大学に入学する際、ノートパソコンを購入するか悩みますよね。
オシャレで高性能なパソコンは、もはや大学生のファッションのひとつであると言っても過言ではないでしょう。
しかし、ノートパソコンは安い買い物ではありません。
新品の高性能なノートパソコンを買おうとすれば、10万円なんて軽く吹っ飛びます。
特に、新入生の方は入学金や新生活のために多くの費用が必要ですから、ノートパソコンの購入をためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は大学生がノートパソコンを持つべき理由を2つ紹介し、お得なノートパソコンの選び方までまとめてみました。
ノートパソコンを買おうか悩んでいる大学生は、ぜひ参考にしてみてください。
大学生の67%がノートパソコンを持っている
そもそも、全体の何割の大学生がノートパソコンを持っているのか気になりますよね。
私も気になったので調べてみました。
「STUDENT LAB」さんが169人の大学生を対象に行った調査によると、ノートパソコンを持っている大学生は全体の約67%に該当するようです。
ノートパソコンを持っている | 66.9% |
ノートパソコンを持っていない | 25.4% |
タブレット端末なら持っている | 7.7% |
大学生の過半数がノートパソコンを持っていることが分かりますね。
ただ意外なのは、ノートパソコンを持っていないにも関わらず、タブレット端末のみを持っている学生が約8%もいることです。
最近話題になったマイクロソフトさんの広告に、このようなものがありましたね。
※Surfaceの広告(日本マイクロソフト公式ブログ)
https://www.youtube.com/watch?v=nzjaT4iTGrc実際、これは間違ってないです。
だからこそ、この広告に共感する方が多く話題になったのでしょう。
タブレット端末よりもノートパソコンの方が圧倒的に便利だと個人的には思うのですが、大学内でキーボードを打つような作業をしない大学生は、タブレット端末で満足しているということでしょう。
ノートPCを持たずにタブレット端末のみを持っている学生たちは、自宅のデスクトップ型パソコンか、学校の共有パソコンを利用することで、大学の課題やレポートを作成している方が多いです。
しかし、やっぱり自分専用のノートパソコンがあると、いろいろと便利なのは間違いありません。
私もずっとノートパソコン派です。
ここから、大学生がノートパソコンを持つべき理由について紹介していきます。
大学生にノートパソコンが必要な2つの理由
● スマホやタブレット端末だけでは不十分
● ノートPCは持ち運び可能
大学生がインターネットを利用する機会は、一昔前と比べてとても増えました。
ネット環境に接続するだけであれば、たしかにスマートフォンや大学・家庭のパソコンだけでも十分でしょう。
しかし、それでもわざわざノートパソコンを購入することに意味はあるのです。
スマホやタブレット端末だけでは不十分
多くの大学生は、パソコンよりもスマートフォンに触れている時間の方が長いのが実状です。
だったらノートパソコンを買わなくても、スマートフォンで十分じゃないか
なんて思ってしまいますよね。
たしかに、スマートフォンやタブレット端末は情報収集に向いており、いつでもどこでも簡単にネットに接続することが出来ますし、小さいので電車内でも使いやすいです。
利便性のことを考えると、ノートパソコンよりもスマホの方がぜんぜん便利です。
しかし、スマートフォンやタブレット端末には向いていないこともあるのです。
特に、レポートの作成やプログラミングなどのキーボードを多用する作業には、スマートフォンやタブレット端末は本当に向いていません。
これは、スマートフォンやタブレット端末のタッチ入力の不便さや、画面の大きさが関係しています。
レポートの作成やプログラミングでは、多くの文字を入力し、同時に多くの修正も行います。
小さな画面上で大量の文字の入力と修正を行うには、多くの労力と時間が浪費されるでしょう。
つまり、スマートフォンやタブレット端末は、がっつり作業するデバイスとしては向いていないのです。
また、「CAD」や「Office」のような専門ソフトはパソコン専用のものが多いです。
これはパソコンとスマートフォンの処理能力の高さの違いによるものですね。
結局、大学生は高い処理能力が求められる作業でパソコンが必要になるということですね。
ノートPCは持ち運び可能で場所を選ばない
自宅にあるパソコンをメインで使っているという方や、学校の共有パソコンの利用を考えているという方もいるでしょう。
たしかにノートパソコンを買わず、自宅のパソコンや学校の共有パソコンだけを使うという選択肢もアリだとは思います。
しかし、ノートパソコンには高性能なパソコンを持ち運びできるという最大のメリットがあるのです。
自宅のパソコンは、もちろん自宅でなければ使うことは出来ません。
また、学校の共有パソコンは学校に行かなければ使うことが出来ませんし、使用時間も学校の開校時間に左右されます。
自分専用のノートパソコンを持っていないと、パソコンを使用する場所に制限がかかってしまうのです。
レポート作成などの際に、

自宅じゃ集中できない!
大学のパソコンルームが混んでいて利用できない!
という時は結構あると思います。
しかし、自分専用のノートパソコンを持っていれば、カフェや学内の空いているスペースなど、そのときの気分に合わせて自由な場所でパソコンを使うことができます。
好きな場所で自由にパソコン作業ができるというのは、集中力に大きな影響を与えるのです。
これは、とても大きなメリットですよね。
自分専用のノートパソコンを持つと、さまざまな場面でメリットを感じると思います。
また、大多数の大学生がノートパソコンを購入しているという事実もあります。
大学生なら、出来るだけノートパソコンを持っておいた方が良いと言えるでしょう。
大学生のノートPCとして最低限必要なスペックと選び方
私は今までたくさんのノートパソコンを乗り換えてきました。
ちなみに、デスクトップ型パソコンを買ったことは一度も有りません。
今回は、そんな私の経験を活かして、ノートパソコンで「最低限ほしいなー」と思うスペックについて説明します。
ノートPCって機能が少ないんじゃないの?

デスクトップPCと比べて動きが重そう
などと感じてしまう方もいると思います。
しかし、結構な飽き性でどんどん新しいノートパソコンを買ってしまう私ですが、歴代のどのノートパソコンもスペックで特に不満を感じることはありませんでした。
特に、近年のノートパソコンは本当に使いやすいです。
ノートパソコンは非常に種類が多いですから、長々と書くと、
結局何が良いんだよ!?
と頭がこんがらがってしまうと思うので、大学生が使うのに十分なノートパソコンのスペックについて簡単にまとめてみました。
まず、大学生として4年間十分に使うためにオススメなノートパソコンのスペックは、以下のとおりです。
●画面サイズ:大きくても14型まで
●CPU:Intel Core i5 か i7
●メモリ:4GB以上
●HDD/SSD:HDDなら500GB以上、SSDなら250GB以上
●バッテリー駆動時間:少なくとも4~6時間以上
どうでしょうか。簡単ですよね。
少なくとも、この条件に合ったノートパソコンであれば、新品・中古品問わず、4年間大きなストレスを抱えることなく快適なノートパソコンライフを送れるはずです。
ブランドよりもデザインと保証期間を重視する
十分なスペックに合致しているのであれば、もはや「富士通」や「DELL」などのブランドはあまり気にしなくていいと私は思います。
細かいブランドまで気にしてしまうと、なかなかノートパソコンを決められなくなってしまいますからね。
ノートパソコンは、ブランドよりも自分の好みの形や柄のものを選ぶといいでしょう。
また、新品のノートパソコンを買うのであれば保証内容はしっかり確認しておきましょう。
ノートパソコンを頻繁に持ち運んでいると、何かの拍子にいきなりノートパソコンが起動しなくなるなんてことが起こります。
私も2年間ほど使っていたノートパソコンが、先月突然起動しなくなるという事件に遭遇しました。
中古で安く買ったノートパソコンだったので保証もなく、修理費用も高いのでそのまま新しいノートパソコンに乗り換えました。
中古でしたので、経済的・精神的なダメージが少ないのが幸いでした。
しかし、新品で高いお金を払って買ったノートパソコンが、1~2年ほどで使えなくなったらシャレになりませんよね。
ノートパソコンは消耗品ですから、ダメージが蓄積していつお亡くなりになられるか分かったもんじゃありません。
必ず、メーカーと販売店の保証期間を調べて選びましょう。
バッテリーは結構重要です
バッテリーについては、新品のノートPCであれば少なくとも4~6時間以上の駆動時間を目安に選んでみて下さい
欲を言えば、バッテリーの駆動時間は長ければ長いほど良いのですが、バッテリーの駆動時間を求めていくとノートパソコン選びが面倒くさくなります。
バッテリーはしょせん消耗品ですし、最近は電源の有るカフェも増えてきました。
「ずっと外出してノートパソコンをカタカタする」という方以外は、少なくとも4~6時間以上のバッテリー駆動時間で十分です。
中古ノートPCを買う際はバッテリー消耗に注意
どうしても新品のノートパソコンを買う余裕が無い
という方もいると思います。
そんな方は、6万円以下の良質な中古ノートパソコンを探してみてください。
私が今まで使ってきたノートパソコンも、多くが中古品でした。
中古品でも良質なノートパソコンはたくさんありますし、私は6万円以下の中古ノートパソコンしか買った事はありませんが、幸いはずれを引いたことはありません。
中古品でもすばらしい品質のノートパソコンはたくさんあるので、
べつに新品じゃなくても安いならいいや
という方にはおすすめです。
ただ、中古ノートパソコンを購入する際に注意しなければならないことはたくさんあります。
特に、中古のノートPCは基本的にバッテリーが消耗しているということは、どうしても覚悟しておかなければいけません。
たいていの場合、店頭で販売しているノートパソコンのバッテリー容量を確認しても、中古だとシステム不備も考えられますから、それが本当に正確なバッテリー容量を表しているのか信用できません。
そして、バッテリーに関しては中古販売店側もまず保証はしてくれません。
ですから、もしもバッテリーが劣化しすぎていた場合、メーカーからバッテリーを取り寄せたりしなければならないということが起こり得るのです。
中古品のノートパソコンを買う際は、バッテリーの消耗度については覚悟はしといた方がいいです。
セキュリティソフトの有無も確認しておこう
セキュリティソフトはパソコンに必須のソフトですが、買うと3年契約でだいたい1万円ぐらいします。
セキュリティソフトの導入自体は簡単なのですが、1万円は大きいです。
パソコンを価格で比較する際、セキュリティソフトが入っているかどうかはチェックしておきましょう。
おすすめの安いノートパソコンブランド
自分の目的・使用用途に合ったノートパソコンを選ぶのが一番ですが、とにかく安いノートパソコンを買いたいですよね。
本音を言えば、アップルの『Macbook』をスタバでカタカタさせてみたいわけですが、実際『Macbook』じゃなくても高性能な薄型ノートパソコンはたくさんあります。
『iPhone』以外にも、『Xperia』や『Galaxy』のような高性能なスマホがあるのと同じです。
そして、私が特におすすめするのが、Lenovo(レノボ)のノートパソコンです。
- 高性能で他社の同じ性能の商品よりも安い。
- とにかく頑丈。
- 薄いのに画面サイズが大きい。
- 中古品が多く出回っている。
私は今まで、レノボの「Thinkpad x1シリーズ」を乗り換えて使ってきました。
今現在使っているのも「X1 carbon」ですが、本当に満足しています。
安くて頑丈で安定したノートパソコンを探している方(特に男性)は、ぜひ一度レノボのノートパソコンから調べてみてください。
必ずしもOfficeソフトが入ったパソコンを選ばなくてもいい
【1】【おすすめ】大学から無料のOfficeをもらう
【2】互換性の有る安いOfficeソフトをインストールする
【3】月契約の『office 365』を利用する
【4】無料の『Office Online』を利用する
大学生にとって「エクセル」や「パワーポイント」などの機能が付いたOfficeソフトは必需品です。
Officeソフトは大学生活で頻繁に大学生活で使用するので、必ずノートパソコンに入れておいた方がいいのは事実です。
しかし、新品・中古品に限らず、最近はOfficeソフトが入っていないノートパソコンを買う大学生も増えているのです。
最初からノートパソコンにOfficeソフトが入っている方が楽ではありますが、どうしてもそのぶん高価になってしまいます。
「Officeが入ってないから」という理由で、好みのノートパソコンを諦めなければならなくなるのは非常に悲しいことです。
正直、大学生は以下の4つの手段のどれかでOfficeソフトを自分でインストールすればいいので参考にしてみてください。
【1】【おすすめ】大学から無料のOfficeソフトをもらう
大学がマイクロソフトと提携している場合、学生は在学中に無料でマイクロソフトのOfficeソフトを使うことが出来ます。
私が通う大学も提携しているので、いままでずっと無料でOfficeソフトを使わせてもらってます。笑
しかもオンライン上ではなく自分のノートパソコンにインストールして使えるので、オフラインでどこでも使えるという親切サービスです。
私の大学の場合『Office 365』を無料で使用できるのですが、インストールまで30分かからず出来てしまったので本当に助かりました。
ちなみに、最大5台までインストールできるらしいです。
かなり得をしました。
まず、自分が通っている大学がOfficeソフトの無料配布を行っていないか確認しておきましょう。
たいていGoogle検索で「【大学名】 Office」と検索すれば、該当する大学のページが出てくるはずです。
Office付きのお高いノートパソコンを買う前にチェックしておくことをおすすめします。
【2】互換性の有る安いOfficeソフトをインストールする
また大学が無料でOfficeソフトを配布していなくても、マイクロソフトより安いOfficeソフトを購入することも出来ます。
最近はアマゾンなどでカンタンに互換性の有る安いOfficeソフトを購入できますから、なおさらわざわざOfficeソフト入りのパソコンを買う必要性は薄いといえるでしょう。
ちなみに、アマゾンで人気のOfficeソフトは『KINGSOFT Office』です。
【3】月契約の『office 365』を利用する
また、最近では毎月利用料を払うことでマイクロソフトのofficeソフトを利用できる『office 365』というサービスがあります。
これは毎月契約なので、ノートパソコンが壊れてしまったときに契約を切ることができるというメリットがあります。
中古品のノートパソコンを使っているのであれば、こちらの方がリスクヘッジできます。
【4】無料の『Office Online』を利用する
また少しだけ機能が制限されてしまいますが、マイクロソフトのofficeソフトを無料で利用できる『Office Online』というサービスもあります。
こちらは「Microsoft アカウント」を無料で取得して、OneDriveに保存したofficeファイルを無料で編集できるサービスです。
大学生が普段使う機能としては十分ですし、「まだOfficeソフトを買いたくない」という方は参考にしてみてください。
ノートパソコンは大学生の相棒
大学生活を送っていると、ノートパソコンが必要になる時が必ずきます。
自分に合ったノートパソコンを使っていると、ストレスを感じることなく、大学の課題やレポートを仕上げる効率も上がります。
経済的に余裕があるうちに、長く使えるノートパソコンを手に入れておきましょう。