塾講師バイトって楽なの?仕事内容や向いてる人を元大学生講師が教えます

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塾講師バイトは、本当に大学生に人気のアルバイトです。
「約4割の大学生が講師系のアルバイト経験がある」というデータもあるぐらいですし、実際に大学生活を送っていても塾講師のアルバイトをしている学生とよく出会います。

ですが、塾講師のアルバイトは楽な仕事ではないですし、万人におすすめできるアルバイトでもありません。

 

私は大学1年生のころから約1年半ほど、東京のとある個別指導塾でオープニングスタッフとして講師のアルバイトをした経験があります。

また集団塾に関しても、集団塾で実際に3年以上働いている大学の友人からいろいろと愚痴を聞き続けてきたので、それなりに実情は把握しています。

そこで今回は、私の塾講師バイトの経験と知識を交えながら塾講師バイトの実情について伝えたいことををまとめてみました。

個別指導塾と集団塾の違い、また塾講師バイトの魅力やメリットを把握するために参考にしてみてください。

 

ポイント

大学生の約4割が講師系バイトの経験者

個別指導塾と集団塾はいろいろ違う

塾講師バイトは楽なわけではない

塾講師の方が飲食店バイトよりも向いている人は多い

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1.集団塾と個別指導塾の違い

集団塾と個別指導塾の違い

塾講師の大別

●集団塾の講師

●個別指導塾の講師

まず塾講師バイトは、主に「個別指導塾バイト」と「集団塾バイト」の2つに分類されます。

集団塾は学校のクラスのように20~30人ほどを相手にして授業を行い、個別指導塾は1~4人ほど(基本的には2人)を相手にして授業を行います。

個別指導塾については、通ったことが無い方は意外とイメージがつかみ難いかもしれませんね。

集団塾と個別指導塾の授業は、だいたいこんな感じでそれぞれ行われます。

 

集団塾のイメージ

集団指導塾のイメージ

集団塾は講師が黒板やホワイトボードを使って授業を進めます。

生徒たちは基本的に講師の授業を聞きながら、ときどき講師の指示で練習問題を解いたりします。

もちろん塾にもよりますが、基本的に集団塾は学校のクラスのような雰囲気ですので生徒一人一人にかまいすぎることなく、できるだけ分かりやすく授業を進めることが求められます。

 

個別指導塾のイメージ

個別指導塾のイメージ

講師と生徒がブースに入った状態で授業が行われます。

基本的には、学校のように授業を進めるというよりも問題をどんどん解いてもらって、生徒が間違えた問題を分析したり分かりやすい解説をしたりします。

講師と生徒の距離はかなり近く、生徒が講師にさまざまな質問をしやすい環境になっていて、生徒一人一人に根気強く教えていく感じです。

だいたい2人を同時に教えたりしますが、生徒は問題を解いていることが多いので暇な時間も多いです。

 

2.個別指導塾の講師はカリキュラム調整が大変

個別指導塾の講師はカリキュラム調整が大変

また集団塾と個別指導塾の大きな違いとして、カリキュラム(時間割)の組み方の違いが挙げられます。

 

集団塾の場合

● 学校のように、ある程度決められたカリキュラム通りに授業を進める。

● 講師はクラス全体の学力平均や授業進捗度に合わせてカリキュラムを調整する。

 

個別指導塾の場合

● 生徒ひとりひとりの学力・進捗度に合わせて、講師が個別にカリキュラムを調整する。

● 生徒が理解できなければ、カリキュラムは先に進まない。

 

集団塾では多くの生徒を相手にするので、生徒ひとりひとりに合わせたカリキュラムではなくクラス単位でカリキュラムを調整します。

したがって、授業についていけない生徒や成績のいい生徒にかまい過ぎるわけにはいかないんですね。

本当に学校の先生のような感じです。

 

一方、個別指導塾では生徒ひとりひとりに合わせてカリキュラムを講師が調整します。

ですから生徒が授業についていけないようであれば、生徒が理解できるまでずっと同じ単元を根気強く教えることになります。

集団塾は講師がカリキュラムを大きく調整しなくてもいい一方、個別指導塾は講師が生徒それぞれに合わせてカリキュラムを調整しなければならないので結構大変です。

 

3.塾講師バイトの時給と月収の平均

時給と月給の平均

● 集団塾

時給:2000円

月収:約7万円 (1日3時間/週3勤務)

 

● 個別指導塾

時給:1200円

月収:約4万円 (1日3時間/週3勤務)

※地域によって差は有ります。

集団塾は個別指導塾よりも一度に教える生徒の人数が多いので、必然的に平均時給が高いです。

うらやましい。

ちなみに私は東京で個別指導塾の講師をしていたのに時給は1000円でした。(笑)

働く塾を選ぶ際は、ゼッタイに時給をしっかりチェックしときましょう。

 

あと注意して欲しいのは、塾では1コマが必ずしも60分授業ではないということです。

塾や教える学年によって、45分授業、60分授業、90分授業などのように授業時間がけっこう違います。

なので給料は1コマ分に注目するのではなく、時給で換算しましょう。

 

4.塾講師バイトの大変なこと

【1】授業前の準備が必要

【2】生徒だけでなく保護者の相手も必要

【3】仕事自体の責任が重い

【4】シフトの融通が利きにくい

【5】長期休暇の予定が特別授業でうまる

【1】授業前の準備が必要

授業前の準備が必要

当たり前ですが、授業を行うためには準備をしないといけません。

具体的には「授業で教える範囲の決定」「授業範囲の予習」「宿題の内容」などです。

慣れればすぐ終わらせられるのですが、生徒のことを考えてしっかり考える必要があるので意外と大変です。

そして、この授業準備の分の時給を「授業外のことだから」という言い訳で出さない塾がけっこうあり、これが塾講師バイトがブラックだと言われるひとつの要因となっています。

 

【2】生徒だけでなく保護者の相手も必要

生徒だけでなく保護者の相手も必要

授業ではもちろん生徒を相手にしないといけませんが、しかし、授業外で保護者を相手にしないといけない時もあります。

具体的には「成績の報告」「カリキュラムの進捗度の報告」「今後の授業方針」などです。

保護者は自分の子供のことでいろいろと質問をしてきますから、保護者の方々を安心させるようにしっかり説明しないといけません。

これには時給が発生する塾は多いのですが、「人に教える」ということの責任を強く感じるので大変です。

 

【3】仕事自体の責任が重い

仕事自体の責任が重い

まあ責任が軽い仕事なんてまずないわけですが、塾講師はほんとうに責任が重い仕事だと思います。

場合によっては、生徒の進路や将来を変えてしまうわけですからね。

毎回本気で生徒と向き合う必要がありますし、受験生を教える際は特に気をつけないといけません。

なかなか他のバイトでは経験できない責任の重さを感じる仕事です。

 

【4】シフトの融通が利きにくい

シフトの融通が利きにくい

塾講師バイトは講師が担当のクラスや生徒をもっていて、基本的にシフトは曜日決めになっています。

授業日の変更は生徒の都合も関わってくるので、塾講師バイトはどうしても自分の都合だけでシフトを変更するのが難しいのです。

通常のシフトを休みたい場合は、基本的に授業を代行してくれる講師を前もって探さないといけません。

 

特に期末試験の時はシフト関係で困る学生が多いです。

「期末試験の時期にアルバイトのシフトで困る」というのはどんな業種でも共通して言えることですが、飲食店バイトであれば基本的に1週間~1ヶ月ほど前に希望のシフトを提出すれば店長が勝手にシフトを組んでくれます。

しかし、塾講師バイトは期末試験の時期が近づくと授業を代行してくれる講師を自分で探さないといけませんしストレスにもなります。

これが結構めんどくさいんです。

 

【5】長期休暇の予定が特別授業でうまる

長期休暇の予定が特別授業でうまる

集団塾でクラスを担当したり、個別指導塾で多くの担当生徒を持ったりすると、夏休みなどの長期休暇の予定が特別授業でうまります。

長期休暇中は平日でも生徒が朝から塾にこれるので、どこの塾も「生徒の成績アップ」「特別授業のコマを増やして稼ぐ」という2つを狙ってどんどん生徒に授業を入れさせます。

そしてそのしわ寄せが、私たち大学生講師にくるんですね。

 

なのでどうしても長期休暇中に予定を空けたい時は、自分から他の講師の方にお願いして担当コマの授業をやってもらわなければいけません。

しかし、たいてい他の講師たちも長期休暇中はコマがうまりまくっているので、なかなか授業の代役を頼めないというケースが多いです。

ただかなり稼げる時期ではありますし、「長期休暇で稼ぎたい!」という講師に優先して授業を回すことで乗り切れたりします。

 

5.集団塾ならではの大変なこと

集団塾

集団塾ならではの大変なこと

● クラスによってはカオス

● 相手にする生徒・保護者が多い

集団塾では一度に多くの生徒を相手にしますが、中にはたいへんカオスなクラスもあります。

特に集団塾で働いている友人(男)は、小学5年生の女子だけのクラスを教えていた頃が一番荒れてました。

カオスすぎて授業を進められないようなクラスもあるんです。

また集団塾は多くの生徒を担当することになるので、必然的に相手にする保護者も多くなって大変な印象です。

 

6.個別指導塾ならでは大変なこと

個別指導塾

個別指導塾ならでは大変なこと

● 生徒によって授業がまったく進まないことがある

基本的に個別指導塾には、学力レベルが非常に高い生徒はそう多くないです。

いわゆる「勉強ができる子ども」たちは集団塾のほうに通う傾向があるんです。

したがって個別指導塾には「勉強が苦手」だという生徒が多く、生徒によって授業がまったく進まないことがあります。

そんな生徒を根気強く教えることにやりがいを感じられるわけですが、ときにカリキュラムが非常に遅れてしまって大変なことがあります。(笑)

 

7.塾講師バイトの楽・魅力的なこと

【1】生徒からも保護者からも頼られる

【2】ある程度の余裕をもって仕事ができる

【3】時給が比較的高い

【4】やりがいを持って仕事ができる

【1】生徒からも保護者からも頼られる

生徒からも保護者からも頼られる

塾の講師は、たとえアルバイトでも「先生」です。

ですから生徒からは「先生」と呼ばれて基本的に慕われますし、余程のことがない限り保護者の方々からも頼りにされます。

アルバイトでこのような経験ができる業種はまずありませんから、塾講師の魅力的な部分と言えるでしょう。

しかし、そのぶん責任が重い仕事だということは忘れないようにしましょう。

 

【2】ある程度の余裕をもって仕事ができる

余裕をもって仕事ができる

私はカフェのアルバイトをしたり、派遣の短期バイトでイベント運営/設営にけっこう行っているのですが、やはりけっこう動き回ります。

飲食店バイトだとお客さんが突然増えたり行列ができたりするので、自分のペースよりも素早い対応力が重要になります。

アルバイト中にボケーっとできる時間は基本的にありません。

しかし塾講師バイト全般は授業中は自分のペースで進められるので、ある程度の余裕をもって仕事をすることができます。

 

とくに個別指導塾では、生徒が問題を解いているときは暇になります。

この空いた時間に「次の授業の準備」をすることで仕事を減らしたり、なにか考え事をするのに使うこともできます。

 

【3】時給が比較的高い

時給が比較的高い

塾講師バイトは、他の業種に比べて基本的に時給が高いです。

アルバイトでは時給の高さはかなり重要ですからうれしいですね。

ただ時間外労働が横行しているブラックな塾もありますので、塾選びの段階でマジで気をつけましょう。

 

【4】やりがいを持って仕事ができる

やりがいを持って仕事ができる

いろいろと大変なことも多い塾講師のアルバイトですが、やりがいはとても感じられます。

アルバイトでは、基本的に大きな責任を伴う仕事は扱いません。

私の場合、カフェのアルバイトでは責任なんて感じずに頭を空っぽにしていた方が身体がスムーズに動いてましたし、多少失敗してしまっても飲食店バイトではお店やお客さんに与えるダメージはたかが知れています。

よほどとんでもない失敗をしない限り、飲食店で働くアルバイトがお店やお客さんの人生を狂わせることなんて無いですからね。(笑)気楽です。

 

しかし、塾講師のアルバイトでは常に頭を回しながら仕事をする必要がありました。

現代の日本において「どれだけ勉強ができるか」という指標は人生に大きな影響を及ぼしますし、それにダイレクトに関わるのが塾講師という仕事です。

アルバイトであっても当たり前のように大きな責任を伴いますし、むしろアルバイト講師たちこそが最前線です。

このようなやりがいと責任を感じられるアルバイトは中々ありませんし、他のアルバイトでは得がたい経験ができます。

 

8.塾講師バイトに向いてる人

塾講師バイトに向いてる人

● 人に何かを教えるのが好きな人

● 計画的に仕事をしたい人

● 学校の先生を目指している大学生

上のどれかに当てはまる人は塾講師にかなり向いていると思います。

特に計画的に仕事をしたい人には、塾講師はかなりおすすめできます。

実際、私は飲食店バイトのような行列をすばやくさばき常にとっさの判断が求められるような仕事よりも、塾講師のようにある程度計画的に余裕を持って働ける仕事のほうが好きなのですが、やはり塾講師は向いていたなと感じます。

自分のペースを大事にしたい人にとっては、塾講師は最高のアルバイトだと思います。

 

また個人的に、学校の先生を目指している方はゼッタイに集団塾の講師のアルバイトを経験するべきだと思います。

教師は責任も重く大変な職業ですから、人によって向き不向きが大きいです。

「先生になりたい」と言って教育学部に進学した友人が3人いますが、結局みんな大学生活中に進路を変えました。

実際に教師になる前に塾講師バイトを経験して、本当に自分が「先生」に向いているかしっかり考えてみるべきです。

 

塾講師は「生徒や塾長の都合に振り回されたり」「授業以外の事務作業が多かったり」ということもある大変な仕事です。

しかしどんなアルバイトでもそれぞれ大変なことはありますし、人によって向いてる仕事と向いていない仕事はあります。

特に腰を落ち着けて人と向き合う仕事ができるアルバイトは多くありませんし、私のように「飲食店バイトよりも塾講師バイトのほうが絶対に楽しい!」と感じる方もたくさんいます。

塾講師バイトに興味がある方は、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

 

9.塾講師バイトに関するQ&A

Q1.塾講師バイトって学歴は関係ないの?

塾講師バイトというか、教育業界はここ数年どこも人手不足ですから常に求人募集をしています。

このように売り手市場ですから、よほどの大手進学塾を除いて学歴が原因で塾講師バイトに落とされるということはまず考えられません。

4年生大学に在学している大学生であれば、採用してくれる塾は多いです。

そもそも学歴と学力は必ずしも比例しませんから、「難関大学」に在学していなくても採用テストを受けてみるといいと思います。

 

Q2.塾講師バイトの服装や髪色は?

採用テストや面接を受ける際は、男女ともにスーツで黒髪が基本です。

ここを外すと採用試験で落とされる確率がグーンと上がってしまいますから、マジで注意しましょう。

そして塾講師バイトでは、授業用の服装として「講師がスーツを自ら持参する」というのが基本です。講師服を用意している塾もありますが、まだまだスーツ持参の塾が多い印象です。

また髪色は黒色が基本ですが、「髪色を変えられないなら塾講師を辞める!」というレベルで悩んでいるなら塾長に相談しましょう。

 

Q3.塾講師バイトの採用テストや面接の難易度は?

基本的に「数学・国語・理科・社会・英語」の問題を解く採用テストですが、このテストの難易度は塾によって大きく異なります。

大手の進学塾であれば、当たり前ですが講師の質を高水準で維持するために採用試験がけっこう厳しかったりします。

しかし小さな塾や個別指導塾であれば、採用試験はそれほど難しくない印象です。

そして面接は、スーツを着ていて明るくハキハキとしゃべれるならまず落とされません。

リラックスして受ければ良いです。

 

10.まとめ

塾講師バイトは教育業界なので責任もありますが、個人的には個別指導塾のほうが集団塾よりも少しだけ余裕がある印象です。

ちなみに、個別指導塾と集団塾それぞれで働く大学生の割合は 4 : 1ほどであるというデータがありますから、圧倒的に個別指導塾で働く大学生のほうが多いです。

 

ですが個別と集団のどちらが向いているかは本当に人によります。

● 生徒ひとりひとりにしっかり時間を使って向き合いたいのであれば、個別指導塾向き

● 学校のようにクラスを盛り上げながら生徒を引っ張りたいのであれば、集団塾向き

という感じです。

世の中にはさまざまな塾がありますし、とにかく塾講師バイトの求人を見てみるといいと思います。

 

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