サークルと部活の違いとは?分かりやすく表でまとめてみました

サークルと部活の違い

大学のクラブ活動には、「サークル活動」「部活動」という2種類のカタチがあります。

高校までは「部活動」しかないわけですが、

大学で登場する「サークル活動」とはいったい何なのでしょうか。

そして、サークル活動と部活動はいったい何が異なるのでしょうか。

今回は、そんなサークル活動と部活動の違いについてまとめてみました。

 

目次(もくじ)

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サークル活動と部活動の大きな違いとは

大学には、サークル活動や部活動のほかにも、

「同好会」や「クラブ」という言葉もよく耳にします。

最初にこれらの団体の整理をしていきましょう。

部活(クラブ):「学校で正式な部活動として認められている団体」

サークル(同好会):「学校で正式な部活動として認められていない団体」

学校に部活動として認められているか否かという点が重要なんですね。

 

サークル活動と部活の違いまとめ

 サークル活動部活動
目的さまざま成果を出す
規律基本的に自由基本的に厳しい
活動頻度さまざま多い
成果の評価されにくいされやすい
厳しささまざま基本的に厳しい
資金援助少ない or 無し多い
顧問いない or 空気いる
活動報告簡単複雑

目的の違い

●サークル活動:さまざま

●部活動:成果を出す

サークル活動と部活動の違いのひとつとして、学校に部活動として認められているか否かという点が重要であることは書きました。

サークル活動は、団体ごとにさまざまな目的をもって活動していますが、部活動は大学に認められた団体であるがゆえに、成果を出すことを目的に活動しています。

 

団体内の規律の違い

●サークル活動:自由

●部活動:厳しい

サークル活動の規律は、団体ごとに自由さまざまです。

しか、し一方、部活動は成果第一の団体であるため、規律は厳しくなりがちです。

団体内の規律がゆるんでいては、素晴らしい成果を出せないかもしれませんから、どうしても部活動の規律はサークル活動と比べて厳しくなりがちなんですね。

 

活動頻度の違い

●サークル活動:さまざま

●部活動:多い

サークル活動は、団体によって活動頻度はさまざまです。

月一回の活動を行っているだけの団体もあれば、週3回以上の活動を行っている団体もあります。

成果を出すことが絶対目的ではないため、活動頻度が少なくても何も問題はないわけですね。

しかし、一方、部活動は成果を出すために頻繁に活動しなければなりません。

練習量は、試合や大会の結果に直結しますから仕方ありません。

具体的には、週5回以上の活動が基本だったりします。

 

成果の評価の違い

●サークル活動:されにくい

●部活動:されやすい

サークルの活動は、あくまで学生たちが主体的に自由に行っているという体なので、成果がなかなか評価されないというケースがあります。

しかし、部活動は大学が全面的にバックアップを行っているので、成果の評価がされやすいのです。

というか、成果の評価をされなければ、部活動は予算を削られてしまうこともあるので必死です。

 

厳しさの違い

●サークル活動:さまざま

●部活動:厳しい

サークル活動は、団体によって活動の厳しさはさまざまです。

部活動並みの厳しさを誇るガチなサークル活動もあれば、ほとんど活動をしていない幽霊サークルもあります。

しかし一方、部活動は規律も厳しく活動頻度も多いところばかりです。

 

資金援助の違い

●サークル活動:少ない or 無し

●部活動:多い

言ってしまえば、サークル活動は「学生が勝手に活動している団体」ですから、基本的に大学側から予算をもらう機会は非常に少ないです。

もちろん、サークル活動に資金援助を全くしていない大学もあります。

しかし、部活動は大学が全面的にバックアップしているため、予算を組んでもらいやすいです。

 

顧問の違い

●サークル活動:いない or 空気

●部活動:いる

サークル活動にも、一応顧問がいるというケースが多々ありますが、あくまでサークル活動は学生主体であるため顧問は口を出さないのが基本です。

教員からしてみても、サークル活動の顧問になるのは完全なボランティアであるため、あまり関わりたくないというのが本音でしょう。

多くの教員は、サークル活動よりもゼミで忙しいですからね。

しかし、部活動の顧問は監督やコーチを積極的に兼任します。

優秀な指導者が顧問や監督になってくれれば、それだけ団体のレベルもアップしやすくなるわけですから、大学も外部から顧問を雇ってくる場合も多々あります。

 

活動報告の違い

●サークル活動:簡単

●部活動:複雑

サークル活動の活動報告は、とても簡単なものが多いです。

学校に届け出を行っていない団体は、活動報告をする義務さえありません。

しかし、一方、部活動はしっかりとした活動報告が必要になります。

大学から予算を受け取っているわけですから、成果を細かく活動報告によって伝えることがとても重要になるわけです。

 

サークルと部活、どちらがおすすめ?

サークル活動と部活動、どちらがオススメであるかというのが気になる方もいるでしょう。

一般的に、部活動に入っていれば、就職活動の際に話のネタのメインにすることが出来ます。

また、歴史の長い団体であれば、OBの方が就職活動の際に引き上げてくれる(コネ入社)可能性も割とあります。

ただ、サークルも就職活動の際に活動経験を活かして話のネタにすることができます。

ただ、サークルはよほど珍しい経験をしていないと大きく評価されることはまずありませんから、就職活動だけに注目するのであれば、部活動に入る方がいいでしょう。

 

しかし、部活動に入ってしまうと部活動中心の大学生活を送ることになります。

サークルと比べて大変な思いをすることも多いでしょうし、忙しさでアルバイトをすることさえ難しくなるでしょう。

正直、就職活動のためだけに大学生活を部活漬けで過ごすのは、まったく割りに合わないと思います。

したがって、サークル活動と部活動どちらがオススメであるかという問いに答えるのであれば、

大学生活のほぼ全てを注げるほどに入りたい部活動があるのであれば部活、そこまで大学生活を犠牲にしたくないのであればサークル

と言っておきます。

 

サークル活動や部活動以外にも、アルバイトやゼミ活動など大学生にはさまざまな活動の場があります。

大学生活を幅広く謳歌したいのであればサークル活動、部活動中心の大学生活を送りたいのであれば部活動を選べばいいでしょう。

後悔しないように充実した大学生活を送ることを一番にすると良いと思います。

 

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