大学生活について「まさに人生の夏休み!自由で超楽しいよ!」
というポジティブな話をよく耳にしますが、具体的に何が楽しいのか想像しにくいですよね。
今回は「大学生活ならではの楽しいこと」について、受験生や大学新入生に向けて分かりやすくまとめました。
受験勉強のモチベーションを上げたり、新生活の前に大学生活をイメージするために参考にしてください。
大学生活を楽しみたいなら友人は必須
大学生活で楽しいことは確かにたくさんあります。
しかし、最初に伝えておきますが、大学生活を大学生らしく楽しむためには
「学内に親しい友人がいる」
ことがとても重要な条件となります。
いくら学外に親しい友人がいても、学内に友人がいなければ大学は楽しめません。
大学に行くと、友人同士で楽しく授業を受けたり、サークル活動をしている学生ばかりです。
そんな環境で一人で居続けるなんて、たいていの人は嫌なはずですし、孤独な状況が続くと大学に楽しさを見出せなくなるでしょう。
学内の友人は一人でもいいので、必ず作って関係を維持することをおすすめします。
大学内はひとつの街
学校で友人を作るなんて簡単じゃん。
という人が大半ですが、基本的に大学はホームルームのようなクラス制では無いです。(特に文系は。)
そのため、他学生との接点を作るために、積極的に自ら行動する必要があります。
まず、「大学の中はひとつの街」だと考えてください。
学内を歩いている学生は、基本的に他人なのです。
街の中で、歩いている他人にいきなり声をかけるのは難しいですよね。
これと同じで、自分から積極的に友人作りに動くとしても、
学内にいる何の接点もない学生にいきなり声をかけるのはハードルが高いです。
街中でやって怪しまれることは、学内でやっても怪しまれます。
ですから、学内に友人を作りたいなら、
コミュニティ(サークルやゼミなど)に属する
ことが一番手っ取り早い手段となります。
コミュニティに属せば、自然と同じコミュニティ内の学生との接点が増えます。
そして、気が合う友人も作りやすくなります。
大学生活を楽しみたいなら、必ず大学内の何かしらのコミュニティに属しておきましょう。
学内活動で大学生活を楽しむ
サークル・部活は入るべき!
大学といえば、サークル・部活動です。
大学生活を充実させるためには、サークルに入るのが一番おすすめです。
本気でがっつり活動したい方は部活を選択することもできますし、
部活だと厳しいかもしれませんが、サークルは2つや3つ掛け持ちできます。
さらに、活動内容の楽しさだけでありません。
サークルはいろんな学部の人が集まるので、他学部の学生達とたくさん知り合えます。
これまで出会えなかったほど気が合う友人もできるかもしれません。
大学生なら、サークルは入らなければ絶対に損です!
また、インカレサークルに入れば、他大学の学生たちとも交流することができます。
学内だけでなく、大学の壁を越えて交流の幅を広げたいならインカレもおすすめです。
※インカレは怪しいサークルも多いので、体験入会などでしっかり見極めてから本格加入しましょう。
研究室・ゼミに入ろう
大学生活の後半になると、卒業論文を書いたり、特定の分野を研究・勉強するために研究室やゼミに入る機会が訪れます。
研究室やゼミでは、先輩方の卒業論文へ向けての研究を聞いたり、自分の卒業論文に向けての研究や論文執筆を行います。
大学や学部によって、研究室やゼミへの所属が義務になっている場合とそうではない場合がありますが、
基本的に学生はどこかの研究室やゼミに所属しているイメージで大丈夫です。
研究室やゼミに所属しておくと、就職活動の自己PRでとても役立ちます。
研究室やゼミは研究活動がメインですから、サークル活動とはまた違った楽しみがあります。
特に自分の専攻分野についての研究がメインになりますし、
同じゼミ生も近い分野の研究をしているので学術的に専門的な話をできる仲間ができます。
長期休みには合宿があったり、研究調査のために出張に行くなんてこともあります。
これも高校では経験できないことですね。
ちなみに、ゼミ仲間によっては就職後も同じ業界で働く可能性が高いですから、
切磋琢磨しながら仲良くすることには大きな意味があります。
実は僕は面倒くさがってゼミに入らなかったのですが、ゼミに入った友人たちはとても楽しそうに活動しています。
【関連】ゼミに入らないと後悔するの?就活も含めて文系大学生が経験談を語ります
ボランティアをしてみよう
大学には掲示板が至る所にあり、しばしばボランティアを募集しています。
募集しているボランティアの内容は、
- 大学イベントのお手伝い
- 教育関係
- 地域貢献
などさまざまです。
ボランティアでは、アルバイトやインターンでは体験できない経験を積めますし、
ボランティア先で新しい出会いも期待できます。
興味のあるボランティアがあれば、ぜひ一度参加してみるといいでしょう。
お金を使わず新しいことに挑戦できるのは、ボランティアの大きなメリットです。
特に「オープンキャンパスのスタッフ」のボランティアに参加する学生は多いです。
オープンキャンパスのスタッフの多くは、その大学の学生です。
夏のオープンキャンパスの準備は4月頃から始まって、資料作りや看板作りなどの準備を行い、当日は高校生たちを誘導して構内を案内します。
高校の『学祭』のようなノリで準備を行うので、そういうイベントが好きな方にはとてもおすすめです。
自由に好きな授業を選べる
大学では、基本的に自分が学びたい専門分野を集中して勉強できます。
「必修科目」という履修することを指定された科目もありますが、
「自由科目」と呼ばれる科目は自由に履修することができるため、卒業のために自分が好きな科目の授業を受けられます。
自分の興味のあることを勉強できる楽しさは、大学でより一層感じることができるでしょう!
理系は文系に比べて必修科目の割合が大きい傾向にあります。
今まで勉強があまり好きではなかった方も、
大学に入って好きなことを勉強すれば、勉強の楽しさを知ることができると思います。
もし授業や研究だけで毎日に充実感を感じられるのであれば、
例外的に学内に友人がいなくても大学に楽しさを感じられるかもしれません。
僕は『映画評論』の授業が一番楽しかったです。
もし、なんとなくで興味の薄い学部に進学した場合は、授業がつまらないと感じてしまうと思います。
つまらない授業ばかりだと学校に行く気も失いますので、志望校選びの段階で自分が楽しめそうな大学を選びましょう。
学外の楽しみ
インターンって楽しいの?
インターンシップ(就労体験)は、正社員ではない状態で職業経験を積める制度です。
インターンは学外の人間関係を広げるいい機会ですし、授業では感じられない実務的な経験を積むことができます。
有給インターンであればアルバイトのように給料も出ますし、
就職活動の自己PRでも、インターンの経験談はネタにしやすいです。
インターンの受け入れ対象を「大学生」に限定している企業は多いですので、
せっかくの大学生の肩書きを有効活用する意味でも、興味のあるインターン先で働いてみることをおすすめします。
僕はインターンに参加していた企業から内定をもらいました。
一人暮らしの楽しみ
現在、日本の大学生の約4割が一人暮らしをしています。
一人暮らしをすると、圧倒的な自由が手に入ります。
インテリアや料理、ライフスタイルもすべて自由に決められますし、
大学の最寄りに住めば、大学に行く苦労も大きく減らすことができます。
大学生活では、ぜひ一人暮らしをしてみてください。
もちろん実家暮らしと比べて生活費がかかりますし、最初はいろんな不安を感じると思います。
しかし、一人暮らしの経験は卒業後に必ず大きな糧になります。
迷っているなら、一人暮らしをしてみましょう。
大学選びの際にも、実家通いができないことをマイナスに捉えないでください。
いろんな場所を旅しよう
大学生は、ぜひいろんな場所を旅してみてください。
大学の長期休みは長いので、それを有効に使って海外旅行に行くこともできます。
就職してしまうと、まとまった休みはなかなか取れません。
大学生は社会の連休からズレた日程で旅行に行けるので、混みにくい予定で自由に旅行を計画できます。
お金が無くて旅行なんていけない!
という人も当然いますが、
大学時代の時間がある時にもっといろんな場所に行っておきたかった・・・
という声を社会人になるとよく耳にします。
このような後悔をしないためにも、ぜひ積極的にいろんな場所を旅してみてください。
コロナ禍が落ち着いた頃に旅行に行けるよう、2021年のうちに計画を立てて旅行費用を貯めておきましょう!
”今”を楽しもう
大学生の多くはお金の余裕がありません。
悲しいですが、これは現実です。
ですが、
本当は友達と遊びたいけど、あまりお金が無いから辞めとこう。
旅行したい場所があるんだけど、もしものことを考えて貯金を優先しよう。
と、お金が貯まるのを待っていては、一番自由な時期を有意義に楽しめません。
大学生活はあっという間に終わってしまいます。
大学3年生になると、あっという間に周りが就活ムードになりますから、心おきなく自由に行動できるのは正直大学2年生までです。
大学生はたくさんの不安を抱えています。
しかし、「将来の漠然とした不安」に備えて過剰に守りに入ってしまうのは、非常に勿体ないです。
将来、何があるか分かりません。
しかし、”今”を楽しめなければ将来後悔する可能性は高いです。
ぜひ素敵な友人をつくり、いろんな経験を積めるよう積極的に行動してみてください。