ここでは、大学の期末試験の再試験をテーマにして難易度や雰囲気についてまとめています。
私自身の経験をもとに「大学の再試験」について書いていますので、もしかするとあまり参考にならないという方もいるかもしれません。
そのへんはご了承ください。
必修英語の再試験を受けた経緯
私は文系大学生で、3年生の後期期末試験のあとに「必修英語」の再試験を受けました。
私が通う大学では「必修英語の単位を取得していなければ、4年生に進級することができない」という規則があるのですが、怠惰な大学生活を送った結果やらかしてしまいました。
1年生の時からサボり続けていた必修英語の単位を3年生の後期でも取得しなかったんです。
事情はこちら(留年しそうで焦っている大学生がすぐに取るべき3つの行動)で少し書いているので省きますが、めちゃくちゃ後悔しました。
再試験は追試験とは違う
まず言っておきたいのは、再試験は単位取得のラストチャンスであるということです。
再試験と似たものとして「追試験」がありますが、両者は明確な違いがあります。
「追試験」:なんらかの正当な理由によって期末試験を受けられなかった学生が、日を改めて受けることが出来る代替試験
「再試験」:条件を満たしている学生のみが対象で、期末試験で落としてしまった科目の試験を再び受けることが出来る代替試験
つまり、場合によっては「追試験」で落としてしまった科目を「再試験」で再び受けることも可能なのです。
しかし再試験で不合格になってしまうと、その科目の単位はもう来期に再履修するしかなくなります。
そして焦るのが、「再試験で単位を取得できなければ留年が確定する」という場合なのです。
再試験の難易度は出題者による
「留年がかかってるんだから、大学側も再試験に手心を加えてくれるだろう」という甘い考えを持っていると足元をすくわれてしまいます。
というのも、再試験の難易度は各科目を担当している出題者(教授)によるのです。
そして教授には、優しい方や厳しい方などさまざまな方がいます。
つまり優しい教授が作る再試験は簡単になり、厳しい教授が作る再試験は難しくなりがちなのです。
正直、再試験の難易度を予想するには「過去問を手に入れる」か「出題する先生の傾向から問題の難易度を予想する」しかないです。
ちなみに私が受けた必修英語の再試験では、出題者が明かされず、期末試験よりも明らかに難易度が高い問題ばかりとなっていました。
再試験は、留年一歩手前の学生たちにとっての最後の砦です。
再試験のチャンスがあるだけ恵まれている方ですから、再試験に向けた勉強は省エネではなく全力でいくべきだと思います。
再試験を受けられる条件はそれぞれ異なる
落とした単位の再試験は、誰でも無条件で受けられるというわけではありません。
「大学・学部」「学年」「落単状況」などによって、再試験を受けられる条件は学生ごとにそれぞれ異なるんです。
再試験についての規定が、以下のように学校ごとに決められている場合がほとんどです。
○「最大でも1科目しか再試験を受けられない」
○「再試験の対象になる科目が決められている」
○「取得単位数の状況によっては再試験が受けられない」
自分が再試験を受けられるかどうかは、「履修の手引き」を読んだり事務員さんに確認を取ることで調べないといけないんです。
単位を落として焦っている方はこちら(単位を落とした大学生がすぐに確認するべきこと|就活への影響)も参考にしてみて下さい。
再試験を受けようと考えている方は、まず自分が再試験の対象に入っているのか把握しておきましょう。
再試験会場の雰囲気
私の場合、再試験はいつもの期末試験と同じように行われました。
留年がかかっている方が多かったので、通常の期末試験よりも教室に緊張感があったのは間違いないです。
しかし、文系学部だからなのか再試験を受けられる条件がわりと厳しいので、やはり再試験を受けている学生はかなり少なかったです。
再試験を受けている学生は全体の1%もいない感じでした。
おそらく理系学部だと、再試験を受ける学生の割合はもっと高いと思います。
再試験は万全の状態で臨むしか無い
結局、再試験は万全の状態で臨むしかないです。
通常の期末試験であれば、過去問から出題範囲を予想して省エネな試験勉強でもなんとかなるでしょう。
しかし再試験は絶対に落とすわけにはいかないわけですから、可能な限り勉強して備える必要があります。
出題者が分かっているのであれば、ダメもとで「出題範囲や勉強しておくべきこと」などを直接聞きにいくべきです。
後悔しないように、体調も含めて万全の状態で再試験に備えましょう。
留年しそうで不安な方へ
留年の危機が迫っている状況で再試験を受ける方は多いです。
私が経験した再試験も留年がかかっていました。
こちら(留年しそうで焦っている大学生がすぐに取るべき3つの行動)で留年をなんとか回避するための方法を書いていますので、参考にしてみてください。