大学生の一人暮らしの割合ってどのくらい?調べて分かったこと

大学生 一人暮らし 割合

ここでは、一人暮らしをしている大学生の大学生全体に占める割合についてまとめています。

大学生から親元を離れて一人暮らしを始める学生は本当にたくさんいます。私も大学進学とともに岡山県から東京に単身上京しました。

近年、いったい何割の大学生が一人暮らしをしているのでしょうか。

そして一人暮らしを考えている方々が知っておくべき、年間支出200万円の壁とは何なのでしょうか。分かりやすくまとめてみました。

一人暮らしをしようか悩んでいる学生や、その保護者の方は参考にしてみてください。

この記事のまとめ

● 約4割の大学生が一人暮らし

● 国公立大学生の約6~7割が一人暮らし

目次(もくじ)

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大学生の一人暮らしの割合

さっそく本題ですが、近年、日本では約4割の大学生が一人暮らしをしています。

いきなり「約4割」と言われても、漠然としていてよく分からないと思いますので、より具体的な数値データをご覧ください。

下の表と円グラフでは、大学生の居住形態別の割合をまとめています。

 

 大学生の居住形態別の割合
自宅アパート等学寮
56.5%38.0%5.5%

※平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用

アパート等38.0%と学寮5.5%を合わせると、たしかに43.5%となり、一人暮らしの大学生は全体の約4割であることが分かりますね。

しかし、このデータには「一人暮らしの大学生の割合」についての本質的な事実が十分表されていません。

一人暮らしの大学生の割合について見ていく中で注目しなければならないのは、国公立大学生か私立大学生かによって、学生の居住形態別の割合に大きな変化があるという点です。

一体どういうことなのか、下の項目で説明していきます。

 

国公立大学か私立大学か

先ほどは「大学生」という大きな括りで学生の居住形態別の割合を参考にしましたが、ここではより細分化したデータを参考にします。

国公立大学に通っているか、私立大学に通っているかによって、一人暮らしの学生が暮らす環境は大きく変化するのです。

そして国立大学、公立大学、私立大学に通う学生の居住形態別の割合はそれぞれ以下のように表されます。上の表の大学生全体の平均と比較しながらご覧ください。

 

大学生の居住形態別の割合

自宅アパート等学寮
国立31.3%63.0%5.7%
公立39.4%57.5%3.1%
私立63.3%31.1%5.7%

※データは平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用

国立大学と公立大学に在籍する大学生の居住形態別の割合は似ており、「自宅暮らしよりも一人暮らしをする学生が多い」傾向にあります。

しかし一方で、私立大学は「アパート等や学寮で一人暮らしをする学生よりも、自宅暮らしの学生が多い」傾向にあることが分かります。

もっと分かりやすいように、上の表を以下の円グラフにしましたのでご覧ください。

※「アパート等」と「学寮」を合わせて「一人暮らし」にしており、国立大学と公立大学の平均値を国公立大学としています。

 

国公立大学生の一人暮らしの割合

 

私立大学生の一人暮らしの割合

 

「自宅で暮らす学生の割合」と「アパート等で暮らす学生の割合」は、国公立大学と私立大学で逆転していることが分かりますね。

つまり、全体で見れば確かに約4割の大学生が一人暮らしをしていますが、国公立大学に限れば約6~7割の学生が一人暮らしをしているということが分かります。

しかし、どうして国公立大学と私立大学の学生たちの居住形態別の割合の間に、こんなにも大きな差があるのでしょうか。

原因は学費と生活費の差か

学生たちの居住形態別の割合が国公立大学と私立大学で大きく異なることには、大学生活に必要な年間費用の差が関係していると考えられます。

当然ですが、国公立大学生と私立大学生では学費に大きな差が存在します。

ここでも日本学生支援機構の資料を引用し、暮らす環境によってそれぞれ異なる大学生の一年間の平均支出について見てみましょう。

 

大学生が一年間で必要になる平均費用(居住形態別)

自宅アパート等学寮
国立110万円171万円132万円
公立110万円165万円134万円
私立177万円239万円204万円

※平成26年度学生生活調査(JASSO)より引用 ※学費と生活費の平均を合計しています。 ※四捨五入して単位を(円)→(万円)にしています。

実家暮らしの私立大学生が多い理由が一目瞭然ですね。

もしも私立大学生が一人暮らしをした場合、1年間の平均支出は200万円を超える可能性が高いでしょう。

年間200万円もの支出は大学生活でかなり大きな負担になりますので、多くの方は、年間支出が200万円以上になることを避けようと考えます。

したがって、国立大学生と比較した場合に、一人暮らしをする私立大学生が少ないのは仕方ないことだと言えます。

 

年間支出200万円の壁

年間支出200万円の壁 大学生

以上の考察をまとめると、国公私立問わず、多くの大学生が学費も含めて毎年200万円以内で生活しているという事実も見えてきます。

つまり、多くの大学生が年間費用200万円の壁を意識してしまっているということです。

しかし、これは当然であると言えます。

4年間続く年間200万円以上もの支出は、学生でなくても大きな負担になるでしょう。

アルバイト収入や奨学金、保護者からの仕送りを合わせて、なんとか大学生活を送ることを考えると200万円の壁は意識せざる負えません。

 

大学に進学することが決まり、

「実家から通えなくもないけど、一人暮らしをしたいな」

と悩んでいる学生や、

「一人暮らしをするのは確定だけど、家賃の安いアパートを借りるか寮に住むか、どちらにしよう」

と悩んでいる学生たちはたくさんいると思います。

初めての一人暮らしはとてもわくわくしますし、「できれば自由な一人暮らし生活をしたい」という気持ちもとても分かります。

しかし、一人暮らしをしたいか否かという感情的な問題以前に、いくらまでの生活費なら少なくとも4年間払い続けられるかを考えてみましょう。

 

一人暮らしを迷っているなら

一人暮らしをしようか迷っているのであれば、まずは大学の学費を含めて一人暮らしを想定した1年間の生活費を計算してみてください。

そして、1年間の大学生活で必要になる費用が200万円を超えそうか否かという基準を、一人暮らしについての判断基準のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

当然ですが、年間支出の限界が必ずしも200万円であるとは限りません。

学生によっては、学費も含めた年間支出の限界が150万円かもしれませんし、100万円以下になるかもしれません。

いくらまでなら最低4年間は続くであろう大きな支出に耐えられるのか、しっかり計算して検討しましょう。

 

ちなみに、自宅暮らし学生と一人暮らし学生の生活費の差は、主として家賃食費光熱費が関係しています。

詳しくはこちら(大学生の一人暮らしにお金はいくらかかる?分析して分かったこと)でまとめていますが、家賃の支出額は本当に馬鹿に出来ません。

初めて一人暮らしをする学生は部屋の大きさや間取りにこだわりがちですが、生活費の節約を考えるのであれば、多少はお部屋選びに妥協してでも固定支出である家賃をできる限り減らす努力が必要だと覚えておいて下さい

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