大学生が仕送りなしで生活するためには毎月いくら必要?

「大学生が仕送りなしで一人暮らしをすることは可能なのでしょうか。」

という不安を抱えている学生、またはその保護者の方のために、

今回は、大学生が仕送りなしで一人暮らしをするための方法についてご紹介していきます。

仕送り無しの大学生活は大変ですが、不可能ではありません。
こん
こん

要点
  • 一人暮らし大学生の平均月収は約17.6万円
  • その内、約11.2万円が平均仕送り額
  • 仕送りなしの大学生は約1割ほど?
  • 奨学金は学費支払い、バイト代は生活費にするべき?
  • お金がないからこそ、知恵を磨こう

仕送りがある学生と比べた場合、仕送りが無いまま一人暮らしをしている学生は、

アルバイトの労働負担奨学金の額がどうしても大きくなりがちです。

もちろん、仕送り額がとても少ないという学生も同じです。

親からの仕送りを頼りにできない学生は、一人暮らしのために苦労する覚悟が必要になるのです。

 

しかし、大学生が仕送りなしで一人暮らしをすることは、決して不可能なわけではありません。

仕送りをあてにできないけど、実家から通えない大学に行きたい。

という学生は、まずは一人暮らしで毎月お金がいくら必要になるか計算しましょう。

そして、毎月必要な収入を割り出してみましょう。

そうすれば、

●「毎月いくらアルバイト収入が必要なのか」

●「奨学金がいくら必要なのか」

が自然と分かるはずです。

大学生の一人暮らしに必要な収入などのデータについては、以下で詳しくまとめています。

参考にしてみてください。

 

目次(もくじ)

1.大学生は一人暮らしにいくら必要?

そもそも、大学生の一人暮らしには毎月いくらの収入が必要なのでしょうか。

毎月の生活に必要な収入額について具体的に把握していなければ、仕送りなしで生活できるか否かについて考えることは出来ません。

まずは、大学生活に毎月必要なお金の平均についてザッと見てみましょう。

日本学生支援機構さんのデータを整理するとこのようにまとめられます。

大学生の平均支出額(学費・家賃・生活費を含む)

●国公立大学生(実家暮らし):約9.1万円/月

●国公立大学生(一人暮らし):約12.5万円/月

●私立大学生(実家暮らし):約14.8万円/月

●私立大学生(一人暮らし):約18.3万円/月

補足

国公立大学生 と 私立大学生との差

「学費」の差

補足

実家暮らしの学生 と 一人暮らしの学生との差

「住居費(家賃)」の差

どの大学生も、毎月9万円~18万円ほどの支出があると分かりますね。

※「大学生の一人暮らしに必要な費用の内訳」について詳しく知りたい方は、

こちら(大学生の一人暮らしにお金はいくらかかる?分析して分かったこと)をどうぞ。

 

2.一人暮らし大学生の平均月収

大学生 収入

大学生が仕送りに頼らずに一人暮らしをするためには、毎月の支出だけでなく、収入にも注目しなければなりません。

日本学生支援機構さんのデータをデータを参考にすると、

一人暮らしの大学生の平均月収は約17.6万円

その内、約11.2万円が大学生の平均仕送り額であるようです。

 

 

それでは、「一人暮らしの大学生の平均月収とその内訳」をグラフで詳しく見てみましょう。

以下のデータは、全国の約10万人の大学生を対象にして行われた

「平成26年度学生生活調査(日本学生支援機構)」を参考にしています。

 

一人暮らしの大学生の平均月収と内訳

 平均額
仕送り11.2万円/月
奨学金4.0万円/月
アルバイト1.9万円/月
その他0.5万円/月

この表から、一人暮らし大学生の平均月収の約6割が仕送りであることが分かりますね。

つまり、仕送りなしで大学生活を送るためには、

生活費の約6割の収入を仕送り以外でまかなう必要があるのです。

 

学費・生活費・家庭の収入などによって、それぞれの学生ごとに必要な月収は大きく異なります。

しかし、必要な収入がいくらであったとしても、

平均して一人暮らし大学生の月収の約6割を占める「仕送り」の重要性は変わりません。

 

そもそも、仕送りなしで生活している学生は、大学生全体の何割に該当するのでしょうか。

こちらも調べてみました。

 

3.仕送りなしの大学生の割合

多くの大学生は、保護者から仕送りやお小遣いという経済的な支援を受けながら、大学生活を送っています。

そして、以下のとおり

「アルバイトしていて家庭から経済的な援助を受けていない大学生は、全体の7.5%である」

という調査結果があります。

 

一人暮らし大学生のバイト収入と仕送りの有無

アルバイトをしている家庭からの給付を受けている 割合
65.7%
×7.5%
×26.8%

出典:「家庭からの給付程度別・アルバイト従事者の学生に対する割合」(日本学生支援機構)

「アルバイトしていて家庭から経済的な援助を受けていない大学生」

は、たしかに全体の約7.5%であることが分かりますね。

しかし、経済的な援助を受けていない大学生の割合を求めるには、

「アルバイトしておらず、家庭から経済的な援助も受けていない大学生の割合」

も加える必要があります。

 

今回参考にしたデータでは、アルバイトをしていない学生のうち、

「家庭から経済的な援助を受けている学生」と「援助を受けていない学生」の割合の詳細

が分かりませんでした。

仕方ないので、この部分は考察を交えていきます。

 

まず、アルバイトをしていない大学生は全体の約26.8%を占めていますが、

この学生たちの大半は、家庭から経済的な援助を受けていると考えられます。

アルバイトと仕送りからの収入が無ければ、残りはすべて奨学金からの収入ということになりますからね。

わざわざアルバイト収入を得ずに、生活費と学費をすべて奨学金で賄っている大学生は多くないです。

 

したがって、多少の誤差はあると思いますが、

家庭から給付(仕送り)を受けていない学生は、大学生全体の約1割ほど

と考えられるのではないでしょうか。

※あくまで個人的な予想です。

なんにせよ、仕送りを受けていない大学生が少数派であることは間違いありません。

 

4.一人暮らしの大学生が仕送りなしで生活するには

お金ない

一人暮らしの大学生が仕送りなしで生活するためには、一般的にアルバイトと奨学金からの収入を増やす必要があります。

そして、ここで重要になるのがアルバイト収入と奨学金の割合です。

●「収入の何割をアルバイト収入から賄うのか」

●「収入の何割を奨学金から賄うのか」

これらの割合がとても重要になります。

 

上記のとおり、

一人暮らしの大学生の平均月収は約17.6万円であり、そのうちの約11.2万円は平均仕送り額です。

つまり、学費や家賃も含めて、

仕送りなしの大学生は、毎月約17.6万円をアルバイト収入と奨学金で賄う必要がある

ということになります。

 

しかし、通っている大学が国公立大学か私立大学かによって必要な月収は大きく異なります。

国公立大学に通う学生と私立大学に通う学生に分けて、必要な月収額とそれを補う方法についてまとめてみました。

 

【1】仕送り無しの国公立大学生の場合

国公立大学

国公立大学生の必要費用

約12.5万円/月

国公立大学の場合、一人暮らしの大学生が仕送りなしで生活するためには、

学費・家賃・生活費を含めて、毎月平均約12.5万円ほどの費用がかかります。

言い換えれば、毎月約12.5万円ほどの収入が必要であるということですね。

 

そして同時に、学費の納入日についても注意しなければいけません。

国公立大学の場合、一般的に年間約60万円ほど学費が必要ですが、前期と後期に分けてそれぞれの学費を一括で払わなければなりません。

ですので、仕送り無しの大学生たちは、

【奨学金】⇒貯金して学費払いへ

【アルバイト収入】⇒生活費へ

というのが基本的な戦略になります。

 

そして、この戦略に沿って、

毎月必要な奨学金の額とアルバイト収入を計算すると以下のようになります。

● 奨学金の貸与額:約5.0万円/月

(学費分:約60万円/年 ÷ 12カ月)

● アルバイト収入:約7.5万円/月

(家賃+生活費分:約90万円/年 ÷ 12カ月)

もちろん、必ずしも上のとおりの月収内訳にする必要はありません。

アルバイトをする時間が少ないという方は、奨学金の額を増やし、その一部を生活費に充ててもいいでしょう。

あくまで目安として参考にしてみてください。

 

【2】仕送り無しの私立大学生の場合

私立大学

私立大学生の必要費用

約18.3万円/月

私立大学の場合、一人暮らしの大学生が仕送りなしで生活するためには、

学費・家賃・生活費を含めて、毎月平均約18.3万円ほどの費用がかかります。

つまり、毎月約18.3万円ほどの収入が必要であるということですね。

国立大学の学生と比べると、かなりキツイことが分かります。

 

そして、学費の納入日にも注意しましょう。

私立大学の場合では、一般的に年間平均約125万円ほど学費が必要であり、

前期と後期に分けてそれぞれの学費を一括で払わなければなりません。

これは国公立大学の学費の約2倍ですね。

 

ですので、毎月の奨学金は貯金して学費に充て、

アルバイト収入を生活費に充てるという基本的戦略は国公立大学の学生たちと変わりませんが、

私立大学の学生は収入をより増やす必要があります。

【奨学金】⇒貯金して学費払いへ

【アルバイト収入】⇒生活費へ

※国立大学生よりも収入を増やす必要あり

 

以上の戦略に沿って、

毎月必要な奨学金の額とアルバイト収入を計算すると、以下のようになります。

● 奨学金の貸与額:約10.4万円/月

(学費分:約125万円/年 ÷ 12カ月)

● アルバイト収入:約8.0万円/月

(家賃+生活費分:約95万円/年 ÷ 12カ月)

学費が高い分、どうしても国公立大学の学生よりも奨学金の貸与額は大きくなってしまいます。

もちろん、アルバイトやその他からの収入が多いならば、奨学金の貸与額を減らすことは可能です。

しかし、毎月約8万円のバイト収入を得るのは意外と大変です。

 

長時間のバイト労働が嫌なら、奨学金額を増やしましょう。

【関連】大学の費用はどうしてる?大学進学のお金が不安な方へ14の提案

 

5.まとめ

大学生が仕送りなしで一人暮らしをすることは、不可能ではありません。

しかし、仕送りなしで大学生活を送るためには大きな覚悟が必要です。

アルバイト収入を増やす場合、多くの「時間」をアルバイトに充てなければなりませんから、

当然、授業やサークル活動への出席率は下がります。

そして、自然と留年する確率も上がります。

 

また、奨学金は借金であるわけですから、

将来の経済的な負担となりますし、将来の進路を考える際に壁になることもあるでしょう。

仕送り無しで生活するには、将来へ負債を残す覚悟が必要なのです。

 

しかし、悲観的なことばかりではありません。

一人暮らしの大学生活を仕送りなしで乗り切ることが出来たならば、

あなたの「生活力」「生き抜く力」は必ず大きく成長するはずです。

 

今回は、大学生の”平均的な”学費・生活費から、毎月必要になる金額を示しました。

しかし、さまざまなモノを節約することで、生活費は減らせますから、

毎月必要になる収入額も減らすことができるのです。

そうすれば、奨学金やアルバイトで稼がないといけない金額も減り、負担も減らせます。

 

そして、その経験から学んだ知識と知恵は、一生に渡ってあなたの財産になることでしょう。

「お金が無いからこそ、知恵を磨くのです。」

ここで身をもって学んだ知恵は、将来ずっと役立ちます。

 

あえて毎日の生活に苦労しながら大学に通うのも、私は面白いと思います。

こん
こん

 

経済的な理由によって大学に行かないのは、個人的に非常にもったいないと思います。

在学中にお金が尽きたなら、1年間休学して集中的に稼ぎ、その後に復学することもできます。

仕送りなしで一人暮らしをすることもチャレンジだ!

と、ぜひ前向きにとらえて大学生活を楽しみましょう。

【関連】大学の選び方が分からない?大学選択の5つの基本を教えます

関連コンテンツ



目次(もくじ)
閉じる