今回は、ゼミに入らないまま大学4年生になった私が、ゼミに入らなかったことで思うことについて語ります。
というと、意外と多くの方から驚かれるのですが、
実際、ゼミに入っていなくても困ることはありませんでした。
就職活動を含めてもです。
私は文系の経営学部生なので、
研究室に入ることが半ば強制されている、理系の方々のゼミ事情については詳しくありません。
しかし、文系の大学生は無理にゼミに入る必要は無いと考えています。
ゼミに入ろうか悩んでいる文系の方は、ぜひ参考にしてみてください。
文系大学生がゼミに入る主な目的
文系大学生たちがゼミに入る主な目的としては、以下の6つが挙げられます。
上に行くほど、ゼミに入る動機が強くなります。
- ゼミ参加が強制であるため
- 卒業論文のため
- 純粋に入りたいゼミが有るため
—–(無理してゼミに入らなくてもいいんじゃない?ライン)—–
- 就職活動のため
- 仲間や友人を作るため
- 入らないと不安なため
卒業のために卒業論文が必須な学生は、ゼミに入らざる負えないですし、
ゼミ説明会に参加して魅力的なゼミがあれば、そのゼミに入ったほうがいいでしょう。
しかし、
のように、漠然とゼミに入ろうか悩んでいるのであれば、
個人的に、ゼミには入らなくてもいいかなと思います。
ゼミによる主な負担
ゼミに入ると、主に以下のような負担がかかります。
- ゼミ内の人間関係にかかわる負担
- 研究に費やす時間的な負担
- 研究に費やす体力的な負担
- 飲み会などの金銭的な負担
ゼミの主目的は研究・調査ですが、これに少なくない時間と体力を消費する必要があります。
実際、ゼミの忙しさはゼミによって大きく異なりますが、
少なくとも、
- ゼミ発表
- レポート作成
- 卒業論文作成
には相応の準備が必要なのです。
どんなゼミにせよ、
サークルやアルバイトで熱心に参加しているものがあれば、
ゼミの負担は、より重くあなたにのしかかるでしょう。
また、ゼミの飲み会や旅行にお金は飛んでいきますし、
ゼミ内の人間関係に悩んでしまうこともあるでしょう。
これらの「ゼミに入るメリット」と「ゼミ参加による大学生活の負担増」を天秤にかけて、
私は、ゼミに入らない決断をしました。
私がゼミに入らなかった理由
私は最初からゼミに入らないと決めていたわけではありませんでした。
実際、2年生の後期にはゼミの説明会に参加し、いろんなゼミの先輩にお話を聞きに行きました。
しかし、どうも「参加したいな」と思えるゼミに出会えなかったのです。
この時には、
「興味がない集団に無理やり入っても長続きはしない」
という自分の性分を私自身が深く理解していたので、悩んだ末にゼミに入りませんでした。
もちろん、ゼミに入らないという選択をする上で、迷いもたくさんありました。
- 「就職活動への影響」
- 「自分が知らないゼミのメリットがあるのではないか」
- 「友人がみんなゼミに参加する疎外感」
などへの不安は特に大きかったです。
しかし、それでも入りたくないものは入りたくなかったのです。
ゼミに入らなかったことに後悔は無い
そんなこんなで、
結局ゼミに入ることなく大学4年生の終盤まで来たわけですが、
ここに来て思うのは、「やはり自分はゼミに入らなくて正解だった」ということです。
周りのゼミに入った友人たちからは、よく下記のような愚痴を聞かされます。
- 教授と馬が合わない。嫌い。
- ゼミ旅行にマジで行きたくない。
- ゼミ発表のための資料作りに時間がかかりすぎる。
もちろん、途中でゼミを辞めた友人もいます。
中には、入って1か月以内にゼミを辞めた友人もいます。
もし私がゼミに入っていても、きっと、すぐにゼミに行かなくなっていたでしょう。
理系と文系では、やはりゼミの重要度は大きく異なります。
文系大学生は、何のためにゼミに参加するのかを考えてみてください。
ゼミ不参加の就職活動への影響
「ゼミに入っていないと就職活動で不利になる」
なんてお話を聞いたことがある大学生は多いでしょう。
実際、「ゼミに入っていない」という事実が、
採用担当者の目にどう映るのかについては私はわかりません。
それぞれの企業の採用担当者によっても、
ゼミの経験をどれだけ重視するかは大きく変わるでしょう。
しかし、少なくとも私が受けた面接では、
ゼミの経験について聞かれることは、一度もありませんでした。
就活の際のエントリーシートには、
「ゼミ・研究室ついて」の欄がありますが、私はすべて空欄で出していました。
文系は、ゼミに入っているか否かよりも、
サークルなり、アルバイトなり、自分の専攻分野なりのエピソードで、
しっかり自分の強みや魅力をアピールできるかの方が重要です。
私の経験から言うと、ゼミに入っていなくても就職活動は怖くないです。
ゼミのメリットと負担を天秤にかけよう
ゼミには、多くのメリットがある一方で負担もあります。
となれば、ゼミに入るか否かを決めるうえで重要なことは、
メリットと負担を天秤にかけることでしょう。
例えば、
- サークルに入っていない、
- アルバイトも熱心にしていない
など、就職活動の際に自分をアピールできるエピソードが無いのであれば、
エピソード作りのためにゼミに入るメリットは大きいです。
一方、ゼミ以外に熱心に活動していることがあり、
ゼミに入ることでその活動が制限されてしまうのであれば、
ゼミに入る負担は大きいと言えるでしょう。
ゼミ参加が強制ではない場合、自分でメリットと負担を比べることが重要です。
どうしても入りたいゼミが無い場合、無理してゼミに入る必要はありません。
できるだけ後悔しない選択をしましょう。