大学を辞めたい学生の理由6選|中退前に何をするべき?

今回は「大学を辞めたい」と考えている大学生たちへ向けて、大学を辞める前に考えるべきことを書きました。

大学を辞めたいと悩んでいる学生はたくさんいますが、だからと言ってすぐに大学を辞めるべきではありません。

大学を辞める前には、しっかりと準備をする必要があります。

大学を辞めるか否か悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学を辞めるなら”辞めた後のための準備”をしておきましょう。
こん
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目次(もくじ)

※コロナウイルスによって家計が急変した方へ

コロナウイルスによって経済的に追い込まれてしまったため、「大学を辞めよう」と考えている方が大勢います。

そんな方は、利用できる経済的支援制度が無いかあらためて調べてみてください。

主な制度として、文部科学省と日本学生支援機構の支援制度をご紹介します。

最悪、1年間の休学を検討するのもいいでしょう。

少しでも大学に残りたいという気持ちがあるなら、籍だけでも大学に残しておくことをおすすめします。

ぜひ検討してみてください。


調査:中退した大学生について

現在は2020年ですが、近年は大学中途退学者に関する調査結果が発表されていません。

ですので、最新の2014年に文部科学省から発表された

「学生の中途退学や休学等の状況について 」という調査結果を参考にします。

以下が調査結果の概要です。

● 調査対象:大学、短期大学、高等専門学校(計1191校)

● 平成24年度、全学生数のうち2.65%(79,311人)が中途退学した

● 平成19年度(前回調査)、全学生のうち2.41%が中途退学した

● 中途退学の理由でもっとも多いのは「経済的理由」

参考:「学生の中途退学や休学等の状況について [pdf](文部科学省)」

大学生の約10%は大学4年間で中退する

中退率調査

平成19年度:2.41%

平成24年度:2.65%

つまり、約2.5%の大学生が毎年中退していると推測することができます。

そして単純計算で、大学生活4年間の中途退学率は約10%になります。

大学や学部によって、中退率には差があると思います。
こん
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中途退学者の主な理由

大学を辞める学生の主な理由(経済的理由・学校生活不適応・学業不振・就職のため・転学のため)
経済的理由21.6%
転学16.8%
学業不振15.6%
就職12.1%
病気・ケガ5.8%
学校生活不適応4.8%
その他23.3%

「経済的理由」によって大学を辞める学生がもっとも多く、

次に、「転学」「学業不振」によって中途退学を選ぶ学生が多いようです。

「転学」は理由ではなく結果ですので、何か別の理由があったからこそ転学を選んだと考えられます。


また、「学業不振」には、

大学生
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留年が決まったから大学を辞めよう

という学生が含まれていることも注目するべきでしょう。

この円グラフは、ただ調査結果を表したものですので、あくまで”目安”として参考にしてみてください。


なぜ大学を辞めたいのか

あなたはどうして大学を辞めたいのでしょうか。

先ほどの調査結果を参考にすると、

多くの大学生たちが大学を辞めたいと考える理由は、

主にシンプルな3つの理由にまとめることができます。

①「大学以外でやりたいことがある。大学が無駄に思えてきたから辞めたい。」

②「大学は嫌いではないけど、このままだと卒業できなさそうだから大学を辞めたい。」

③「大学に行きたくない。うつかもしれない。とにかく大学をやめたい。」


【1】大学が無駄に思えるから辞めたい

多くの学生たちが4年間以上通うことになる大学ですが、4年間は長いです。

しかも大学生の多くは、人生でもっともエネルギッシュに活動できる年齢であろう10代後半~20代前半の間を大学生として過ごすことになります。

大学生
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貴重な自分の若い時期に無為に過ごしたくない!


こう考えることによって、授業を聞いているだけの大学を抜け出し、社会に出て様々な経験を積みたいと考える方々が多いのです。

人生は一度きりなわけですから、後悔しないように若いうちに色んな経験をしてみたいと考えるのは何もおかしなことではありません。

特に「大学に行く意味なんてあるのか」と悩む学生は非常に多いです。

大学があなたにとって本当に無駄なのか、もう一度考えてみましょう。


【2】このままだと卒業出来なさそうだから辞めたい

これに関しては、あまりピンとくる方は少ないのではないでしょうか。

分かりやすく例を出すと、

「卒業までの学費の資金が確保できそうに無い」

「このままだと留年を重ねて卒業できそうに無いから大学を辞めたい」

という方々ですね。

多くの学生たちは、「大卒」というステータスを手に入れるために大学に通っています。

もちろん、中には純粋に研究に熱中するために大学に通っているという学生たちもいますが、

大半の学生は「とにかく卒業すること」をゴールに設定し、

いかに楽にゴールに辿り着くかという一点に集中しています。


つまり、卒業できる可能性が限り無く低くなったとき、

多くの大学生たちは、大学に通う意味を失ってしまうのです。


【3】うつかもしれない、とにかく大学を辞めたい

「うつかもしれない、大学に行くのが気持ち悪い、大学をやめたい。」

という学生もとてもたくさんいます。

私自身、常に「大学に行きたくない、せめて休学したい」と思いながら大学生活を送ってきたので、このような思いで大学を辞めようと考えている学生の気持ちはとてもよく分かります。
こん
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正直、大学に行きたくないのであれば大学に行かないというのが一番です。

しかし、何もせずに大学に行かない選択を取ると、留年して自主退学を選んでしまうパターンに陥ってしまいます。

大学に行きたくないなら、せめて1年間だけでもいいので休学してみましょう。


私が大学を辞めなかったのは「大学を辞めたあとに何をするか具体的に決められなかったから」でした。

ネット上で「大学 辞めたい」と検索しても、

出てくるのは「大学を辞めて自由に働きましょう!」という少し無責任に感じてしまう記事ばかりでした。


私はもし大学を中退して就職したとしても、何の将来設計もないまま働いて生きる自信はありませんでした。

これは内向的な私の性格に起因していることです。

結局ずるずると休学もせずに進級しましたが、結局なんとかとあるメーカーから内定をいただくことができました。


おそらく勢いに身を任せて大学を中退してしまっていたら、

自分の行きたい業界や企業なんて決められなかったでしょうし、そもそも就職活動すらしなかったかもしれません。

大学生として自由な時間がたくさんあったからこそ、自分の進路について深く考えることができたと私は考えています。

中退後の進路をイメージ出来ていない方は、大学を辞めずにとにかく休学するべきだと、個人的には思います。


辞める前に人に頼ろう

大学生
大学生
自分の悩みの原因が分からない。自分で悩みを解決できない。

こんな時は、大学の学生窓口で相談してみましょう。

例えば、経済的理由で大学を辞めざる負えないとき、

学生窓口で「授業料が払えない」と相談することで、事務員さんから以下のようなアドバイスを受けることがあります。

  • 授業料納付期限の延長
  • 授業料の分割払い処置
  • 授業料減免制度の活用法

また、学生窓口でなくても信頼できる友人や家族でもいいです。

中途退学を決めてしまう前に、客観的な意見を取り入れることは大切です。


大学を辞めた後の道筋を明確にイメージ出来ているか

大学生
大学生
大学を辞めさえすればなんとでもなる!
残念ですが、なんともならないことが多いです。
こん
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今現在「大学に通う以外のやりたいこと」をあなたは持っているでしょうか。

これはとても大切なことです。

「自分のやりたいこと」を明確に持っていない状態で大学を辞めても、

結局、自身の将来の進路に迷い続けてしまう可能性がとても高いです。


私も友人の一人が勢いで通信制の大学に移りましたが、

結局、その通信制大学も辞めてしまって今はフリーターをしています。

大学を辞めたいというのであれば、とにかく大学を辞めた後に集中して取り組めるモノを見つけてからの方がいいです。


具体的には、「収入につながること」を選びましょう。

不動産を持っているなど定期的に不労所得が入るような状況であれば、

収入を気にせず、大学を辞めて好きな趣味にでも集中すればいいでしょう。


しかし、多くの方は大学を出ればすぐに社会人として社会に出ることになるはずです。

そして、社会人として生きていくためにはお金は欠かせません。

つまり、自主的に大学を辞めるのであれば、自分が働きたい職場を決めてから大学を辞めるべきです。


本当に大学を辞める必要があるのか

本当に大学を辞める必要があるのか、もう一度考えてみてください。

「大学生」という身分であっても仕事はできます。

長期インターンに参加してもいいでしょうし、大学生でも雇ってもらえる職場を探してもいいでしょう。

なんだかんだ言っても、大学生という肩書きはとても便利なのです。


フリーターではやはり職場の選択肢が多少狭まりますし、何よりも不安を感じやすくなります。

フリーターは何のよるべもない状態なわけですから、

気軽に職場を変えるなんて選択肢を取るのは精神的に難しいのです。


しかし、大学生であれば、

アルバイトやインターンを利用して、さまざまな職場を転々とすることもできます。

なんといっても大学生は「学生」なわけですから、

ひとつの職場を離れても大きな不安を抱えることなく、新しいことに挑戦しやすいのです。


日本の大学は卒業するのは比較的簡単ですが、一方で入学するのは難しいのです。

わざわざ努力して入った大学を辞める必要があるのか否か、もう一度考えてみた方がいいです。

そして、それでも大学を辞めたいと考えている方には、

「とりあえず一年間休学する」という手段を強くおすすめします。

退学する前に一年間ほど休学してみましょう

一度大学を辞めてしまえば、あなたは「大学生」という肩書きを失ってしまいます。

「勢いで大学を辞めたんだけど、また大学に通いたくなった」ということもあるかもしれません。

大学に通うことに疑問を感じていて「とにかく一度大学から離れたいんだ」という方は、

自主退学の前に休学というクッションを入れることを本気でおすすめします。


実際、私の友人で2年間の休学をはさんだ後に復学した方がいます。

その方は自分のビジネスで独立するつもりでしたが、結局なかなかうまくいかず大学に戻ってきました。

すぐに大学を辞めるのではなく、一度休学しておくというのは個人的に賢い選択だと思います。

たいていの大学では、簡単な手続きで休学することが出来ますから、大学から距離を置き、いろいろと考える期間を置いてみてはいかがでしょうか。


中退後に就職を考えている方へ

「大学を辞めると決めたけど、就職活動が不安だ」という方。

そんな方は、絶対に大学を辞める前に就職先を探しておきましょう。

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の『大学等中退者の就労と意識に関する研究』(2015年5月)

に、このようなデータがあります。


大学・大学院中退者の就業時期

離学前:16.7%

離学後3か月以内:26.6%

また、大学中退者の正社員率は26.4%とも示されています。


大学中退後に一人で就職活動をするのはとても大変です。

業界研究や企業研究、面接対策をすべて自分でするわけですから、

いったい何をすればいいのか分からなくなるんです。


新卒の就活は大学の友人たちと相談しながら進められるので、

「エントリーシートの書き方」や「面接対策」など

就活のために何をすればいいのか迷いませんが、中途退学からの就職活動は別です。


孤独にネットの情報だけで就活を行うと、自分に合った就職活動ができなかったり、

間違った情報を取り入れてしまうので本当におすすめしません。

ぜひ、就職支援サービスを使い、正しい知識と支援を利用して就職活動をがんばってください。


こちらに、大学を中途退学した方々の経験談とアドバイスをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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