「留年しそう」な状況になってしまった時、なんとかできる対処法はあるのでしょうか。
私は単位を落とし続けた結果、本当に留年する一歩手前まで行き、親に泣きながら謝ったこともあります。
なので、留年しそうな時に焦る気持ちは痛いほどによく分かります。
今回は自分の過去を振り返って、「留年しそうで震える」という状況の時にすぐにやるべき事をまとめてみました。
本当に留年しそうなのか確認する
まず、そもそも本当に留年してしまうのか確認しましょう。
大学によって、進級・卒業に必要な「規定の単位数」と「必修単位」は異なります。
一年間でどれぐらいの単位数を落としてしまいそうなのか確認しましょう。
そして必修科目の単位を落としてしまいそうな時は、その必修科目単位の取得がすぐに進級・卒業に関わるか調べて下さい。
「なんとか来年度は進級・卒業できる」のか「進級・卒業できない」のか、シラバスや履修要項でよく調べ、本当に留年してしまいそうなのか確認しましょう。
そして、いくら調べても確実に留年しそうな時は以下の3つの行動を取りましょう。
【関連】単位を落とした大学生がすぐに確認するべきこと|就活への影響
確実に留年しそうな時にすぐに取るべき3つの行動
1.落単しそうな授業の先生に相談・交渉する
2.シラバスや履修要項で留年の回避手段を探す
3.学生課・事務局に相談する
1.落単しそうな授業の先生に相談・交渉する
「落単してしまい、なおかつ留年のピンチを迎えてしまった」という学生は意外と多いですが、そんな時にとれる手段は多くはありません。
まず一つは、最終的な取得単位が確定していない時期に限られますが、落単しそうだと分かった時点で、すぐにその授業を担当している先生に相談してみることです。
最終的な取得単位が確定してしまってからは、先生も成績に変更を加えることは出来ませんが、それまでであれば学生の成績は先生の手の内にあります。
つまり、先生が単位取得に関して便宜を図ってくれる可能性がほんの少しだけ残っているのです。
○「出席日数が足りずに単位を落としてしまいそうなとき」
○「試験の点数が足りずに単位を落としてしまいそうなとき」
このようなときは、すぐに担当の先生に相談しましょう。
場合によっては、
「代替レポートの提出」や「再試験の実施」を行ってくれる可能性があります。
ダメでもともとです。とにかく相談、交渉しましょう。
2.シラバスや履修要項で留年の回避手段を探す
一度の留年が大学生活に多大な影響を及ぼしますから、留年は大学生にとって死活問題です。
しかし、留年による影響を受けて困るのは学生だけではありません。大学側としても、多くの学生が留年してしまうのは困るのです。
留年する学生が多いことは、大学の評判にも関わります。
ですから、出来るだけ学生が留年しないよう、大学が最後の情けとして進級のための特別制度を設けている場合があります。
具体例としては、
●「進級条件を満たせていない科目の再試験の実施」
●「授業以外にボランティア活動などを代替した単位の認定」
などです。
留年に関する特別制度についての記載がシラバスや履修要項にないか、なんとか留年を回避する方法がないのか、調べてみましょう。
3.学生課・事務局に相談する
先生に単位について相談しても解決できなかったり、自分でいくら調べても留年回避についての特別制度の情報が見つからないこともあります。
しかし、そんな時でも希望を捨てないで下さい。
とにかく、留年について学生課・事務局に相談してみましょう。
もしかすると見落としている留年を回避する手段があるかもしれません。
私の場合、学生課に問い合わせて事務員の方に相談することで、はじめて再試験の受験資格を自分が満たしていることを知ることができました。
再試験の経験談はこちら(大学の再試験の難易度や雰囲気は?|実際に受けてみた印象と感想)で書いています。
本当にぎりぎりでしたが、結果としてなんとか留年の崖っぷちから脱出することができました。
シラバスや履修要項に書かれている情報は、自分の解釈が間違っている場合があります。
窓口に相談するのが恥ずかしいのであれば、電話で問い合わせても問題ありません。
留年を回避する方法が何かないのか、事務の方に相談してみましょう。
留年でショックを受けるのは当たり前です
留年の可能性が現実味を帯びてきた時、何も考えられなぐらいに消耗して全身から力が抜けてしまったことを今でも覚えています。
私は「必修英語」の単位を落とし続けた結果、3年次から4年次に進級できずに留年しそうになる事態を経験しました。
結果としてなんとか留年の危機は去ったわけですが、正直、当時は留年を回避する方法を調べることは諦めていて、ただ留年を受け入れるつもりでした。
精神的に追い詰められていて、現実を受け入れたくなかったのでシラバスを開けなかったんです。
それでも事務局で相談することでなんとか進級する手段を手に入れることが出来たわけですから、やはりダメもとで行動しておくことは重要だと思います。
ただ仮定の話になりますが、もし留年をしていたとしても長い人生で見ると意外と大きな影響は無かったのではないかとも思います。
もし留年してしまっていれば、おそらくインターンをしながらTOEICの点数を上げるべく勉強して過ごし、1浪1留の学生として普通に就職活動をしていたでしょう。
一度就職してしまえば、留年の経験は特に自分に不利益になることは無いと思います。
しかし新卒で就職活動を行う際に、業界や企業によっては留年経験が足かせになってしまう事は十分考えられます。
留年が確定したのであればすぐに行動するのはメンタル的に難しいとは思いますが、就活のためにTOEICの点数を爆上げさせるなど、就活で使えるネタを作るために活動するといいと思います。
大学を辞める前に
「留年しそうだから」と、大学を辞めようと考えている方もいると思います。
実際、私も大学4年生になるまで自主退学や休学について悩み続けました。
大学1、2年生の頃はずっと退学について考えていましたし、大学3年生では実際に休学届けの申請書をもらいました。(結局休学はしませんでした。)
そんな私が、大学を辞めようと悩んでいる方に向けて思うことを書きました。
【こちら】大学を辞めたい!と悩んでいる時に考えるべき3つのこと
大学を辞めようと悩んでいる方は、ぜひ一読してみてください。