浪人生の全落ちを防ぐための対策|全落ちした時の対処法とは

浪人生が全落ちした時の対処法と防止策|元予備校講師が教えます

現役生時代に志望校に合格できなかった学生が、大学に向けてさらに受験勉強を続ける場が予備校です。

迎え入れる講師としては、もちろん全員合格してほしいと毎年願います。

しかし、現実には第一志望校はおろか、すべての出願校に落ちてしまって路頭に迷う学生もいます。

「浪人したけど、出願校全てに落ちてしまった」という時は一体どうすればいいのでしょうか。

今回は「出願校全てに落ちてしまったときに真っ先にやるべきこと」や、「大学の行き場がないような事態を引き起こさないためには、どうすればいいのか」について元予備校講師が教えます。

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元予備校講師の営業マン

高校の非常勤講師、学習塾・予備校の講師の経験を活かして大学受験に関する記事を執筆しています。専門は社会科。推薦入試・公募面接・小論文対策の指導経験有り。

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もし大学受験で全落ちしてしまったら

大学受験で全落ちしてしまったら、現役生も浪人生も取れる手段に大差はありません。

● もう一年間、浪人して来年度の合格を狙うのか

● 大学受験を諦めて、専門学校や就職の道を選ぶのか

多くの浪人生はこのどちらかの決断をする必要が出てきます。

どちらの道を選ぶにしても、一人で抱え込むことはおすすめしません。

予備校に通っているのであれば進路指導担当へ、自宅浪人であれば高校時代の先生や家族に相談しましょう。

ここでおすすめの記事を紹介しておきますので、参考にしてください。

 

1.全落ちを防ぐためにはどうすればいい?

(1)センター試験の結果を踏まえた出願

国公立大学であれ、多くの私立大学であれ、ほとんどの受験生がセンター試験を受験します。

その点数を見れば、おおむね志望大学の合否の目安を割り出すことができます。

基本的には、大学受験は以下の組み合わせのいづれかで出願しましょう。

国立大学志望

① 国立大学(安全圏)& 私立大学(安全圏)

② 国立大学(挑戦校)& 私立大学(安全圏)

私立大学志望

① 私立大学(安全圏)

② 私立大学(挑戦校)& 私立大学(安全圏)

二次試験での逆転可能な大学もありますが、基本的二次試験前提の出願は辞めましょう。

後がないのであれば、学力的に安全圏の大学に出願するのが基本です。

 

(2)同レベルの大学だけの受験にならないように出願

難易度が似た大学ばかりを受けた場合、すべての大学に落ちるということが起きやすくなります。

「志望校について妥協したくないし、受かるからといっていきたくない大学に出願したくない」

という気持ちはとても理解できます。

しかし、万が一のことは常に考えておくべきです。

たとえ知名度や偏差値が低くても、良い研究や就職率が高い大学はたくさんあります。

志望校は、難易度別に最低でも上中下の3レベルで設定しましょう。

 

2.全落ちの可能性が高まる状況

国公立大学:前期日程・中期日程・後期日程

私立大学:全学部日程・個別日程

大学入試では、国公立大学は「前期・(中期)・後期」で3回大学に出願できます。

そのうちの中期と後期は、前期に比べると試験日程や定員の関係で狭き門です。

前期・中期の結果が芳しくないと後期試験に出願することになりますが、この段階で全落ちの可能性が強まってきますね。

一方、私立大学は大学によって異なる日程で入試を実施しています。

私立大学も国公立大学と同じで早い日程のほうが定員も多く、合格しやすい傾向があります(出願状況や日程によって、合格しやすい試験日程もあるので情報収集はお忘れなく)。

ということは、全落ちになる可能性が高まる条件としては、次の二つがあります。

(1)国公立大学前期試験・中期試験で不合格

(2)1・2月の私立大学入試で不合格

つまり、2月末の段階で上記の2つの条件を満たしている場合は、全落ちの可能性が強まっているのです。

それでは、2月になっても志望大学に合格できていない場合はどうすればいいのでしょうか。

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3.2月末に考えるべきこと・行動するべきこと

「国公立大学の前期・中期試験」、または「私立大学の1・2月試験」を受験した段階の手ごたえで大学合格に少しでも不安を感じたら、「3月の出願でも受験できる大学」を2月後半から早急に探しましょう。

大学入試は、時間が経つほど残りの定員が少なくなります。

扉が少しずつ閉じていくようなイメージです。

ということは、合否が3月に分かるまで他大学の出願をしないでいたら、もしも落ちていた場合に出願できる大学が本当になくなってしまうのです。

2月末までに試験の手ごたえが芳しくなかったら、すぐに次の行動を起こしましょう。

 

(1)進路指導担当と相談

状況が不利な時、一人で悩んでいては時間を浪費してしまうことも多いです。

予備校に通っているのでしたら、まずは大学受験に関する知識を持った予備校の担任や進路指導担当に早急に相談しましょう。

切羽詰まった状況では時間がとても貴重です。

受験生にはそれぞれの志望校がありますから、大学受験の計画やスケジュールは一人一人異なります。

自分に合った対処策を考えるためにも、ぜひ予備校を利用してください。

また自宅浪人生の方は、高校の進路相談担当の先生に相談したり、時間を使って大学受験の日程やスケジュールを自力で納得行くまで調べましょう。

 

(2)願書の取り寄せ・出願

近年はインターネット出願を受け付ける大学も増えていますが、まだまだ書類の提出を義務付けている大学が多いのが現状です。

願書は試験当日に持参すればよいのではなく、決められた受付期間のうちに“郵送”で各大学に提出する必要があります。

出願校が居住地の付近にあれば、自ら大学窓口へ手渡しで願書を提出することもできますが、遠方であればそうはいきません。

しかも、受付期限は「消印有効」か「必着」かにも気を付けなくてはなりません。

実際、この部分を見落としていたせいで郵送では間に合わず、新幹線に飛び乗って急いで遠方の大学に出向いて出願した学生もいました。

願書が届くまでの期間、書いた願書を郵送する期間といった郵送に必要な時間を計算に入れて早め早めに動くことが必要です。

 

4.受験校の全落ちを想定しておこう

「医学部や旧7帝大、一橋、早慶上智」以外は考えてもいないという学生さんもいます。

そのこと自体は、志も高くて大変すばらしいと思います。

しかし、受験する大学の難易度が上がれば上がるほど全落ちの可能性も高まります。

険しい山ほど、踏破するのは難しいのです。

もし全部の志望校が不合格だった時、「もう一年浪人することができるのか」「予備校で頑張るのか自宅で浪人するのか」、いずれにしても身の振り方を考えなければなりません。

ハイレベルな志望大学のみで勝負をしたいのであれば、全落ちしてしまった時のことも事前にしっかり考えておきましょう。

 

5.まとめ

志望校がすべて不合格だったとき、もっともしてはならないことは、ショックのあまり呆然と立ち尽くしてしまうことです。

こうなると時間があっという間に過ぎてしまいますし、結果として他大学の出願チャンスを逃してしまうことにもつながります。

全落ちという不測の事態を乗り切るためにも、リスクを事前に把握して「もしダメだったらすぐにここを受けよう」というプランを想定しましょう。

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この記事を書いた人

元予備校講師の営業マン
元予備校講師の営業マン
高校の非常勤講師、学習塾・予備校の講師の経験を活かして大学受験に関する記事を執筆しています。専門は社会科。推薦入試・公募面接・小論文対策の指導経験有り。