留年が決まったけど、奨学金はどうなるん?
奨学金を借りている学生が留年した場合、基本的に奨学金は停止してしまいます。
奨学金が停止してしまうと、授業料どころか生活費すら捻出できない学生も多々いるでしょう。
が!そんな絶体絶命な状況からでも、生き残るための方法は存在します。
ここでは奨学金が再開する条件や、留年期間中に授業料や生活費を賄う方法ついてご紹介します。
【関連】留年しそうで焦っている大学生がすぐに取るべき3つの行動
留年の種類
大学によって、単位の取り方や留年になる基準が異なりますが、留年には2種類あります。
①進級ができない(中途年度での留年)
②卒業ができない(卒業年度での留年)
また、落とした単位が”必修科目”なのかどうかによって、留年期間の過ごし方が変わります。
留年すると奨学金はどうなるか
では留年すると奨学金はどうなるのでしょうか。
多くの学生が利用している日本学生支援機構の情報をもとにご紹介します。
①進級できない場合
留年した場合、留年期間中の奨学金はストップになります。
貸与の停止は留年期間中のみであるため、進級できた場合は現在の単位取得状況などを報告することで、貸与の継続が認められれば奨学金の貸与が再開します。
ですが、留年中の1年間は奨学金が出ないため、経済的に苦しい1年間を送ることになります。
②卒業できない場合
この場合は「卒業が1年延びた」という位置づけになり、上記の進級できなかった場合の対応と異なります。
●第一種奨学金(利息がつかない)の貸与の延長はできません
●第二種奨学金(利息がつく)も基本的には貸与の延長はできません
ただ、第二種奨学金は、特定の条件に該当する場合は貸与が1年延長されます。
その条件とは、留学、病気療養、ボランティア活動、災害です。
この特定条件については、卒業できるだけの単位を取得していることが前提となり、成績不振が影響しての留年の場合は対象外となります。
留年した場合の対策
留年して奨学金の貸与が得られないとすると、留年期間中の学費や生活費を工面する必要がありますね。
留年した場合の学費
留年すると、大学に在籍する期間が延長になってしまうので、基本的には1年間の授業料を大学に納める必要があります。
国立大学では約50万円、私立大学では約100万円が年間授業料の目安ですが、意図しない留年の場合、そんな大金をすぐに用意できないことがありますよね。
そんな時は、「休学」「授業料の減免」「半期卒業」などの選択を取ることが出来ます。
留年に関する自分の大学の制度を、HP上でもいいですし、大学の事務員さんに聞いてみるといいでしょう。
また、留年してしまうと留年分の授業料だけでなく、その分の生活費も集める必要があります。
一年間の大学生活に必要になる費用についてはこちらを参考にしてみてください。
⇒大学生の一人暮らしにお金はいくらかかる?分析して分かったこと
大学に学費の支払い方法を相談する
学費の支払いは、年に2分割であることが多いですが、以下のような対応をしてくれる場合があります。
①「延納」:支払いを延期する
授業料の納入を延期してもらえる期間は大学にもよりますが、基本的に2週間~3か月、支払いの期間の延長を行ってもらえるはずです。
②「分納」:2分割の支払いをさらに分割して支払う
通常の支払い回数2回をさらに分割し、一回の支払い金額を少なくしてくれる対応です。
③「不足単位数に応じた学費の割引」
不足単位数に応じて、学費の割引をしてくれる対応です。
上記はいずれにしても、細かい条件など大学によりますので、まずは大学に相談してみましょう。
半期で卒業し、半年は休学する
※通年評価の不足単位が無い場合に可能です。
半期で必要な単位取得できるのであれば、半年休学し、後半の半年で単位取得することもできます。
休学中は「在学費」はかかりますが、学費はかかりません。
3月までに休学の手続きをすれば学籍を残したまま休学ができます。
在学費の金額は大学にもよりますが、半年で1万円くらいのところもあれば、7万円くらいのの大学もあります。
在学費はかかりますが、1年間の学費の総額を抑えることはできます。
足りない学費と生活費を集める方法
では足りない学費と生活費を集める方法をご紹介します。
アルバイトをする
アルバイトは手っ取り早く自分で資金調達できる方法です。
・留年が確実な場合
留年が確実な場合は、冬休みや春休みのまとまった期間に集中してアルバイトをしておきましょう。
留年の通知が来てから動く、ではなく早めにその対策をしておくと留年中の学費や生活費に備えることができます。
・休学ができる場合
休学ができれば、その期間集中してアルバイトをすることができます。
仮に学費が50万円必要であれば、月に8~9万円、アルバイトで稼ぐことができると工面できるでしょう。
親を頼る
留年期間中の学費を親に頼むのは気がひけますよね。
できれば親に頼ることは避けたいですが、留年をした学生の約6割が留年期間中の学費は親に負担してもらっています。(マイナビ学生の窓口調べ)
次は必ず単位を取るためにも、勉強に専念するには親に頼むのが一番安全な方法です。
また、自分で稼ぐアルバイト収入だけでは、学費を全部準備するのはかなり大変です。
「必ず返す」「学費の一部だけお願いしたい」など、思い切って親に相談してみましょう。
教育ローン
親御さんがまとまったお金をすぐに準備できない場合、教育ローンを利用する方法もあります。
教育ローンは”国の金融機関の教育ローン”と、”民間の金融機関の教育ローン”の2つがあります。
教育ローンは奨学金と違い、ローンを組む人は「親」です。
ローンを組むにあたっては、親御さんの収入面での審査があります。
●国の金融機関の教育ローン
こちらは日本金融政策金融公庫の「教育一般貸付」です。
借入限度額は350万円、金利の面では民間の金融機関の教育ローンに比べると安くなっています。
●民間の金融機関の教育ローン
こちらは、いわゆる銀行や信用金庫など多くの金融機関で取り扱いがあります。
民間の金融機関の教育ローンは国の教育ローンに比べ、金利が3%前後高くなりますが、金融商品によっては、借入限度額を高く契約できたり、金利のタイプを選べたりします。
また在学中の利息が免除になるものもあったりしますので、いろいろ調べてみましょう。
学生ローン
やはり親に頼むことが難しければ、学生ローンを利用する方法があります。
学生ローンであれば、親御さんに頼ることなく、自分が契約者となってお金を借りることができます。
学生ローンの特徴は以下の通りです。
●借入限度額は最高でも50万円まで
●金利が15.0~18.0%と高い
●返済期間は5年間
借入限度額が50万円までなので、学費で足りない分はアルバイトで賄うことが必要な場合もあるでしょう。
ただ、学生ローンは返済がもちろん必要であり、利息が高くつくのであまりおススメしません。
最後の最後の手段、と考えておいたほうが良いでしょう。
学費が準備できない時の対処方法については、こちらで詳しく説明しています。
⇒大学の学費を払えないときの対処法8選!分かりやすく説明します
大事なことは留年を繰り返さないこと、進学して卒業することです。
お金の問題を自分だけで解決しようとせず、いろんな人に相談しながら最適な方法を見つけましょう!