとから不在着信の履歴を見たときに「わずかでも誠意が伝わる」可能性があります。
言い訳を並べるのはNG
無断欠勤をしてしまったことを連絡する時に、1番最初に言い訳を述べる事は絶対に避けましょう。
思わず言い訳を並べたくはなりますが、相手が求めているのは「あなたが休んだ理由」ではありません。
謝罪の言葉が1番最初にあり、かつ少し落ち着いたトーンで謝ることで、相手の怒りを抑えるようにすることが大切です。
無断欠勤についての謝罪を述べた上で、相手の方に納得してもらってから、欠勤をしてしまった理由を述べましょう。
ただし、何度もしつこく理由を繰り返し説明したり、少しオーバーに伝えてしまっては行きません。
欠勤理由で嘘はつかない
「身内が亡くなってしまった」「電車が止まって遅延してしまった」などのような、ありきたりな嘘の欠勤理由を説明することはやめましょう。
相手にはすぐにバレます。
「寝坊してしまいました」
「シフトを忘れていました」
この2つはよくある無断欠勤の理由ですが、基本的に理由は正直に伝えるほうが誠意が伝わるのでベストです。
反省と誠意をしっかり伝える
反省の言葉を述べる謝罪をし、欠勤の理由を述べた後は、「今後二度とこのようなことを繰り返しません」という反省の言葉を述べましょう。
この点に関しては、少しオーバーだなと言う表現でも構いません。
「もう二度とこのようなことをしません」「絶対に繰り返しません」と断言するほどのハードルの高さでも良いでしょう。
とにかく、誠意を伝えましょう。
迷惑をかけてしまった仕事仲間に謝る
次に確認しておきたいことは、「自分の無断欠勤の穴埋めを誰がしてくれたのか」ということです。
自分が休んでしまったことで「誰が代わりにシフトに入ってくれたのか」、もしくは「誰もシフトを代わることなく、その日のシフトの人が全員で穴埋めをしてくれたのか」を確認しておきましょう。
自分が迷惑をかけてしまった人に対しては、全員に直接謝る機会を持ちましょう。
なかなか会う機会がない人は、一旦メールやLINEなどで謝っておきましょう。
無断欠勤は、職場で信頼を失ってしまう行為です。
普段どんなに仕事ができる人でも、無断欠勤を一回してしまうだけで周りからの信頼をかなり失ってしまいます。
自分が欠勤した時間帯に入っていた方々には、とにかく早く謝罪をしましょう。
「今度会ったときでいいや」「誰かに伝えておいてもらおう」なんてことは絶対にやめましょう。
ブラックな職場の場合
万が一、「休んでお店が迷惑を被った分、罰金を払え」などと店長に言われた場合は、すんなりと従わないでください。
お店が独自に罰金のルールを設ける事は、労働基準法により認められていません。
悪いのは自分だから仕方ないと言う気持ちはわかりますが、何でも受け入れるのではなく、「おかしい事はおかしい」と勇気を持って口に出すことが大切です。
休んでしまった分の給料が出ない事は仕方ないことですが、遅刻や欠勤に対してアルバイト側がお金を支払うようなことには対応しないようにしてください。
「他の人も払っている、」「クビにしてやる」と脅されても、罰金を支払わせることがそもそも違法ということを踏まえておきましょう。
暴言、暴力をされたら警察へ同じように、あまりにもひどい暴言や暴力を受けてしまった場合も同様です。
欠勤をしたことに対してそのようなことをされた場合は、警察などに相談するようにしてください。
私ならそんな職場はすぐに辞めます。
まとめ
● 無断欠勤に気づいたら、すぐに電話で店長に連絡する
● 欠勤理由で言い訳・嘘は避ける
● バイト仲間にもしっかり謝る
アルバイトを無断欠勤して焦ってしまっている方は、まずは落ち着いて、できるだけ早く店長に謝りましょう。
また「他にアルバイトを探せばいいや」と、そのまま無断で退職してしまうようなことだけは絶対に避けておきましょう。
お店に迷惑をかけてしまいましたが、しっかりと謝ればきっと店長も納得をしてくれます。
欠勤に対する対応で、むしろ好感度が上がるチャンスにしてしまいましょう。