「フル単」とは、単位をフルで取得することを意味します。
そして、人によってフル単は勲章にもなりますし、どうでもいいガラクタにもなります。
フル単なんて簡単!大学生はフル単が当たり前でしょ。
なんて学生もいますが、私はそうは思いません。
今回は、フル単を達成することのメリットや、フル単を達成するために必要な3つのことを交えてお話します。
ぜひ参考にしてみてください。
フル単の意味とは
フル単:ある学期・学年において、履修登録した全ての単位を取得すること
フル単達成のためには単位をひとつも落とすことが出来ませんから、
フル単を達成するということは、真面目に授業に取り組んだということの証明になるのです。
もしフル単を目指すのであれば、すべての授業に細心の注意を払って慎重に取り組みましょう。
ちなみに、私はフル単を達成したことがありません。
フル単には興味ない派です。
フル単は就職活動で評価される?
- フル単は就職活動で優遇されるのか?
就職活動においてフル単が評価されることはまずありません。
この理由としては、大学・学部学科によって単位の取りやすさに大きな差があることが挙げられます。
レベルが高い授業が多い大学であれば、それだけ単位は取りにくくなりますし、一般的に、理系学部の方が文系学部よりも単位が取りにくい傾向にあります。
フル単の価値は学生によってさまざまで、優秀な学生を探す指標としてはあまり役に立たないのです。
したがって、フル単であるということだけで就職活動中に優遇されることは基本的に考えられません。
もしも就職活動で評価されるとすれば、フル単よりも「GPA」でしょう。
フル単のメリットとは
① 周りに少しドヤれる
フル単を取ると、周りに少しドヤれます。
やったぜ。
ですが、自分からフル単を自慢するのは外野から見て割とイタいので辞めましょう。
周りに言う時は、あくまでサラっと言いましょう。
② 4年次が楽になる
4年次に上がるまでずっとフル単(or ほぼフル単)なら、4年次に取らなければならない単位数はとても少ないはずです。
つまり、4年次に出席する授業が減り、卒業できるかという不安が軽減され精神的に楽になります。
- 卒業に必要な単位数:120~140単位ほど
- 1学年の取得可能単位数:40~50単位ほど
特に、4年生の前期は就職活動で忙しい時期ですので、この時期に出席しなければならない授業が多いと負担が大きいです。
フル単を目指すことで、結果として4年次を楽に過ごすことにつながります。
僕はサボリ魔だったので、一緒に授業にでる友人が激減した4年次は精神的にキツかったです。
フル単は当たり前ではない(誇りましょう)
毎年フル単を達成する学生はたくさんいますが、フル単は当たり前のことではありません。
フル単自体の価値は高くありませんが、フル単の条件を満たそうとする行動には大きな価値があると思います。
フル単なら誇りましょう。(でも自慢は控えときましょう。)
私のように、在学中に一度もフル単を達成できない学生もたくさんいます。
大学生にとって、フル単は当たり前のものではないのです。
フル単をとる学生とは
「フル単を達成する学生」と「フル単を達成できない学生」の違いとは何なのでしょうか。
私は、フル単についての捉え方の違いだと思います。
「フル単」という勲章にどれだけ価値を見出せるか
これがフル単を目指す人と目指さない人の違いだといえるでしょう。
私はとにかく大学を卒業できるだけの単位さえあれば十分だったので、フル単にはまったく興味がありませんでした。
フル単のメリットって、特にプラスになるものでもありませんからね。
わざわざ苦労してフル単を目指す気になれませんでした。
しかし、
絶対にフル単を取りたい!
と心に固く誓っている真面目な大学生もたくさんいます。
経験上、1年生のときにフル単だった学生は、2年生以降もフル単を達成し続ける傾向が強いです。
正直、毎年フル単を達成する学生たちは素直にすごいと思います。
フル単を達成したからといって特に得するようなことはありませんから、
フル単達成はおまけ程度に考えておくと気が楽になるでしょう。
フル単の取り方
フル単を取りたいのであれば、方法はシンプルです。
ズバリ、「ちゃんと授業に出席し、課題を出し、期末テストで合格点を取るだけ」です。
当たり前のことですが、これが難しい大学生は多いのです。
フル単を達成できない、または単位を落としがちな学生に共通して言えることは、
- 「そもそも授業への出席率が低い」
- 「試験勉強にかける時間が少ない」
- 「レポートなどの課題を出さない」
ということです。
したがって、フル単を目指すのであれば、これらのことの逆をすればいいということになります。
つまり、
- 「ちゃんと授業に出席する」
- 「試験勉強にしっかり時間をかける」
- 「レポートなどの課題を忘れずに必ず提出する」
をしっかり実行するということです。
フル単を目指すのであれば、上記の3点をしっかり実行してみるといいでしょう。
また、本気でフル単を達成したいのであれば、履修登録の段階でしっかりと時間割を考えて組みましょう。
「大学生の時間割の組み方を具体例を使って徹底ガイドします」で、実際に私の時間割を使っておすすめの履修登録について解説しています。
よければ参考にしてみてください。
冒険したい履修科目もある
フル単を達成するためには、基本的に無難な履修選択になります。
「この授業は単位が取れそうだな」という科目のみで履修登録を行うため、シラバスや裏シラに載っている「一見評価が悪い授業」は切り捨てがちです。
しかし、周りからの評価が悪くても自分に合う授業は意外とあります。
全然人気が無かった「映画評論」の授業が、僕的にかなり面白かった経験があります。
周りと同じ安牌な授業ばかりを受けても、自分と周りを差別化することはできません。
大学には変わり種な授業がたくさんありますから、ぜひ一つや二つは興味のみで履修する科目を選んでみてください。
まとめ
フル単を目指すことは、単位取得のためのモチベーション維持に最適です。
しかし、フル単は無理をしてまで達成するべきものでは無いのも事実です。
フル単を取ったことのある人の気持ちは私には分かりませんが、一度でもフル単を取ると、
来年も絶対にフル単を達成しよう!!
と思うものだと思います。
しかし、フル単は労力のわりに実益が少ないものです。
フル単はたしかに凄いことですが、フル単に固執するのは辞めたほうがいいと思います。
大学生活を楽しむために自分に何が必要か、ぜひ考えてみてください。