大学受験のために個別指導塾を利用するメリット4選と注意点

大学受験のために個別指導塾を利用するメリット4選と注意点

ここでは、大学受験のために個別指導塾を利用するメリットや、個別指導塾に向いている人について、実際に現役で個別指導塾で働いている僕が説明します。

大学受験に備えて塾に入る高校生はとても多いですが、中には個別指導塾を考えている方も多いです。

実際、個別指導塾には講師とマンツーマンで大学受験対策を行っている高校生たちがたくさんいます。

しかし、個別指導塾向きの学生もいれば、集団塾向きの学生もいるのです。

大学受験を見据えて塾探しをしている方は、ぜひ個別指導塾の特徴を把握したうえで自分に合った塾を探してください。

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こちらの記事は、法学部生のおんそくさんによって執筆されています。

目次(もくじ)

個別指導塾の授業イメージ・内容

個別指導塾は先生の両隣に生徒が座って問題演習をして、先生が問題の丸付けと解説をすると言う授業形態を取っているところが多いです。

個別指導塾のイメージ

個別指導塾の内容としては、それぞれの生徒のレベルに合った問題集を使用し、先生が簡単に各単元の解説をした後、実際に問題演習をし、出来なかったところを解説するというのが主です。

それぞれの生徒の学力に合わせて個別にカリキュラム(授業計画)を立てるため、勉強が進んでいる生徒には難しめの問題集を解いてもらったり、勉強が遅れている生徒には過去の範囲の復習から進めてもらうということもあります。

ですが、基本的には学校の進度と同時、あるいは少し先取りする形で授業を進めていき、中間期末テストの直前にはテストの範囲を集中的に問題演習するという流れがオーソドックスです。

もちろん、入試直前には入試の過去問や予想問題を使った演習を行いますし、それぞれの生徒の志望校の過去問を使って演習することができます。

集団塾と個別指導塾の大きな違いとしては、集団塾が先生の授業を中心としているのに対して、個別指導塾は問題演習を主体に置いた授業を行ってることが挙げられます。

 

個別指導塾に向いている人

【1】「学校の成績を上げたい」

【2】「学校の授業に遅れている」

【3】「自分のペースで勉強をしたい」 

まず第一に、「学校の成績を上げたい」という人は個別指導塾に向いています。

公立高校を目指す生徒や、推薦で大学に行きたいと考えている生徒は内申点が非常に重要になってきますから、学校のテストの成績を上げることはとても重要です。

集団塾では学校のテスト対策は行いませんから、中間期末テストと関係のない範囲の授業を学校のテスト直前に受けなければならないことも多いです。

個別指導塾では、生徒に合わせて「中間テスト・期末テストで高得点を取るための授業」を行うことができますので、中間期末テストで高得点を狙いたいという場合には個別指導はおすすめです。

 

次に、「学校の授業から遅れてしまっている」という人には個別指導塾がおすすめです。

集団塾は学校のカリキュラムよりも先に各単元の授業を行う塾が多いので、学校の進度より遅れてしまっている場合には集団塾に入っても逆効果であることが多いです。

しかし一方、個別指導塾では学校の進度から遅れてしまっている場合、現在学校で扱っている範囲よりも前の範囲からしっかりと基礎力を固める授業を行うことができます。

そのため、学校の勉強から遅れてしまっている人には個別指導塾がおすすめです。

 

また、「自分のペースで勉強をしたい」という人にも個別指導塾はおすすめです。

個別指導塾では、講師と相談しながら自分のペースに合ったカリキュラムを作ることができます。

集団塾ではクラス単位でカリキュラムが決まっているので、自分のペースではなく、クラスのペースに合わせて勉強を進める必要があります。

自分のペースで勉強したい方は、ぜひ個別指導塾の利用を考えてみてください。

 

大学受験のために個別指導塾を利用するメリット4選

生徒に合わせた指導ができる

個別指導塾では、先生に対しての生徒の人数が少ないため、先生が生徒の学力に合わせて解説の量・問題演習の量・問題の難易度などを選択することができます。

そのため、生徒の苦手な範囲の勉強を重点的に行い、苦手をなくすことができます。

また、学校の授業から遅れてしまっている生徒には簡単な問題を出題して基礎力を固め授業に追いつけるように授業を進めますし、

逆に学校の勉強では物足りない生徒には、予習としてどんどん先の範囲まで問題集を進めることで学校の範囲を素早く終わらせ、余った時間を受験対策にあてることもできます。

生徒の学力に合わせて、柔軟にカリキュラムを組めるのは個別指導塾の大きなメリットです。

 

中間、期末テスト対策ができる

個別指導塾では、先生が生徒の中学校や高校の中間期末テストの範囲を把握しており、生徒の中間期末テストの点数をアップさせるための対策講義を行うことができます。

しかし集団塾では、それぞれの中学高校のテストの範囲までを把握し、それにあった授業をすることは困難です。

学校ごとにテストの難易度や傾向は大きく異なりますから、学校のテスト対策について集団塾に期待しない方がいいです。

 

志望校に合わせた対策ができる

集団塾では志望校に合わせた対策授業は行われていますが、その講座は「難関」あるいは「有名な学校」に限られていることが多いです。

一方、個別指導塾では、生徒各自が持ち込んだ志望校の過去問集を扱って授業を行うことも可能です。

そのため、集団塾では扱っていないような学校別対策も個別指導塾では行うことができます。

 

自分の参考書を持ち込める

個別指導塾では、個別指導塾が提供している教材だけでなく、自分が使いたい教材を申し出ればその教材に沿って指導をすることが可能です。

ですから、学校から与えられた問題集や教科書、あるいは自分が独学で勉強している参考書を使って解説する授業を行うこともできます。

 

知っておくべき個別指導塾デメリット3選

生徒の全体的な学力はやや低め

個別指導塾に通う生徒の多くは、集団塾と比べて入塾時の学校の成績があまり高くない傾向にあります。

多くの生徒は、学校の授業の補習として個別指導塾に通っています。

そのため、生徒の全体的なレベルはあまり高くなく、難関校を目指す学生には周囲の雰囲気・緊張感が少々物足りないかもしれません。

 

講師の質は大手集団塾に比べていまいち

一部を除き、個別指導塾の講師の多くはプロの講師ではなく、学生のアルバイトや社会人の副業であることが多いです。

そのため、大手集団塾の講師に比べると講師の経験が浅く、レベルの低い講師が多いのも事実です。

「間違ったことを教えられる」ということはまず無いとは思いますが、中には教え方があまり上手くない講師もいます。

そして、集団塾の講師は授業をする際に「参考書の解法を確認する」などの予習を十分してから授業を行いますが、個別指導塾の場合は生徒それぞれ進度が違うため、その予習が間に合わないことがあります。

個別指導塾では、講師が事前に十分な予習をできずに授業に臨み、その場で参考書を見ながら解説の説明を行うということもままあります。

しかし、個別指導塾の講師をしている方の多くはこの状況に慣れていますし、円滑に授業を行うために単元・法則の理解は十分ですので、あまり心配する必要はありません。

 

難関校の受験情報が少ない

こちらも難関校受験する生徒に言えることなのですが、個別指導塾では偏差値70を超えるような難関校を目指す生徒はほとんどいません。

そのため、難関校を受験する際に受験情報が集まらない可能性があるというのがデメリットになります。

まあ、そんな難関校を目指している受験生は自分で情報収集するでしょうから、あまり気にしなくてもいいでしょう。

 

大学受験のために個別指導塾を選ぶ際のポイント

個別指導塾は、大手集団塾に比べて講師の経験が浅く授業がわかりやすくない場合であったり、講師自身が指導内容をあまり理解していないという場合があります。

そのため、個別指導塾を選ぶ際には、自分が通いたいと思っている個別指導塾にどのような先生が在籍しているのかを事前に調べておくことをお勧めします。

在籍している講師の一覧はインターネットのホームページなどで掲載されている場合がありますので、それを見ておくと良いでしょう。

講師の学歴や指導年数等が掲載されている場合があるので、講師のレベルを確認する際に参考になります。

また、実際に通っている生徒が身近にいる場合は話を聞いてみると良いでしょう。

通っている生徒自身の生の声が一番信頼できます。

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