大学では高校までと異なり、履修する授業自体が基本的に自由選択です。
そして、授業に出席するか否かもすべて学生の自由となっています。
しかしいくら出席が自由だとしても、さすがに欠席には連絡が必要なのではないかと気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、大学の授業を欠席する際に講師に連絡する必要があるか否かについてまとめてみました。
講師への欠席連絡は基本的に必要無い
いきなり答えになりますが、大学の授業を欠席する際に講師に連絡する必要はまったくありません。
もちろん、風邪や体調不良で欠席するときも基本的に連絡は不要です。
そもそも大学の授業は百人単位で行われることがあるほど、学生の人数が多いのです。
したがって、講師もいちいち学生一人一人の事情について配慮する余裕はありません。
そんなことをしていればキリが無いからです。
それに、出席が成績に反映される授業では講師が出席確認を行っています。
ですから、わざわざ欠席する旨を連絡する必要は無いのです。
部活動などの公欠は別
出席点が成績評価に含まれている場合、授業を欠席すれば当然成績は落ちます。
※単位についてはこちら(⇒大学の単位の仕組みを分かりやすく徹底解説します!)の記事で詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
しかし、部活動の試合などが理由で授業に出席出来ない際に、成績や単位が落ちてしまうようなことがあれば理不尽ですよね。
そんなことが多発すれば、部活動に加入する学生は大幅に減ってしまうでしょう。
なので部活動の試合などやむ負えない理由で授業を出席する際は、欠席が「公欠」として出席扱いとなります。
ちなみに、部活動以外にも「出席扱い」扱いとなる欠席理由は以下のようなものがあります。
理系学部の「実験」授業はやばい
理系学部の方は「実験」の授業が多いと思います。
理系学部の実験の授業は「一度欠席するだけで単位が落ちる」ということが平然と起きます。
このような欠席が命取りになるような授業は絶対に欠席しないようにしましょう。
もしもこのような授業をどうしても欠席せざる負えない場合は、担当の講師に理由を熱心に説明して欠席許可をもらいましょう。
「出席扱い」になる可能性がある場合
〇電車の遅延
電車の遅延によって授業を欠席してしまった場合は、遅延証明書を講師に提出することで「出席扱い」として認められる場合があります。
電車の遅延を出席扱いにするか否かは、たいてい各授業のオリエンテーションにて各講師が話してくれると思いますので確認しておきましょう。
もちろん、電車の遅延を欠席理由として認めてくれない講師もいます。
そのような講師であれば、多少の出席点については潔く諦めましょう。
〇インフルエンザなどの感染症の場合
「インフルエンザ」や「胃腸炎」などの病気にかかってしまった際は、授業に出席してしまうと他の生徒に病気を感染させてしまうかもしれません。
このように病気が理由の場合は、講師が欠席を出席扱いにしてくれることがあります。
講師からしてみても出席点のために無理をして授業に出席されても困るわけですから、出席扱いと認めてくれる講師が多いのも納得ですよね。
〇法事・冠婚葬祭など
冠婚葬祭などによる欠席を出席扱いにしてくれる講師は珍しいです。
ただ、近親者の葬祭であれば相談しだいで欠席を出席扱いにしてくれる講師はいます。
冠婚葬祭で公欠の許可を出してくれる講師もいますが、相談しだいと言えるでしょう。
〇その他講師が認めた場合
上記の場合以外でも、講師が認めさえすれば欠席を出席扱いにすることが出来ます。
学生の出席を最前線で管理しているのが講師ですから、講師にさえ認められれば、どんな理由であっても出席扱いの許可を得ることは可能であると言えるでしょう。
やむ負えない事情によって授業を欠席し、出席点が気になるのであればまず講師に相談してみましょう。
出席点のせいで単位が危ない時はすぐに講師に相談しよう
単位を取るうえで、出席点が非常に重要な役割を果たす場合があります。
具体的には、出席点重視の科目を履修している場合です。
出席点重視の授業では、一回の欠席がその授業の単位の命運を分けてしまう場合が多々あります。
寝坊などによって単位のためにも決して休めない授業を欠席してしまった場合は、ダメ元でもいいですからまず講師に連絡しましょう。
連絡というよりは交渉になるかもしれません。
人情深い講師であれば、もしかすると代替案を受け入れてくれるかもしれません。
具体的には、「レポートの提出で出席点の変わりに追加点をもらう」などですね。
これは出席点のみに関わらず、単位を落としてしまいそうなあらゆる場合で有効な手段です。
まとめ
小さなことを積み重ねることによって単位を守ることが出来るのです。
基本的に、大学の授業を欠席する際に講師に連絡は必要ありませんが、単位がかかっている場合は出来るだけ速やかに講師に相談してみましょう。
そして、フル単を目指してなるべく授業には出席しましょう。