私は中央大学の法学部に通っており、主に大学施設を活用することで勉強しています。
今回は、大学生が勉強するやる気を引き出すにはどうすればいいのか、個人的におすすめの方法を書いていきます。
大学受験期のような「必ず勉強しなければならない」という危機感の無い大学生活を送っていると、何か目的が無ければ勉強する気なんて起きません。
これは多くの大学生がそうだと思います。
しかし、大学生活は4年間もありますから、大学卒業時に大学生たちの間の勉強量の差はとても大きく出るはずです。
どうすれば勉強のモチベーションを引き出し、習慣的に勉強を続けることができるのか、参考にしてみてください。
1:単位を落とした時のことを考えてみる
大学生が一つの授業を落とすと、その後、多めに単位をとらない限り、最終的に大学4年生の時に大学に行く日数が増えます。
大学4年生は就活などで忙しいですし、就活が終わった後も卒業旅行などを楽しむ学生が多いです。
一般的な大学生であれば、大学3年生まででほとんどの単位を取り終えてしまい、4年生では週に1~2回大学に行くという形になります。
そんな中で、大学四年生で単位取得をするのは精神的に辛いものがあります。
さらには、4年生になると一緒に講義を受けてくれる友人もいなくなってしまう可能性が高いので、なおさら単位取得が大変です。
大学1~3年生の間に、しっかりと勉強して単位を取っておきましょう。
そして、4年生で単位を取ることのデメリットを考えると、勉強のやる気も湧いてきませんか。
2:資格の勉強を始めてみる
大学生は自由な時間がたくさんありますよね。
勉強をしようと思えば、長時間の勉強をすることが可能です。
しかし、自由な時間が多い分、だらだらして勉強が結局進まないということが多いと思います。
そこで、比較的メジャーで簡単な資格試験に申し込んでみることをお勧めします。
例えば、
- 法律系資格 ⇒ ビジネス実務法務検定3級
- 会計系資格 ⇒ 簿記3級
がおすすめです。
これらの資格であれば、申し込んでから試験本番までの1か月くらいの期間で合格することも不可能ではないです。(かなり大変ですけど。)
勉強するより先に申し込んでしまうことで、
短期間で勉強して合格しなきゃ!
というプレッシャーを自分にかけることができるので、勉強のやる気が出てくると思います。
また、最近では月額980円で人気資格の対策ができる「オンスクJP」などの格安の資格試験対策サイトも増えてきています。
これらのサイトを活用すると、非常に安く資格試験対策をすることができます。
まずは資格勉強で勉強する習慣を身に着けましょう。
3:通学時間を活用する
実家から大学に通っている人は、通学時間が長い人も多いと思います。
そこで、通学時間は勉強すると決めてしまうのがおすすめです。
通学時間は勉強すると決めて毎回勉強をしていると、習慣になってすぐに勉強を始めることができるようになります。
徒歩や自転車通学の方は難しいかもしれませんが、電車通学の方はぜひ電車を有効活用しましょう。
電車の振動は「f分の一の揺らぎ」と呼ばれており、電車は人間が集中しやすい環境なのだそうです。
※電車で眠くなってしまうのも、「f分の一の揺らぎ」が原因だとされています。
通学時間が往復1時間であれば、毎日1時間自宅よりも集中して勉強することができます。
電車が混んでいて座れないという場合にも、スマートフォンアプリを使えば、片手さえ空いていれば勉強を進めることができます。
例えば、スタディサプリtoeicは、問題演習機能、復習機能、講義動画視聴機能がアプリに入っており、アプリ一つでtoeic対策を完結することができます。
また他の資格試験の問題集などもアプリ化されていることが多いので、一度アプリストアで見てみると良いと思います。
塵も積もれば山となる。通学時間の一部を勉強時間に変えてみましょう。
4:勉強のやる気のある友人に刺激をもらう
勉強のモチベーションを上げるためには、やはり、自分の他に勉強量の多い人と交流があるというのが重要だと思います。
そして、そのようなモチベーションの高い友人を大学で見つけるのは、高校時代よりも簡単だと思います。
例えば、資格取得を目指しているサークルに加入するのは一つの手です。
そのようなサークルであれば、同じ資格を取得するという目標を持った人が自然と集まってくるでしょう。
優秀な卒業生の多いサークルであれば、卒業生が参考書を寄付してくれるようなサークルもあります。
そのようなサークルであれば、自然と勉強のモチベーションも上がりますし、参考書寄付などの補助があれば、予備校代などの費用を削減することも可能になります。
また、大学2年生や3年生からでは、新しくサークルに加入するのに抵抗するのがある方もいるかもしれません。
そのような場合には、ゼミに入ることをお勧めします。
資格取得を目指している人が多く入るゼミであったり、
公務員を目指す学生が多く集まってくるゼミなどのいわゆるガチゼミに入れば、
周りの学生も意識の高い学生が多く、自然と自分も勉強しなければならないというような気分になることができると思います。
【関連】ゼミの選び方|重要な3つの点を文系大学生が具体的に解説します!
5:将来の進路について考えてみる
勉強のやる気を出そうと思っても、
何を勉強したらいいのかそもそも分からない
勉強しても将来何の役に立つのか分からない
というような場合には、勉強のやる気は出ないと思います。
そのような場合には、将来何をしたいのかということを明確にすることが、勉強のやる気を出すことにつながっていくと思います。
例えば、将来外資系の企業に就職して働きたいと考えている場合は、英語などの語学系の資格の取得というのは非常に重要だと思います。
就職活動時にもTOEICなどの英語の資格の成績というものは見られますし、入社後も出世などの選考基準として英語の資格が用いられている場合があります。
外資系の企業に就職したいと考えている場合には、就活対策及び入社後のためにしっかりと英語の勉強をしておくことが必要だという風に考えられます。
そのように考えていけば、自然と勉強しなければならないなと考えるようになると思います。
また、将来独立系資格で生計を立てたいと考えている場合や、公務員になりたいと考えている場合は、その試験に合格しなければそもそも仕事をすることができません。
試験に落ちてしまった場合は、浪人して再度試験を受け直さなければならないということになります。
そのように考えれば、勉強のやる気も出てくるのではないでしょうか。
6:奨学金や予備校のキャッシュバックサービスを利用する
大学によっては、特定の資格に受かったり、成績優秀者に選ばれた際に返済不要の奨学金が給付される場合があります。
また、資格試験に合格した際に口座の代金が返金されたり、お祝い金がもらえるキャッシュバックサービスなどを行っている予備校があります。
これらを利用した場合、試験に合格するだけでお金をもらうことができます。
単純に、勉強して合格すればお金はもらえるので、勉強のモチベーションに直結するのではないでしょうか。
ちなみに、キャッシュバックキャンペーンを行っている予備校は、クレアール、アガルートアカデミーなどがあります。
7:大学の施設をフル活用する
日本の大学のほとんどは、図書館、自習室、パソコン室などなどたくさんの実習することができる施設を有しています。
せっかく高い学費を払って大学に通っているのですから、これらの施設を使わないのはもったいないです。
私は、大学の色々な場所で勉強をすることで勉強のやる気を保っています。
図書館で勉強していて、勉強に飽きてきたら自習室に移動する。
自習室での勉強にも飽きてきたら、パソコン室に通して映像授業を受講する。
と言ったように大学の施設をフル活用して勉強を進めています。
また、大学が提携しているWebサービスなども、フル活用すると勉強がはかどります。
例えば、法学部であれば判例データベースなどを追加料金なしで利用することができます。
これらの学習に役立つWebサービスは、大学生であれば無料で使える場合もあるのでしっかりと活用したいところです。