「学生時代に門限があった」という女性の方は意外に多いものですが、女子大学生に限ればどうなのでしょうか
今回は「女子大学生の門限の平均」と「門限がある大学生が大学生活中に感じる不都合なこと」についてまとめてみました。
特にアルバイトやサークルに関しては、門限が有ると不都合な点が多いので気をつけたいです。
参考にしてみてください。
1.女子学生の門限の平均と割合
まず大学生に限らず、高校生なども含めた学生全体の門限の平均時間を見てみましょう。
ここでは、マイナビウーマンさんが行った、
「Q.女性の方にお聞きします。学生時代、門限は何時でしたか?」
という質問に対する回答を集めた調査結果を引用します。
人数(割合) | |
門限は無かった | 213人(55.2%) |
18~19時まで | 45人(11.6%) |
20~21時まで | 40人(10.4%) |
22~23時まで | 58人(15.0%) |
24時まで | 30人(7.8%) |
学生時代に「門限が有った方」と「門限が無かった方」の比率は、ちょうど 5:5 ぐらいのようですね。
また、門限を経験したことがある方々の中でもっとも多かったのは22~23時のようです。
ただ門限の時間帯にはそれぞれ大きな差がないので、あまり参考にはならないですね。
門限の平均は21時?
学生時代の門限の中でもっとも多かった時間が22~23時であることが分かりました。
そして門限が有る女子学生のみに注目してみると、門限が有る女子学生の門限の平均は21時であることも分かります。
門限の時間には特に大きな偏りは見られないので、門限の時間は家庭の事情によって大きく左右されるようです。
2.大学生になると門限なしの学生が増える
女子学生の門限の中でもっとも多い時間は22~23時であり、平均は21時であることが分かりました。
しかし、「女子大学生」に限るとどうなのでしょうか。
「女子大学生のみを対象にして行われた門限時間の調査結果」は見つけることが出来ませんでしたが、上の調査結果からある程度の予想をすることは可能です。
マイナビウーマンさんは、上の調査を行う際に対象の女性から「学生時代に門限が無くなった時期」についてのコメントも集めているので、今回はそのコメントを分析してみました。
「門限がなくなった時期は?」で多かったコメント
- 「大学に入学してから」
- 「一人暮らしを始めてから」
「高校生まで門限が有ったが、大学に入学した際に無くなった」という方や、「大学に入学する際に一人暮らしを始め、門限は無くなった」という方が多いようですね。
「大学入学時」や「一人暮らしを始める時期」は、門限が無くなるには良い機会ですよね。
このように「大学生から門限がなくなった」という方のコメントが多いことから、明らかに「大学生活中に門限は無かった」という女性の割合は、「高校生の頃に門限が無かった」という方々の割合よりも大きいだろうということが予想できます。
大学生の頃まで門限が有ったという女性の具体的な割合までは分かりませんが、「大学生の頃に門限は無かった」という方が間違いなく大半を占めていることは分かりますね。
3.門限を破るとどうなる?
【1】締め出し
【2】正座
【3】お小遣いの減額 or 無し
門限を破った場合の罰則や行動としてよく行われる、定番のものをまとめてみました。
特に多かったのが、以下の3つになります。
【1】締め出し
文字通り、門限を過ぎ帰宅した際に、家から締め出されるという罰ですね。
ありがちなのが、ドアのチェーンロックを掛けられるというものです。
そして、母親や父親にこっそりと家にあげられるというパターンが多いようです。
しかし「門限を破った際は自宅敷地内の木陰で寝ざる負えなかった」と語る、人気バンド「ONE OK ROCK」のボーカルであるTakaさんのような、”本当の”締め出しをくらってしまう方もいるようです。
【2】正座
割と多いのが、門限を破った際に正座させられるというもの。
締め出しと比べると保護者の精神的負担が少ないため、定番となっているのかもしれません。
【3】お小遣いの減額 or 無し
学生にもっとも効くのは、これでしょう。
遊びたい盛り、何をするにもお金が必要なのが学生ですから、お小遣いのカットはかなり痛いです。
しかし、これは一日では終わらない罰ですから親子関係に深刻なダメージを与えてしまう可能性も高く、諸刃の剣と言えます。
参考:大学生のお小遣いの平均が月8万円って本当なの?調べてみた
これらのほかにも、門限を破ったときに「ご飯抜き」や「門限の時間が早まる」などの罰則を設けている家庭が多いようです。
学生からすれば門限による罰はたまったものではないですから、罰の内容によっては後の親子関係に大きな傷跡を残してしまいます。
行き過ぎない程度であれば保護者側も学生の門限違反を多少は許容したほうが良いのかもしれません。
4.門限ありの大学生にとって不都合なこと
【1】アルバイトの不都合
【2】サークルの不都合
【3】恋愛の不都合
アルバイトやサークル、彼氏とのデートなど、あっと言う間に時間が過ぎてしまうイベントが多い女子大学生。
門限が有ることで大学生としての行動を大きく制限されてしまうわけですが、大学生に門限が設けられている場合、具体的に以下のような不都合があります。
【1】アルバイトの不都合
門限が有る大学生は、まずアルバイトで不都合なことがありま
す。
特に大学の放課後にアルバイトで働く場合、働ける時間が放課後~門限までになってしまうので門限があると収入が限られることになります。
大学の授業がない日に集中してアルバイトを入れることでこの問題は解決できそうですが、実際「休日にアルバイトを入れるのは時間がもったいない」ですしストレスもたまります。
大学の放課後にアルバイトを入れて「大学の授業がない日はアルバイトも行かず体を休める」という大学生は多いですから、やはり放課後を有意義に使うのであれば、お店のラスト(閉店)までアルバイトをしたいですね。
またお店側からすれば「できるならお店の閉め作業ができるような従業員がほしい」わけですから、閉店時間前に門限によって仕事を終わる学生は採用優先度が落ちてしまうかもしれません。
「門限があることでアルバイトを自由に出来ない」というストレスを感じてしまう方もいますから、門限はアルバイトにさまざまな不都合を与えてしまうと考えられます。
それでも「どうしても門限を気にせざる負えない」という方は、「午前中にアルバイトを入れる」ということをおすすめします。
お店側からすれば特に早朝から働いてくれる従業員は貴重ですから、重宝される可能性があります。
参考:大学生のアルバイト勤務時間の平均は?自分に合った時間で働くと得する理由
【2】サークルの不都合
サークルに入っている学生が門限によって不都合を感じるケースとしては、「飲み会」が挙げられます。
多くのサークルはイベントごとに飲み会を開催しますが、たいていの場合、夜の12時は回らないまでも10時まで飲み会をするというケースは多いです。
しかし門限があった場合、飲み会の中途半端なタイミングで帰宅しなければならないということになります。
飲み会を途中で抜ける場合は帰宅を助けてくれるサークルの友人の付き添いは難しいでしょうから、酔った状態で一人で帰宅することになるかもしれません。
つまり、危険を避けるために設定しているはずの門限がむしろ危険を増やしてしまう可能性があるのです。
参考:大学生はサークルに入らないと後悔する?7個のデメリットを紹介
【3】恋愛の不都合
門限があると、せっかく彼氏と楽しいデートをしていても常に門限を頭の片隅に意識していなければなりませんから、単純に疲れるでしょう。
そしてデート自体も心から楽しむことが出来なくなるかもしれません。
また「門限が有る」ということは、「厳しい家庭である」ということとほぼ同義ですから、彼が少し引いてしまうかもしれません。
これは最悪ですね。
これらのように、門限が有ることで女子大学生は行動を大きく制限されてしまうのです。
門限によって制限される行動自体が小さいものであったとしても、「生活が制限されている」という事実が学生に小さくないストレスを与えてしまいます。
結論としては、大学生活を送る上で「門限ありはきつい」と言わざる負えないでしょう。
まとめ
「学生時代に門限があった」という女性が約半数である一方で、「大学生の頃に門限が無かった」という女性は大半であるという事実があります。
門限は女子大学生の「大学生としての行動」を著しく制限してしまう可能性がありますから、慎重に決めなければいけません。
門限の有無については保護者が一方的に決めるのではなく、学生と保護者がしっかり話し合うことが重要なのではないでしょうか。